萩本 順三 著
本書は、ITのエンジニアから出発し、ITアーキテクト/コンサルタントとしての
実績を積んだ著者が、ビジネスの手法として確立した方法論「匠Method」をベースに、
企業や業務の価値を発見し、創造する手法を解説しています。
「匠Method」は、論理的に構造化していく思考(システム思考)からスタートし、
そこに感性的な思考(デザイン思考)を融合させ、2つの思考を行き来させることで
創造性をはぐくむ手法です。
本書では「価値のデザイン」、ビジネス要求からの「表現」や「活動」などをつなぐ
方法を通じ、サービスの立ち上げから展開、ブランディングの考え方、プロジェクトの
作り方を紹介しています。
【推薦の言葉】
「匠Methodは、日本が大切にしてきた〈言葉〉の力と、
ソフトウェア工学に起源をもつ〈モデリング〉という手法によって、
共感をベースに置く、〈日本発のアジャイル手法〉といえる」――平鍋健児氏
【著者紹介】
萩本順三(はぎもと・じゅんぞう)
株式会社匠Business Place 代表取締役社長。
90年代から独自のオブジェクト指向開発方法論を開発し、
ITのコンサルタントとして活躍。2000年に仲間と(株)豆蔵を立ち上げ、
要求開発方法論を公開。
2009年に匠BusinessPlace を起業し、ビジネス企画、製品企画、業務改革、
プロジェクトデザイン、部門デザイン、キャリアデザインなど活用領域を広げる。
慶應義塾大学大学院 SDM 研究科、早稲田大学 理工学術院のなどの教員も務める。
【内容・目次】
第1章 デザイン思考とシステム思考の融合
第2章 「価値のデザイン」から始める匠Method
第3章 ステークホルダーの価値をデザインする「価値分析モデル」
第4章 要求のモデルから戦略的活動を生み出す
第5章 ブランディングの本質は「表現」と「活動」を強くすること
第6章 自動車業界を事例にブランディングアプローチを考える
第7章 ArchBRANDINGサービスの立ち上げ
第8章 ブランディング・プロジェクトはどのように進めるのか?
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