エンジニアが学ぶ生産管理システムの「知識」と「技術」(石川 和幸)|翔泳社の本
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エンジニアが学ぶ生産管理システムの「知識」と「技術」


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798162676
定価:
2,860(本体2,600円+税10%)
仕様:
A5・280ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
紙の書籍

生産管理の業務とシステム化のポイントがわかる
最新動向もしっかりフォロー

生産管理システムの導入は複雑で難易度の高い仕事です。
生産活動自体が複雑で、さまざまな階層を持っています。
そのため、エンジニアは生産管理に関わる全体像を把握し、
組織・機能を横断して業務プロセスを設計し、
適切なシステムを適用しなければなりません。

本書ではエンジニアが押さえておくべき
生産管理の業務プロセスの知識から、
生産管理システムの導入・構築のポイントまで解説しています。

さらに、生産管理におけるビジネスとテクノロジーの最新動向を掲載。
経営と製造工程の可視化に適したERPとMES、
機器の監視制御を自動化するSCADA、
高度な分析ができるデータベース機能を持つBI、
グローバル化に欠かせないPLMなどのシステム知識も身につきます。

【本書のポイント】
●生産管理システムの導入・構築に必要な
「業務プロセス」と「システム化」のポイントがわかる
●生産管理に関する幅広い知識を体系的に学ぶことができる
●組織間の連携がしやすいシステムを設計できるようになる
●生産管理に関わる「原価管理」「KPI管理」も解説

【本書の構成】
第1章 製造業に大きな変革の波が押し寄せている
第2章 生産管理とは何か?
第3章 生産管理業務と関連システム(1)生産マネジメント
第4章 生産管理業務と関連システム(2)製造・工程管理
第5章 生産管理業務と関連システム(3)原価管理
第6章 KPI管理と可視化システム
第7章 生産管理におけるビジネスとテクノロジーの潮流
第8章 生産管理システムを導入する成功のステップ

エンジニアが学ぶ「知識」と「技術」
生産管理の全体像を知り、業務と連携したシステムを設計できるようになる

生産管理の全体像を知り、業務と連携したシステムを設計できるようになる

生産活動を取り巻く環境が複雑化し、個別最適でプログラムを組む時代は終わりました。本書では、システム設計に必要な、生産マネジメントや製造・工程管理、本社と工場の情報ネットワーク、製造設備、原価管理などの業務プロセスについて解説しています。

システムの最新動向がわかる

システムの最新動向がわかる

経営と製造工程の可視化に適したERPとMES、生産順序を最適化するスケジューラー、機器の監視制御を自動化するSCADA、高度な分析ができるデータベース機能を持つBI、製品の構成管理とライフサイクル管理に欠かせないPLMといったシステムの最新知識も解説しています。

生産管理に関わる人が押さえておくべき基礎知識が身につく

生産管理に関わる人が押さえておくべき基礎知識が身につく

生産計画や資材所要量計算、能力計画、原価管理など、生産管理システムの導入や再構築に携わるエンジニアなら知っておくべき生産管理の業務の基本が身につきます。

原価管理、KPI管理についてもしっかりフォロー

原価管理、KPI管理についてもしっかりフォロー

生産管理に携わるエンジニアには、さまざまな知識が求められています。しかし、生産管理に関する書籍の多くは原価管理について触れていません。本書では、原価管理とともに生産と現場を管理するための管理指標も紹介。生産管理業務を可視化する方法がわかるので、生産活動のサイクルを上手に回していくことができます。

※紙の書籍と電子書籍でレイアウトが異なります。

第1章 製造業に大きな変革の波が押し寄せている
1-1 作れば売れる時代の考えでは工場はマネジメントできない
1-2 人に依存したモノづくり志向では日本の工場はもたない
1-3 生産管理は生産マネジメントと製造・工程管理を峻別
1-4 生産マネジメント機能・システム構築が重要
1-5 QCD管理は当たり前、原価管理を含めたサイクルを高速・高度化する
1-6 生産管理におけるグローバルマネジメント視点の欠落は致命的
1-7 IoT・ロボットで工場のシステム化を進める
1-8 生産管理を重要スキルと認識して人材育成
1-9 生産管理とエンジニアリングチェーンとの連携課題
1-10 生産管理の業務を再定義する
COLUMN 生産管理の未来(1)生産管理システムの再構築の大波

第2章 生産管理とは何か?
2-1 生産管理の目的は工場の収益性を高めること
2-2 生産マネジメントと工程管理、購買管理を識別する
2-3 生産マネジメント業務は計画、資材所要量計算、原価計算
2-4 製造・工程管理で管理すべきは指示、実行、実績、進捗
2-5 購買・発注・納期管理とソーシングを識別する
2-6 生産活動の収支を管理する原価管理
2-7 生産管理に関わる周辺業務とその関連
2-8 生産マネジメントとしての工場横断・グローバルマネジメント
COLUMN 生産管理の未来(2)Production Controlは生産管理か?

第3章 生産管理業務と関連システム(1)生産マネジメント
3-1 業務の流れから見た生産管理
3-2 生産マネジメントの核は計画管理と原価管理、KPI管理
3-3 最初に押さえるサプライチェーンの計画連鎖とサイクル・バケット
3-4 生産管理機能(1)中長期生産計画・能力計画のプロセス
3-5 生産管理機能(2)中長期調達計画・ソーシングのプロセス
3-6 生産管理機能(3)短期生産計画・資材所要量計算プロセス
3-7 生産管理機能(4)所要量展開:資材所要量、製造・購買指図発行
3-8 生産管理機能(5)MRPと製番管理の違いとWBS所要量展開
3-9 周辺・特殊業務:BOM管理とレシピ管理
3-10 生産管理機能(6)製品データ管理とBOM管理、設計プロセス連携
3-11 生産管理機能(7)新製品計画・試作における業務連携プロセス
3-12 製品ライフサイクルに関わる周辺業務
3-13 グローバル需給管理、グローバル調達管理
COLUMN 生産管理の未来(3)個別部門の利害代表ではなく経営のプロへ

第4章 生産管理業務と関連システム(2)製造・工程管理
4-1 製造・工程管理:小日程計画、作業展開、製造指示
4-2 生産管理機能(8)工程管理:製造指示、出庫指示、計量指示、製造統制、実績収集
4-3 工程管理(1)指図受領、工程展開、製造指示作成、ロット管理
4-4 工程管理(2)MES、PLC、HT、制御盤、設備に製造指示を連携
4-5 工程管理(3)MES、PLC、HT、制御盤、設備、SCADAに実績データを連携
4-6 発注による入庫予定と入庫消込、在庫の引き落とし
4-7 完成品の入庫と調達品の入庫の連携
4-8 支給管理:有償支給と無償支給対応
COLUMN 生産管理の未来(4)経験主義からフレームワークへ

第5章 生産管理業務と関連システム(3)原価管理
5-1 総合原価計算と個別原価計算、全部原価計算と直接原価計算
5-2 5つの原価計算と製造原価報告書の作成
5-3 工程認識と指図構造、原価積算の流れと直接費、間接費配賦
5-4 生産管理機能(9)生産マネジメント:実績による製造指図消込、原価積算
5-5 損益分岐点分析とコストダウン
5-6 利益管理と相違するキャッシュフロー管理
5-7 特殊な原価管理:活動基準原価計算、スループット会計
COLUMN 生産管理の未来(5)生産戦略にファイナンス視点を持つ

第6章 KPI管理と可視化システム
6-1 製造実績管理と管理指標(KPI)管理
6-2 アンドンでの可視化、制御盤、PLCでの可視化
6-3 コンポーネント/デバイスレイヤーとデータ管理レイヤーを標準化する
6-4 業務へのフィードバックとしてのKPI
6-5 BIによる階層化したデータの可視化、DB、DWH、データマート、Viewer
6-6 工場のITインフラとKPI管理の課題
COLUMN 生産管理の未来(6)机上のKPI管理を改め戦略に合致したKPIへ

第7章 生産管理におけるビジネスとテクノロジーの潮流
7-1 生産管理を標準化し、世界中どこでも同じマネジメントを目指す
7-2 生産のグローバルマネジメントと工場統合マネジメントへの進化
7-3 弱体化するエンジニアリングチェーン、生産技術部門の強化
7-4 IoTとMES、SCADA、生産管理システム、BIが作る知的工場
COLUMN 生産管理の未来(7)DXと情報システム部門の戦略部門化
COLUMN 生産管理の未来(8)SCM/DCMとしての再構築と統合

第8章 生産管理システムを導入する成功のステップ
8-1 全体ステップと体制の構築
8-2 生産管理システム導入成功のステップ1 目的と目標の設定
8-3 生産管理システム導入成功のステップ2 現状調査
8-4 生産管理システム導入成功のステップ3 構想策定
8-5 生産管理システム導入成功のステップ4 業務設計とグランドデザイン
8-6 生産管理システム導入成功のステップ5 パッケージ選定
8-7 生産管理システム導入成功のステップ6 ITベンダー選定
8-8 生産管理システム導入成功のステップ7 要件定義
8-9 生産管理システム導入成功のステップ8 設計・開発・移行・テスト
8-10 生産管理システム導入成功のステップ9 カットオーバーと定着化
8-11 生産管理システム導入成功の視点(1)プロジェクトマネジメント
8-12 生産管理システム導入成功の視点(2)人材育成とコンサルタントの活用
8-13 生産管理システム導入成功の視点(3)パッケージか?手作りか?の選択
8-14 生産管理システム導入成功の視点(4)クラウドか?オンプレミスか?の選択
8-15 生産管理システム導入成功の視点(5)ユーザー重視と経営重視の選択

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最終更新日:2024年04月11日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 097
「中長期調達計画・ソーシング」の図
4刷
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2024.04.11
1刷 104
短期生産計画・資材所要量計算のプロセス
4刷

(画像クリックで拡大)

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2022.09.20
1刷 172
図「全部原価計算と直接原価計算の特徴」の「直接原価計算」の固定費の吹き出し
3刷
固定費も変動費もすべて原価算入されるため、操業度(稼働率)が高いほど原価率が下がる
固定費が配賦されないため、操業度(稼働率)に影響されずに原価状況を把握できる。価格検討や利益計算に役立つ

※リフローEPUBの場合、「5-1 総合原価計算と個別原価計算、全部原価計算と直接原価計算」の2つ目の図が該当箇所になります。
2022.05.12
1刷 189
図「キャッシュフロー計算書の作成の流れ」
3刷

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

※リフローEPUBの場合、「5-6 利益管理と相違するキャッシュフロー管理」の1つ目の図が該当箇所になります。
2022.05.20

感想・レビュー

Keisuke Miura さん

製造業の生産管理システムについて設備機器のレイヤからデータマネジメントのレイヤまで、網羅的に解説されている。これ一冊で大体のことが理解できる。 生産管理の業務を軸に解説されているので、工場の業務に馴染みのなかった人にも理解しやすいと思われる。 すみずみまで理解することはむつかしいので、必要に応じて解説書として使うとよいと思う。 章ごとのコラムは読みやすかった。