シーア・コルボーン 原著
ダイアン・ダマノスキ 原著
ジョン・ピーターソン・マイヤーズ 原著
長尾 力 翻訳
『環境ホルモン』すべてはこの1冊から始まった。
合成化学物質とその安全性にまつわる驚くべき最新情報を描き、
発刊と同時に論争を巻き起こした、21世紀への警告の書をオーディオブック化!
原著者による3章分の書き下ろしと日本の現状に関する解説を追加した、97年刊の増補改訂版。
人間の活動がいかにして環境に、そして人間自身に影響を与えてきたかを明らかにする、衝撃の一冊です。
膨大な科学データをもとに、人間の活動によって生み出された合成化学物質が
地球の動植物の生態を変化させ、多くの野生動物を死滅させたうえ、
人間の生殖機能にも影響を与える、という本書の報告は、発刊直後に一大センセーションを巻き起こしました。
外因性内分泌撹乱物質(環境ホルモン)と呼ばれるこの物質の存在を世に知らしめた本書の指摘は、
様々な科学研究により、新たな事実が提示され20年以上を経た今日でも、
人間活動が環境に与える影響の大きさとその恐ろしさを伝えています。
私たちの生活と、自然環境の変化とは、どのように結びついているのか。
私たち一人一人は、どのように考え、行動すればよいのか。
科学者による警告という形で人間活動の本質を暴いた本書は、あなたにとって決して無関係ではありません。
あなた自身が自然環境について考え、行動するきっかけを与えてくれることでしょう。
(出典:audiobook.jp)
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
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1刷 | 085 右から1行目 |
未 | 未 |
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2021.03.24 | ||||
1刷 | 265 左から5行目 |
未 | 未 |
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2021.03.24 | ||||
1刷 | 327 左から2行目 |
未 | 未 |
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2021.03.24 |
ひろき@巨人の肩 さん
2019-08-14
Audiobook。奪われし未来の正体、それは内分泌撹乱による生殖異常。所謂、環境ホルモンの人体への巧妙な侵食機構と生物兵器並みの毒性に絶句する。性ホルモンとは体内の情報伝播物質であり、胎児期の一次性徴での性形成を制御する。生殖異常を誘発するホルモン濃度は極微量。環境ホルモンとは難分解性の性ホルモン代替物質であり、母体の蓄積物が胎児に影響する。また一次性徴はセントラルドグマ同様、生物普遍の機構であるため、人のみならず生態系全体に環境ホルモンの蓄積と胎児期の濃度異常による生殖異常をもたらす。
佐島楓 さん
2018-10-15
環境ホルモンやダイオキシンという言葉をほとんど聞かなくなったが、それらの危険性を指摘したのがこの本であった。男女共に戦慄する内容であり、現在の研究の進捗状況を知りたいと思う。最近でもプラスチックのペレットに関する報道はあったが、あくまで動物が飲み込んで死んでいるという文脈だった。こういった内容が忘れ去られることがあってはならない。
そんれい さん
2020-02-11
レイチェル・カーソンが『#沈黙の春』で合成殺虫剤が人体を汚染する経緯を詳細に記した。この本は、カーソンの志をつぎ、合成化学物質がホルモン分泌系の作用をどのように撹乱しているかを、コルボーンが解明していくように語られる。便利な化学製品や食べ物に対する問題意識をしっかりと持って、商品として販売していても安易に購入して使用したり食したりしないようにしなければ。