「おしゃれに」「可愛く」「かっこよく」「シンプルに」など、
デザインのクライアントからよく要望される言葉ですが、
これらは漠然としていて、
受け止め方は人によってさまざまです。
あとからズレに気付いて、
「あれ、違ってた」ということもよくあります。
本書は、そんなトラブルにそなえて、
クライアントとどんな言葉のやり取りをすれば、
的確に、効率的にデザインを決めていくことができるかを、
架空の事例をもとに解説します。
ヒアリングから、ラフ、提案、修正、校了まで、
クライアントとデザイナーの会話をベースに、
実戦形式で解説していくので、
コミュニケーションでつまづくことが多い方にも
わかりやすく理解できます。
本書を活用すれば、
デザイナーは「やり直し」がなくなるだけでなく、
さまざまな要望に的確に応えられるようになるはずです。
〈デザインの打ち合わせ5カ条〉
(1)お役に立ちたいと全神経を集中すべし
(2)クライアントの先にいる顧客を想像すべし
(3)クライアントさえ気付いていない要望を汲み取るべし
(4)恐れず提案、ブレストすべし
(5)誰に何を届けたいのかをクライアントと共有しておくべし
〈CONTENTS〉
CHAPTER 01 ポスター
CHAPTER 02 名刺
CHAPTER 03 ショップカード
CHAPTER 04 フライヤー
CHAPTER 05 ロゴ
CHAPTER 06 パンフレット
CHAPTER 07 パッケージ
デザインしたあとに、クライアントとのズレに気づいて「あれ、違ってた?」ということがよくあります。本書は、クライアントとデザイナーの会話と作例で、デザインができあがるプロセスを俯瞰できるデザイン本です。ヒアリングから、ラフ、提案、修正、校了まで、クライアントとデザイナーの会話と事例をベースに解説していくので、コミュニケーションでつまづくことが多い方にもわかりやすく理解できます。
<こんな方におすすめです>
□もっとスキルアップしたいデザイナー
□上手にデザインを発注したいクライアント
□デザインを学びたい方全般
クライアントとの打ち合わせ⾵景です。どんな内容の発注なのか、何を期待して依頼したのかを確認しましょう。
打ち合わせの内容からラフを作っていきます。デザイナーがどんなことを意識しているか解説をしています。
イメージに合う写真やフォント、配⾊を考えていきます。選定のポイントをチェックして、⾃分ならどんな素材を選ぶか考えましょう。
ラフを元に制作したデザインを、クライアントに確認してもらいます。主にデザインのNG ポイントを解説しています。
初校を修正したデザインを再度クライアントに確認してもらいます。デザインのOK ポイントや、NG ポイントを解説しています。
3 度⽬のデザインチェックです。デザインのOK ポイントや、NG ポイントを解説しています。
デザインが完成しました。OK ポイントをチェックし、どんなデザインになったのか確認しましょう。
成果物をクライアントに納品して案件が終了します。どんな気づきや学びがあったのか、完成したデザインを⾒ながら、振り返ってみましょう。
Chapter 01 ポスター
CASE 01 大学生向け求人募集ポスター
Case 02 パーソナルトレーニングジムOPENポスター
Case 03 発酵スープごはんのお店OPENポスター
Case 04 邦画のロードショーポスター
Case 05 5Gスマホ新商品ポスター
Chapter 02 BUSINESS CARD[名刺]
Case 01 テクノロジー企業の名刺
Case 02 税理士事務所の名刺
Case 03 カリスマ美容師の名刺
Case 04 クリエイティブ系出版社の名刺
Chapter 03 SHOP CARD[ショップカード]
Case 01 ベーカリーのショップカード
Case 02 フラワーショップのショップカード
Case 03 歯科医院の診療案内カード
Case 04 鮨店のショップカード
Chapter 04 FLYER[チラシ]
Case 01 会計事務所の案内チラシ
Case 02 WEBコンサルの販促チラシ
Case 03 女性向けスパのメニューチラシ
Case 04 地域イベントスケジュールチラシ
Case 05 インテリア家具のセールチラシ
Chapter 05 LOGO[ロゴ]
Case 01 アプリ開発会社のロゴ
Case 02 宅配サービスのロゴ
Case 03 ヨガスタジオのロゴ
Case 04 クラフトビールの新商品ロゴ
Case 05 シャンプーの新商品ロゴ
Chapter 06 PAMPHLET[パンフレット]
Case 01 エンジニア系企業の会社案内
Case 02 WEBソリューション系企業の(社⻑挨拶)案内
Case 03 ファッション専門学校の案内パンフレット
Case 04 病院案内パンフレット
Chapter 07 PACKAGE[パッケージ]
Case 01 レモンのお菓子のパッケージ
Case 02 日本酒のパッケージ
Case 03 ハーブティーのパッケージ
Case 04 口紅のパッケージ
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刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
キリル さん
2021-03-14
発注から納品まで、デザインが出来上がる工程が分かりやすく紹介されています。完成まで3段階に分けて途中経過とその反応が書かれているので、道のりが分かりやすいですし、基本的には初稿での要素を引き継いでブラッシュアップしていくので、各ステップ間で工夫が比較しやすく勉強しやすかったです。デザインを考える際にはまず素案を考えるところが一番苦労するところですが、本書ではその部分もラフとして1ステップ置いて触れられており、レイアウト・フォント・配色の選定ポイントをデザイナーがどう考えているのかも知ることができました。
Go Extreme さん
2021-02-25
デザインってどう決めていくの? クライアントとデザイナーのやりとりはさまざま デザインをブラッシュアップしていく工程をわかりやすく 発注から納品までーデザインがでっきあがる工程を8ページで解説 打合せ→ラフ政制作→素材選定→初校デザイン→再校デザイン→三校デザイン→校了デザイン→納品
med さん
2021-05-23
デザイン案と合わせて、打ち合わせから校了までの流れが記載されていて分かりやすかった。 手書きのラフから完成まで、細かく教えてくれる本はあまり無いと思うので勉強になった。 この本のためにたくさんの事例を作成されて、どれだけの手間が掛かったのか、とか考えてしまう……。