自身を守り家族を守る医療リテラシー読本(松村 むつみ)|翔泳社の本
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自身を守り家族を守る医療リテラシー読本


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798168067
定価:
1,738(本体1,580円+税10%)
仕様:
四六・208ページ
カテゴリ:
健康
キーワード:
#ヘルスケア,#社会,#生活情報,#家事・住まい
紙の書籍

その情報、ほんとうに信頼できますか?
医療情報のウソ、ホントがわかる本

医療リテラシーはヘルスリテラシーともよばれ、医療や健康に関する情報を集め、
健康維持や治療などの意思決定に活用できる力のことをいいます。

新型コロナウイルスの報道に見られるように、現在、医療に関するいろいろな
情報が、ネットや新聞、TVにあふれています。

医学の進歩とインターネットの発達により、今は医療に関するさまざまな情報を手軽に
得ることができます。一方、日々の報道やSNSから流れてくる大量の情報の中から
科学的に正しい情報を選ぶのは、とても難しくなりました。

そこで本書では、医療や健康に関するデマや、不安をあおるような内容に惑わされず、
医療リテラシーを身につけて実践し、健康で幸せな生活を送る方法について
身近な例を用いてわかりやすく解説していきます。

【本書で取り上げる身近なギモンの例】
・「○○に効く!」といったうたい文句は信じられるのか
・「がんは消える」は本当なのか
・「エビデンス」とはそもそも何なのか
・科学的に正しい医療情報はどこから入手すればいいのか
・医師と上手にコミュニケーションをとるにはどうすればいいのか

著者は、放射線科医として臨床の現場で活躍し続け、医師業の傍ら医療ジャーナリストとして
医療制度やがん、日本の医療の未来を中心とした記事の執筆を行っている松村むつみ先生。

より正しい情報を利用し、医療サービスを円滑に利用できるよう、本書で医療リテラシー
の基礎のキソを学びましょう。

【目次】
序章 医療リテラシーを身につけたい理由
第1章 どうして医療情報は、わかりにくいのか?
第2章 「デマ」や「偏った情報」の特徴
第3章 自身を守り家族を守る医療情報リテラシー
第4章 「感染症・放射線・がん」で具体的に学ぶ医療リテラシー
第5章 知っておきたい「病院のかかり方、薬のもらい方」

こんな不安な時代だからこそみんなで身につけよう「医療リテラシー」
現場の臨床医・医療ジャーナリストが答えます!

医療や健康についての不安が続く今こそ「科学的に正しい情報の集め⽅」や「ウソの⾒抜き⽅」を知り、安⼼して⽣活しよう︕

インターネットやSNS、テレビ、新聞から流れてくる情報は玉石混淆です。大量の情報から正しい知識を得て判断するのは、とても難しい時代になりました。コロナ禍が続く中、何を信じていいのかわからず疲れてしまった方も多いことでしょう。本書では、今すぐ身について役に立つ医療リテラシーの基礎を解説しています。医療について、「氾濫する情報」に惑わされない考え方と知識を身につけましょう。

今、なぜ、医療リテラシーなのか

今、なぜ、医療リテラシーなのか

本書では、医療について理解し、適切な行動ができる力である医療リテラシーについて説きます。コロナ禍で不安な気持ちが続いている方は、「まえがき」からしっかり読んでみてください。

医療情報を理解し、活用するために

医療情報を理解し、活用するために

理解したいけれどもわかりにくく、だまされやすいのが医療情報です。第1章ではそれらの原因を解き明かしながら、医療行為を上手に受け、誤情報に惑わされないための知識と方法を学びます。

知っていますか?デマには特徴アリ

知っていますか?デマには特徴アリ

デマや誤情報には特徴があります。「エビデンス」という言葉は便利に使われ過ぎて、「科学的根拠」から遠くなっていることもあります。真偽が疑わしい情報の見抜き方は、第2章で身につけましょう。

信頼できる情報はどこにある?

信頼できる情報はどこにある?

情報は、正しい情報を発信している信頼できる情報源から入手しなくてはいけません。ネットやSNS、テレビで情報が氾濫する中、第3章の「医療情報を調べるときに参考にすべきサイト」は必見です。

どんな検査や治療を選べばいいの?

どんな検査や治療を選べばいいの?

第4章では、関心が高い感染症、放射線、がんをとりあげ、医療情報の活用方法、治療の受け方を学びます。病気の原因についての知識や治療法の仕組みを知っておくと、医療の選択の幅が広がります。

賢い病院のかかり方・薬のもらい方

賢い病院のかかり方・薬のもらい方

日本では「どこの病院に行くか」の時点で、リテラシーが求められています。薬を処方してもらうときも同様です。医療施設や薬についての知識を身につけ、病院や薬局を賢く利用しましょう。

序章 医療リテラシーを身につけたい理由
01|そもそも医療リテラシーとは何か
02|なぜ今、医療リテラシーなのか
03|「医療リテラシー」のメリット
04|「病院受診の仕方」や「薬への考え方」も「医療リテラシー」の一つ

第1章 どうして医療情報は、わかりにくいのか?
01|医師と患者の間には「情報の非対称性」がある
02|医師同士でも、「ものの見方」に違いがある
03|医師と患者のコミュニケーションのコツ
04|「科学は進歩する」という事実
05|「知識と常識」のアップデート─新型コロナウイルスを例に
06|誤情報にだまされやすいのはどんなとき?
07|「エビデンス」の基礎
08|知っておきたい「リスク」の考え方

第2章 「デマ」や「偏った情報」の特徴
01|「○○に効く!」100%の断定はうそを疑おう
02|「免疫力」という魔法の言葉
03|「○○の陰謀」予防接種業界の定番、陰謀論
04|利益相反とは
05|「医師」「患者」双方に取材しない報道
06|有名医師・研究者が推薦/「個人的な体験談」のエビデンスは?
07|動物実験で「効果あり」の情報に注意!
08|研究の限界

第3章 自身を守り家族を守る医療情報リテラシー
01|どこから医療情報を得る?
02|どのサイトを見ればいい?
03|よい情報を普段から得ている人のところに、よい情報は集まる
04|ちょっと慣れてきたら「情報ソース」を探そう
05|複数のソースを調べて、比較しよう
06|「ファクト」と「オピニオン」を区別しよう
07|【応用編】情報を使いこなそう

第4章 「感染症・放射線・がん」で具体的に学ぶ医療リテラシー
01|感染症の基礎・「ウイルス」と「細菌」の違い
02|新型コロナウイルスとSARS、インフルエンザ
03|よく聞く「感染経路」とは?
04|世界では「薬の効かないウイルスと細菌」が増えている
05|新型コロナウイルスに学ぶ、「検査を受けること」の意味
06|感染症の「ワクチン」と「薬」の話
07|放射線の基礎・放射線とはどんなもの?
08|放射線が体に影響を与える仕組み・がんや妊娠と被ばく
09|「放射線」を使った検査
10|「放射線を浴びたらがんになる」のは本当か
11|あらためて、がんとは何か
12|「がん」にもいろんな種類がある
13|がん治療で知っておきたいこと
14|「がんになったら死ぬ」は本当ではない
15|がんは「早く見つけすぎる」場合もある
16|「生活習慣でがんになる」は本当か
17|「標準治療」が実は最良の治療

第5章 知っておきたい「病院のかかり方、薬のもらい方」
01|何科にかかればいいかわからない人のために
02|行くなら大病院?個人のクリニック?
03|薬は、たくさんもらえばいいわけではない理由
04|「病院に行かない」選択肢もある

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

たっきー さん

2021-03-13

医療・健康に関する膨大な情報から正しい知識を得るだけではなく、情報を理解し、取捨選択をし、行動に反映させて、適切な病院を選んで健康管理をしていくために医療リテラシーは大切なものだという著者の訴え。エビデンスについての考え方が大事で、どれくらいのレベルでその情報が信頼できるか。特に誇大広告によく使われる文言(○○に効く、ガンが治る、○○医師・○○学会推薦、○%の医師が推奨すると語った等)には要注意。情報は一次情報を信頼できる情報元から得る。事実と意見を区別する。SNSで情報収集する場合は特に注意。

hiyu さん

2022-01-18

医療リテラシーに関する入門編というところか。まだまだ表面的のようにも感じるが、そこから興味をもってより調べていくには必要とは思える。

Yuko さん

2022-02-20

非常に勉強になった。色んな人に勧めたい本。