AIエンジニアのための機械学習システムデザインパターン(澁井 雄介)|翔泳社の本
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AIエンジニアのための機械学習システムデザインパターン


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798169446
定価:
3,960(本体3,600円+税10%)
仕様:
A5・440ページ
カテゴリ:
人工知能・機械学習
キーワード:
#プログラミング,#開発手法,#データ・データベース,#ビジネスIT
シリーズ:
AI & TECHNOLOGY
紙の書籍

機械学習システム構築に必要な
デザインパターンがここにある!

【本書の背景】
Pythonを用いた機械学習のモデル開発事例は多数ありますが、
そのモデルをビジネスやシステムに組み込み、運用する事例や方法論は多くありません。
そのため、AIを組み込んだ実装モデルをまとめた、
「機械学習システムのデザインパターン」に注目が集まっています。

【対象読者】
・AIエンジニア
・システムエンジニア
・機械学習を本番システムとして使うための開発、運用方法で悩んでいるエンジニアの方

【本書の概要】
本書は機械学習を有効活用するためにはシステムに組み込むための設計や
実装が必要と考え、機械学習システムのデザインパターンを集めて解説した書籍です。
機械学習システムのグランドデザインおよびPythonによる機械学習システムの実装例を説明しつつ、
機械学習を本番活用するための方法論や、運用、改善ノウハウについて解説します。
本書で扱うプラットフォームには、コードの再現実行を担保するため、
DockerとKubernetesを活用します。
機械学習の学習から評価、QAを行い、推論器をリリースして
運用するまでの一連の流れをアーキテクチャやコードとともに解説します。

【デザインパターンのサンプル】
本書で解説している実際のサンプルコードをGitHubからダウンロードして利用可能です。

【本書のゴール】
・機械学習を実用化する方法が学べる
・Pythonによる機械学習ワークフローおよびWebアプリケーション開発の概要を学べる
・機械学習を組み込んだシステムの運用ノウハウを得られる
・機械学習システムのトラブルシューティングや調査方法を学べる

【著者プロフィール】
澁井 雄介(しぶい・ゆうすけ)
株式会社ティアフォー所属。
MLOpsエンジニア、インフラエンジニア、ARエンジニア、ネコ2匹の飼い主。家に猫用ハンモックが4台ある。
本業で自動運転のためのMLOps基盤をKubernetesで開発しつつ、趣味でARとEdge AIを組み合わせて遊んでいる。
過去にはSIer、外資ソフトウェアベンダー、スタートアップで新規プロダクトの起ち上げ、大規模システム運用、チームマネジメントに従事。
前職メルカリにて機械学習をシステムに組み込むデザインパターンを執筆、公開。
・GitHubで「mercari/ml-system-design-pattern」と検索

機会学習システム構築に必要なデザインパターンがここにある!

本書は機械学習を有効活用するためにはシステムに組み込むための設計や実装が必要と考え、機械学習システムのデザインパターンを集めて解説した書籍です。機械学習システムのグランドデザインおよびPythonによる機械学習システムの実装例を説明しつつ、機械学習を本番活用するための方法論や、運用、改善ノウハウについて解説します。

本書で扱うプラットフォームには、コードの再現実行を担保するため、DockerとKubernetesを活用します。機械学習の学習から評価、QAを行い、推論器をリリースして運用するまでの一連の流れをアーキテクチャやコードとともに解説します。

本書で紹介するデザインパターン(掲載順)
本書の内容
機械学習システムの概要を解説

機械学習システムの概要を解説

機械学習のシステムにはプロダクトそのものだけでなく、機械学習を運営維持するためのシステムもあります。そこで最初の章で、機械学習のためのシステムについて概要を解説しています。

様々なデザインパターンを紹介

様々なデザインパターンを紹介

本書では、アンチパターンも含め、32パターンに及ぶデザインパターンを紹介しています。図も交えてわかりやすく解説しています。

サンプルコードも準備

サンプルコードも準備

本書ではデザインパターンのサンプルを用意しています。紙面では、一部省略などした形で紹介。実際のコードは本書のダウンロードサイト(GitHub)で確認できます。

■Part 1 機械学習とMLOps

CHAPTER 1 機械学習システムとは
1.1 機械学習、MLOps、システム
1.2 ユーザに使ってもらえる機械学習を目指して
1.3 機械学習システムに必要なもの
1.4 機械学習システムをパターン化する
1.5 本書の構成

■Part 2 機械学習システムを作る

CHAPTER 2 モデルを作る
2.1 モデルの作成
2.2 アンチパターン―Only meパターン―
2.3 プロジェクトとモデルとバージョニング
2.4 パイプライン学習パターン
2.5 バッチ学習パターン
2.6 アンチパターン―複雑パイプラインパターン―

CHAPTER 3 モデルをリリースする
3.1 学習環境と推論環境
3.2 アンチパターン―バージョン不一致パターン―
3.3 モデルの配布と推論器の稼働
3.4 モデルインイメージパターン
3.5 モデルロードパターン
3.6 モデルの配布とスケールアウト

CHAPTER 4 推論システムを作る
4.1 なぜシステムを作るのか
4.2 Webシングルパターン
4.3 同期推論パターン
4.4 非同期推論パターン
4.5 バッチ推論パターン
4.6 前処理・推論パターン
4.7 直列マイクロサービスパターン
4.8 並列マイクロサービスパターン
4.9 時間差推論パターン
4.10 推論キャッシュパターン
4.11 データキャッシュパターン
4.12 推論器テンプレートパターン
4.13 Edge AIパターン
4.14 アンチパターン―オンラインビッグサイズパターン― 
4.15 アンチパターン―オールインワンパターン―

■Part 3 品質・運用・管理

CHAPTER 5 機械学習システムを運用する
5.1 機械学習の運用
5.2 推論ログパターン
5.3 推論監視パターン
5.4 アンチパターン―ログなしパターン―
5.5 アンチパターン―そして誰もいなくなったパターン―

CHAPTER 6 機械学習システムの品質を維持する
6.1 機械学習システムの品質と運用
6.2 機械学習システムの正常性評価指標
6.3 負荷テストパターン
6.4 推論サーキットブレーカーパターン
6.5 シャドウA/Bテストパターン
6.6 オンラインA/Bテストパターン
6.7 パラメータベース推論パターン
6.8 条件分岐推論パターン
6.9 アンチパターン―オフラインのみパターン―

CHAPTER 7 End-to-EndなMLOpsシステムの設計
7.1 課題と手法
7.2 需要予測システムの例
7.3 コンテンツ投稿サービスの例
7.4 まとめ

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最終更新日:2021年11月10日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 350
下から7行目
# 全リクエストへのレスオインスが同じ結果になっています。
# 全リクエストへのレスポンスが同じ結果になっています。

※リフローEPUBの場合、「6.5.4 実装」のリスト6.5の次にある[コマンド]の冒頭5行目が該当箇所になります。
2021.11.10
1刷 384
リスト上から19行目(cat.jpgをiris.jpgに訂正)
2刷
# アヤメ画像を植物分類推論器にリクエスト $ (echo \
    -n '{"image_data": "'; base64 cat.jpg; echo '"}' \
# アヤメ画像を植物分類推論器にリクエスト $ (echo \
    -n '{"image_data": "'; base64 iris.jpg; echo '"}' \

※リフローEPUBの場合、「6.8.4 実装」の図6.13、図6.14のすぐ下にある[コマンド]の「# アヤメ画像を植物分類推論器にリクエスト」で始まるブロックの3行目が該当箇所になります。
2021.05.28
1刷 ix
下から7行目
付属データおよび会員特典データの著作権は、著者および株式会社翔泳社が所有しています。個人で使用する以外に利用することはできません。許可なくネットワークを通じて配布を行うこともできません。個人的に使用する場合は、ソースコードの改変や流用は自由です。商用利用に関しては、株式会社翔泳社へご一報ください。
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※リフローEPUBの場合、巻頭の「本書のサンプルプログラムについて」の最後の項目「著作権等について」が該当箇所になります。
2021.11.02
1刷 viii
下から8行目
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付属データは、MITライセンスで提供しています。MITライセンスに従い、利用することができます。ただし、複製したすべてのソフトウェアの重要な部分に、著作権表示および許諾表示を記載する必要があります。また、著者および出版社は、ソフトウェアに関して何ら責任を負いません。

※リフローEPUBの場合、巻頭の「本書のサンプルプログラムについて」の2つめの項目「注意」1~2行が該当箇所になります。
2021.11.02

感想・レビュー

ireadertj さん

2021-08-14

機械学習自体の本は数多あれど、実際に機械学習をシステムにデプロイしてどう運用するのか、そしてそのシステムパターンはどういうものがあるのかという日本語でははじめての本な気がするし、前者の本より、今後重要になってくる本だと思った。にしても、前職メルカリ、ここまでシステムデザイン含めてオープンにするってやはりすばらしい。ここにだすときには、なかではもっと新しいことやっているだろうけどw

mim42 さん

2021-06-21

運用的観点からの設計指南書。私が考えていたことの幾つかが見事に言語化されていた。書かれた情報の多くは今後陳腐化するだろうが、課題発見とその解決のための論理構造は変わらない。

鴨川 さん

2021-06-05

ずっとこういう本が欲しかった、、、 新人並みの感想だが組織として開発のノウハウが豊富ではない状況で手探りの開発をしていくのは結構怖い 大きい会社の人が常識っぽいところをまとめておいてくれるのは助かる