【以下のような自治体・商店街・企業のリーダー層におすすめ】
●訪日客の受け入れ体制を整え、リピーターを生みたい方
●地域にお金を落としてもらいたい方
●地域で連携して施策効果を増やしたい方
●インバウンド人材の確保・育成の方法を知りたい方 etc.
【2020年からはインバウンド受け入れ対策が必須!】
政府は「2020年に訪日客4000万人」を目標とし、
2020年に東京オリンピック・パラリンピック、
2021年にワールドマスターズゲームズ関西、
2025年には大阪・関西万博が開かれます。
こうした世界的なイベントでは、
これまでの日本文化や歴史を目的とする、
狭義の観光と同じような対応ではうまくいきません。
ですから、自治体、百貨店、小売店、宿泊、交通など、
現在は日本人を相手にしているあらゆる業界で
インバウンド対応が必要なのです。
【重要なのは「エリア目線」】
しかし、1つの施設のことだけを
考えた対策では上手くいかず、
商店街や町単位などエリア目線で考えた
対策をとる必要があります。
本書で訪日客の受入環境を整える方法を学び、
滞在時間・消費金額・リピート率を増やしましょう。
【本書の特徴】
●国別傾向や推移、行き先や目的など訪日客の実態をつかめるデータを掲載
●「インバウンド対応とは?」という基本知識から、
最新動向に合わせた解決策までを図解とともに丁寧に解説
●成功事例が豊富だから参考にできる。取材記事も掲載!
●政府が創設した、訪日客受入れ策の指針となる「おもてなし規格認証」と
「トラベラー・フレンドリー認証」の解説つき
【目次】
1章 インバウンド対応はなぜ必要なのか?
2章 「インバウンド対応」のための5つのステップ
3章 「お金」をぐっと使いやすくする環境のつくり方
4章 滞在中の「満足度」をアップさせ、集客を強化する
5章 「滞在時間」を伸ばし、稼ぐチャンスを増やす
6章 過去・現在・未来の3つの視点で考える「リスク管理」
7章 多様なニーズに応えるダイバーシティ対応
8章 「インバウンド人材」の育て方・集め方
9章 インバウンド対応の指針となる「おもてなし規格認証」のご案内
第1章 「インバウンド対応」はなぜ必要なのか
01 インバウンド施策には「集客」と「受け入れ(対応)」がある
02 インバウンド対応とは具体的にはどういうこと?
03 なぜ「エリア目線」でのインバウンド対応が必要なのか
04 インバウンド対応が必要になってきた理由と背景
05 世界的なイベントをインバウンド対応の足がかりに
06 インバウンド対応、担い手は誰?
07 地域でお金を使ってもらうために
08 「旅行中に困ったこと」から紐解くインバウンド対応
09 どういう視点が必要なのか【自治体】
10 どういう視点が必要なのか【DMO】
11 どういう視点が必要なのか【施設・事業者、商工会議所・商店街】
12 どういう視点が必要なのか【交通機関】
13 どういう視点が必要なのか【金融機関】
第2章 「インバウンド対応」のための5つのステップ
01 「インバウンド対応」の進めかた
02 自分たちでどこまでやるべきなのか
CASE 1 青森県が多くの外国人観光客を呼び込むことができた理由
CASE 2 街のブランド価値を向上していく取り組み
第3章 「お金」をぐっと使いやすくする環境の作りかた
01 やっぱり大事な「お金」の施策
02 「多様な決済方法」とは具体的にどんなものがある?
03 誰がどのように導入を進めていくのか
04 もはや免税は基本になりつつある
05 エリア全体で免税店になることのメリット
06 インバウンドが利用できる銀行ATMと自動両替機について
CASE 3 エリアで多様な決済に対応するということ
COLUMN 令和元年に始まった臨時免税店制度とは?
第4章 滞在中の「満足度」をアップさせ、集客を強化する
01 滞在中の不自由さを取り除き、満足度を上げていく
02 三段構えで変えていく多言語対応
03 多言語表記は事前準備がすべて
04 通信環境の整備は複数の効果を生む
05 今、求められているインフラとは?
CASE 4 マラソンを通じて世界とつながるイベント
CASE 5 事前の仮説と分析力があるとデータをより効果的に活かせる
CASE 6 動態データを施策に落とし込む際に必要なこと
第5章 「滞在時間」を延ばし、稼ぐチャンスを増やす
01 滞在時間を延ばすためにやるべきこと
02 エリアのなかでの回遊性を高める2次交通を整備しよう
03 旅行者属性とエリアにある宿泊施設の形態は一致しているか
04 滞在したくなる着地型商品を用意する
CASE 7 ストレスフリーな2次交通はMaaSで作っていく
CASE 8 地域DMOや他業種と協力して対応を進める
CASE 9 古いものをどう活用し、泊まりたくなる町を作るか
CASE 10 地域に合う商品を揃え、新規事業者も呼び込む
第6章 過去・現在・未来の3つの視点で考える「リスク管理」
01 インバウンドに関わるリスクを知る
02 災害/事故に備えるために
03 増え続ける観光トラブル。どうマネジメントするか
CASE 11 事前に備えておくべき防災・減災・復興のこと
CASE 12 事故を起こさない方法と起きたときの対処法
第7章 多様なニーズに応える「ダイバーシティ対応」
01 ダイバーシティ(多様性)に対応しよう
02 子連れを含めたバリアフリーへの対応
03 さまざまな宗教に対応するには?
04 多様化が進む食制限に対応していく
05 富裕層への対応を考えよう
06 LGBT/タトゥー・飲酒・喫煙への対応
CASE 13 世界の4人に1人いるイスラム教徒に対応する
CASE 14 世界の多様な食文化に対応していくときの心構え
第8章 「インバウンド人材」の育てかた・集めかた
01 どんな施策にも必須のインバウンド人材
02 インバウンド人材の採用方法とは
03 内部でインバウンド人材を育てる方法
04 企業を誘致する/アウトソーシングする
CASE 15 旅が好きなことは必須。商人魂も必要条件
CASE 16 人材難だからこそ重要な企業力と採用活動と労働条件
CASE 17 地域全体の対応力を高めていく方法
第9章 インバウンド対応の指針となる「おもてなし規格認証」のご案内
01 「おもてなし規格認証」とは何か
02 「おもてなし規格認証」の仕組みとメリット
03 審査の流れと注意点
04 サービス業務マネジメント項目とその考えかた
05 トラベラー・フレンドリー認証について
会員特典はこちら
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。
nadami30 さん
2020-04-30
地域活性化・生き残りに向け、インバウンド施策に取り組もうとする地方の観光事業者向けの一冊。 内容も事例も充実しているし、具体的に誰をどのように巻き込んで何を進めていけばよいのか5つの観点の課題を解決する一連の流れが示されている。 「外国人観光客は宿に来るのではなく、街にくる」というメッセージ通り、個店ではなくエリア単位での改革を目していて、地方においては完全に正攻法だし納得できる。 集客だけでなく滞在時間を延ばすことや消費額を増やすことへの対策も充実している。 即実践性がある指南書。