戦略的な情報システム開発に携わるITエンジニアには、ITスキルに加えて対象システムの業務知識も求められます。しかし、システム開発で必要となる業務知識は多岐にわたり、また全体像を把握しづらいため、実務を通して経験しなければ、なかなか身に付くものではありませんでした。
本書は、そうしたITエンジニアのニーズを捉えて業務知識入門書として大ヒットした『ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本』の改訂版です。主要な6分野の業務知識を多くのキーワードを用いて簡潔に解説しており、効率よく業務知識の全体像をつかむことができます。
第5版となる本書では、最新の社会情勢や関連法規などに対応して、内容を刷新。エンジニアが業務を理解することで、ユーザーと同じ言葉で適切なソリューションを提案できるよう、必須の知識を体系的にまとめています。
【目次】
第1章 会社経営
第2章 財務会計
第3章 販売管理
第4章 物流・在庫管理
第5章 生産管理
第6章 人事管理
第1章 会社経営
1-1 第4次産業革命の時代を迎えて
1-2 会社とは
1-3 経営組織
1-4 経営戦略
1-5 情報技術を活用した事業戦略の立案 ITストラテジストの役割
1-6 マーケティング
1-7 管理会計
第2章 財務会計
2-1 会計処理が必要な理由
2-2 代表的な財務諸表
2-3 標準的なスケジュール
2-4 簿記
2-5 決算
2-6 手形
2-7 資金調達
2-8 固定資産管理
2-9 リース
2-10 会計ソリューション
2-11 内部統制報告制度
2-12 帳簿書類の保存
2-13 IFRS(International Financial Reporting Standards)
第3章 販売管理
3-1 新規取引開始
3-2 受注
3-3 売上
3-4 債権管理
3-5 発注
3-6 仕入
3-7 債務管理
3-8 輸出入取引
第4章 物流・在庫管理
4-1 在庫
4-2 在庫場所
4-3 在庫の引当
4-4 出庫(出荷)
4-5 入荷(入庫)
4-6 棚卸
4-7 棚卸資産の評価
4-8 マテハン機器
4-9 物流
第5章 生産管理
5-1 製造業の組織構造
5-2 生産方式
5-3 生産計画
5-4 製造実績情報の収集と進度管理
5-5 原価計算
5-6 ABC/ABM
5-7 損益分岐点分析(CVP分析)
第6章 人事管理
6-1 働き方改革
6-2 雇用形態
6-3 評価制度
6-4 等級制度
6-5 賃金制度
6-6 HRM/HCMシステム
6-7 福利厚生制度
6-7 健康保険
6-9 厚生年金保険
6-10 労働保険
6-11 所得税
6-12 住民税
6-13 人事部門の業務
6-14 給与管理システム
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 019 表1-4 「VRIO」欄 3つ目 |
6刷 | 済 |
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2021.09.02 | ||||||
1刷 | 021 図1-14 |
7刷 | 済 |
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2023.02.27 | ||||||
1刷 | 049 「(3)エンゲージメント・マーケティング」3~4行目 |
6刷 | 済 |
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2022.01.19 | ||||||
1刷 | 142 「金融商品取引法」目的の下の文 |
6刷 | 済 |
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2021.08.27 | ||||||
1刷 | 206 【最近の改正】箇条書き1つめ 2~3行目 |
3刷 | 済 |
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2020.02.03 | ||||||
1刷 | 219 「■顧客がITエンジニアに期待する業務知識のレベル」下から2行目 |
6刷 | 済 |
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2021.12.01 | ||||||
1刷 | 386 「業務知識の章末チェック」の「給与管理システム」 |
6刷 | 済 |
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2021.06.03 |
solaris さん
2019-02-04
会社経営から財務、販売・仕入・在庫・生産管理、それでもって人事管理まで含んでいるから、範囲が広すぎ、全体的に内容が浅い感じがする。同時期に購入した、梅田弘之さんのデータベース設計シリーズの方が販売管理、生産管理システムを理解するには適していて、そちらの方は何回も見直している。この本は概要だけ分かればOKな感じ。プロマネ対策本としてはお世話になった方であり、同じクオリティを保っていると思う。
添田和優 さん
2022-03-22
【読書前】バックオフィス業務について概要を学んで適切な提案をできるようにする【気づき、学び】①経費精算システムは、営業マンが入力するものであり、会計システムは経理が入力するもの②勘定項目に分けることが仕訳③財務会計=対外的であり、管理会計=社内向け④決算の流れは、会計の締め→各部門からの数値集計→整合性の確認→報告→予算分配⑤決算の公表は45日以内【読書後】スケジュール感を配慮した提案をする
美影ネコ さん
2021-12-31
隅々まで、要約しつつ、勉強するように読み理解を深めました。本当にあらゆる業種の業務知識をみっちり詰め込んだ本で、内容としてはかなり重く感じます。それをITエンジニア(主に上流のSEやコンサル)の視点からどう考えるべきかがよく書かれています。上流のSEやコンサルのスキルアップ、IPA資格のストラテジの勉強やITストラテジスト試験勉強を行う際におすすめだなと思いました。