対人援助の現場で使える 質問する技術 便利帖(大谷 佳子)|翔泳社の本
  1. ホーム >
  2. 書籍 >
  3. 対人援助の現場で使える 質問する技術 便利帖

対人援助の現場で使える 質問する技術 便利帖


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798159881
定価:
1,980(本体1,800円+税10%)
仕様:
B5変・160ページ
カテゴリ:
介護・福祉
キーワード:
#ヘルスケア,#福祉資格,#社会,#生活情報
シリーズ:
現場で使える便利帖
紙の書籍

なんとなく「質問」していませんか?
【心理学】に基づいた便利帖シリーズ、
第2弾は「良い質問とそのパワー」です!

対人援助の仕事は、相談からスタート。
相手の状況や気持ちを知るために、
要所要所での「質問」が不可欠です。

とはいえ漠然と質問をするだけでは、
相手から大事な話を引き出すことは難しいもの。

本書では、「情報収集の技法」としてだけでなく、
相手が話したいことを引き出して会話をはずませる
重要な「コミュニケーション・ツール」として
質問のテクニックを解説します!

上手な質問ができるようになると、
現場のさまざまな支援に活用できるだけでなく、
職場内の人材育成(後輩へのコーチングなど)への
効果も期待できますよ♪

■■■本書のポイント■■■
・心理学をベースとした、質問の技術をやさしく解説
・心理学用語からも引ける
・「チェックリスト(質問するときの癖、聴くときの癖など)や
 演習用ワークシートもご用意
・ワークシートはWebにてダウンロード提供

■■■著者について■■■
大谷佳子
Eastern Illinois University, Honors Program心理学科卒業、
Columbia University, Teachers College教育心理学修士課程修了。
現在、昭和大学保健医療学部講師。認定看護管理者制度ファーストレベル
教育課程、及びサードレベル教育課程講師。認知症介護実践リーダー研修
講師。介護相談員養成研修講師。
その他、医療、福祉、教育の現場の援助職を対象に、コミュニケーション
研修及びコーチング研修、スーパービジョン研修などを担当。
主な著書に、
『対人援助の現場で使える聴く・伝える・共感する技術便利帖』(翔泳社)、
『基礎から学ぶ介護シリーズ利用者とうまくかかわるコミュニケーションの基本』
『介護の○と×シリーズ コミュニケーション○と×』(中央法規出版/共著)など。

心理学に基づいた気づかせて引き出すテクニック!
こんなコミュニケーションになっていませんか?

「理解できましたか?」「参加ということでよろしいですね?」「問題はありますか?」などの質問は、「はい」か「いいえ」で回答するクローズド・クエスチョンです。保健師は、渡辺さんにクローズド・クエスチョンのみを使って質問していました。しかし、クローズド・クエスチョンばかりでは、会話は広がりません。

本書の技術を使えばこう変わる!

オープン・クエスチョンで、渡辺さんの考えや気持ちを話してもらいましょう。その答えをしっかり傾聴することが大切です

関連する心理学の知識も学べる

本書は、質問の技術だけでなく、関連する心理学の知識や、近年注目されているスキルについて知ることができます。読みものとして、はじめから通して読んでもよいでしょう。

便利帖として必要な時に参考にできる

必要なときに、必要なページを引いて参考にできるように工夫しています。また、具体的な場面や具体的な行動が見出しになっています。目次から、知りたい技術を探してみましょう

研修のネタ本として職場内研修で活用できる

本書には、質問力を振り返るチェックリストや、さまざまな質問の技術を学ぶためのワークシートが付いています。ダウンロードして、職場で研修や勉強会に活用することもできます。

自分自身のワークブックとして使える

本書の第3章扉に「あなたの質問するときの癖」と、第5章扉に「あなたの聴くときの癖」が付いています。最初にチェックリストにチャレンジして、今のあなたの質問の癖や聴く力を振り返ってみましょう。不足している技術のページから読むと、効率よく学習することができます。

第1章 もっと質問してみよう
 上手に質問できる援助職になろう
 質問して、引き出そう
 COLUMN:ナラティブアプローチ
 質問して、確かめよう
 COLUMN:対人認知
 質問して、好意を伝えよう
 質問して、会話を弾ませよう
 質問して、思考や気づきを促そう
 COLUMN:脳を活性化するのはアウトプット
 質問して、表現してもらおう
 COLUMN:他職種や上司に相談するときの質問

第2章 質問力を高めよう
 質問は、一度に1つ!
 質問は短く、シンプルに!
 相手が話したいことを質問!
 質問で、広げる!
 質問で、深める!
 COLUMN:司法面接
 質問で、具体化する!
 ポジティブに質問!
 答えたくなる一言をプラス!
 COLUMN:「 お世辞を言う」と「褒める」は違う
 COLUMN:問いかけを変えると反応が変わる?!

第3章 この質問では上手くいかない
 ワークシート:あなたの質問するときの癖は?
 相手を萎縮させてしまう質問
 COLUMN:合理化
 ワークシート:「なぜ」「どうして」を使わない質問
 相手がプレッシャーを感じる質問
 相手を混乱させてしまう質問
 COLUMN:これもダブルバーレル質問
 相手を誘導してしまう質問
 COLUMN:誤前提暗示
 相手を困らせてしまう質問
 相手を不愉快にさせてしまう質問
 COLUMN:自己開示の目的
 相手を置き去りにする質問
 COLUMN:尋問口調

第4章 こんなときはこの質問!
 「はい」「いいえ」を特定したいとき
 ワークシート:クローズド・クエスチョン
 思いや考えを引き出したいとき
 ワークシート:オープン・クエスチョン
 程度を把握したいとき
 ワークシート:スケーリング・クエスチョン
 ポジティブに考えることを促したいとき
 COLUMN:ポジティブ心理学
 ワークシート:肯定質問
 未来志向で考えることを促したいとき
 ワークシート:未来質問
 解決のヒントを見つけたいとき
 COLUMN:学習性無力状態
 努力を承認したいとき
 見方を変えるとき
 COLUMN:2つの質問の組み合わせ

第5章 訊いたら、聴く
 ワークシート:あなたの聴くときの癖は?
 COLUMN:聞く、聴く、訊く
 反応を示しながら聴こう
 受けとめて共有しよう
 理解したことを共有しよう
 COLUMN:相手の話を聞き逃すタイミング
 ワークシート:繰り返しの技法・言い換えの技法
 事実を確認しよう
 感情を確認しよう
 COLUMN:同情と共感
 ワークシート:共感の技法
 表現をサポートしよう
 COLUMN:建前と本音
 考える時間を保証しよう
 COLUMN:沈黙を破るタイミング
 情報を整理しよう
 熱心に耳を傾けていることを表現しよう
 COLUMN:話す意欲を低下させる防衛姿勢

第6章 質問力を援助に活かそう
 質問力で対話を進める
 質問力で解決志向の援助をする
 COLUMN:解決志向アプローチ
 質問集:解決志向アプローチに有効な質問例
 質問力で行動変容を援助する
 質問力で自己決定を支援する
 質問集:目標達成をサポートする場合(GROWモデル)の質問例
 質問集:問題解決をサポートする場合の質問例
 質問力で意欲を高める
 質問力でストレスを緩和する
 COLUMN:心理社会的ストレスモデル
 質問集:ストレスを緩和させるために有効な質問例

会員特典はこちら

お問い合わせ

内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。

正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。

利用許諾に関するお問い合わせ

本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。

追加情報はありません。
この商品の「よくある質問」はありません。

ご購入いただいた書籍の種類を選択してください。

書籍の刷数を選択してください。

刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。

現在表示されている正誤表の対象書籍

書籍の種類:

書籍の刷数:

本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。

対象の書籍は正誤表がありません。

最終更新日:2020年08月25日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 088
「Worksheet スケーリング・クエスチョン」見出し下の1行目
4刷
以下の質問は、程度を尋ねるオープン・クエスチョンです。
以下の質問は、理解の程度や出来具合を尋ねる質問です。
2020.08.25
1刷 奥付
発行年
2刷
2019月
2019年
2020.03.19

感想・レビュー

海星梨 さん

2021-03-12

対人援助職に読者対象を絞るのがもったいない気がする。

ゆみちき さん

2021-12-23

★★★★★ 良書。 キャリコン試験を受ける前に読んでおけばよかったー。自分が頭を捻って考えた質問たちがきちんと纏まってる! 具体的な質問例が載っているので、自分で理解し落とし込んで普段から使えるようにしたい。

とわも さん

2021-12-16

ためになった。質問力はアセスメント力とはまた違うものだとは思うが、やはりクライエントと関係性を作っていく上で大切なものだと感じている。本書は読みやすく書かれていて図も豊富で頭に入って来やすかった。