Katherine Eban 著
丹澤 和比古 翻訳
寺町 朋子 翻訳
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【おことわり】
本書は『ジェネリック医薬品の不都合な真実 世界的ムーブメントが引き起こした功罪』
(紙書籍版ISBN:978-4-7981-6812-8、電子書籍I版SBN:978-4-7981-6837-1)の一部を抜粋したものです。
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< NYタイムズベストセラー! >
ハエが飛び交う製造現場、試験データの捏造・隠蔽…
不正を行う海外企業の「嘘」に翻弄される
医薬品業界の現実を暴いた衝撃のノンフィクション!
ジェネリック医薬品の登場は、
公衆衛生上の大きなイノベーションといわれており、
高価な先発医薬品を手に入れられなかった貧しい人々を救うとともに、
医療費増大に悩む国々の希望の光となっています。
しかし、それは、ジェネリック医薬品メーカーが高い倫理観をもって
「先発医薬品と変わらない薬効・安全性の薬を製造しているはずだ」
という「信頼」を前提とした話です。
本書では、2万点を超える機密文書の調査と
200人以上の内部告発者などへの緻密な取材によって、
次のような事実を明らかにしました。
(1)インドや中国などの一部のジェネリック医薬品メーカーでは、
利益の最大化のため、品質検査のデータの捏造や
不衛生な環境で医薬品製造を行っていること
(2)米国の査察官による現地調査も行われているが、
査察決定から査察日の間に試験データを捏造し、
巧妙な「嘘」で査察官を欺いていること
(3)そのような薬が実際に米国の人々の健康を奪っていること
この本で取り上げている事例は、倫理観の欠如した海外企業の話であり、
当然ながら、今までの公衆衛生上の貢献や
日本におけるジェネリック医薬品の意義を否定するものではありません。
ただし、なぜ、「嘘」でつくられた薬が消費者の手に届いてしまったのか。
その事実を知ることは、これからの日本の医療安全を考える上で
大いに参考になるはずです。
【原書名】
Bottle of Lies: The Inside Story of the Generic Drug Boom
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