企業や組織において、複数のクラウドサービスの利活用が当たり前の時代となり、ビジネスや業務を支援するIT基盤やサービスとしてクラウドの活用はIT部門において重要な選択肢となっています。一方で、クラウド利用に対して不安を抱える企業がいまだ多く、実際にクラウド特有のインシデントや障害、法令、リスクなども数多く存在します。
IT部門は、クラウドのリスクを正しく理解し、積極的に使いこなすためにはどのようなポイントを押させておくべきでしょうか。本書『マルチクラウド時代のリスクマネジメント入門』は、企業・組織におけるクラウド活用を支援しているKPMGコンサルティングの専門コンサルタントが、クラウド利用にまつわる様々な課題(技術、法律、組織)とその対応策を最新の企業事例を交えて分かりやすく解説します。
第1章 クラウド登場から10余年、日本企業のクラウド導入状況はどうなってる?
第2章 いまだ払拭しきれないクラウドに抱く"不安の正体"とは?
第3章 その責任はクラウドサービスベンダー側? それとも企業側? クラウドサービスの「責任分界点」をあらためて整理してみよう
第4章 その契約内容で本当に大丈夫ですか?導入企業が必ず注意しておきたいクラウドサービス契約上のポイント
第5章 GDPR、個人情報保護法…クラウドサービスを取り巻く国内外の法規制とリスク対応
第6章 対岸の火事ではない!クラウドサービス利用で起こりうる事故とは?
第7章 クラウドのメリットを最大限に活かすための留意点
第8章 障害対応の長期化、セキュリティ、サービス管理の複雑化…マルチクラウド環境で想定されるリスクへの対応法
第9章 経営層から「クラウドで大丈夫か?」と聞かれたらどう答えるべきか?
第10章 クラウドを利用しないことがリスクになる時代!リスクを正しく理解し、積極的に使いこなす
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。