新規事業開発によって新しい事業やプロダクト・サービスを企画しますが、その多くが顧客に使われないまま収益化できずに頓挫してしまいます。
その理由は実にシンプル。
顧客が価値を感じられるもの=バリュー・プロポジションが生み出されていないからです。
顧客に価値を感じてもらうには「いま顧客はどのような状況にいるのか?」を正しくつかむ必要があります。
そこで本書では、膨大な数の顧客調査を行い、顧客が本当に求めている体験・アイデアを提案してきた著者らがバリュー・プロポジションのつくり方を具体的に、かつ丁寧に解説します。
次のような方には必読の一冊といえるでしょう。
・新規事業のリーダー&担当者
・DXのリーダー&担当者
・新しいプロダクト・サービスをつくるチームメンバー
・プロダクトが伸び悩んでいる起業家&プロダクトマネージャー
読者特典として、誰でもバリュー・プロポジションがつくれるフレームワーク「バリュー・ダイヤモンドボード」をご提供します。
●目次概要
基礎編
序章 バリューで社会を変える
第1章 顧客の状況と価値
第2章 状況と体験
第3章 顧客価値を可能にするもの
第4章 バリュー・プロポジションのつくり方
第5章 バリュー・プロポジション温故知新
実践編
第6章 バリュー・ダイヤモンドボードの書き方
第7章 状況をとらえるリサーチ手法
はじめに
基礎編
序章 バリューで社会を変える
状況のアップデート
状況は必ずしもデザインできない
バリュー・プロポジションが規定するもの
第1章 顧客の状況と価値
人は状況をよりよくする
価値の知覚について
顧客に注目する
COLUMN 他者理解にまつわるバイアス――帰属バイアス
COLUMN サービス・ドミナント・ロジック
第2章 状況と体験
時間軸で価値をとらえる
顧客の状況シフトをとらえる4つの力
4つの力の関係性
体験価値と状況
状況とニーズの関係性
COLUMN 顧客フォースモデル
第3章 顧客価値を可能にするもの
状況×機能(資源、リソース)
体験のコンセプト
状況だけではバリュー・プロポジションはつくれない
問題空間と解決空間
機能で状況を切り取る
バリュー・プロポジション導出の2つの考え方
既存アプローチとの違い
意思や思想、メンタリティの重要性
COLUMN 顧客の声・意見は打ち手の検討には弱い
第4章 バリュー・プロポジションのつくり方
バリュー・プロポジションづくりの振り返り
バリュー・ダイヤモンドボード
バリュー・ダイヤモンドボードの活用シーン
COLUMN ペルソナと目標指向デザイン
第5章 バリュー・プロポジション温故知新
バリュー・プロポジションの原典
バリュー・プロポジションは戦略であり、メッセージではない
バリュー・プロポジション再考
あと出しでバリュー・プロポジションに気づく
実践編
第6章 バリュー・ダイヤモンドボードの書き方
白紙から埋める
埋めたボードを改善する
第7章 状況をとらえるリサーチ手法
状況の抽出はデプスインタビューで行う
デプスインタビューの実施ステップ
状況を抽出する分析・考察手法
内製 vs. 外注
COLUMN 「仮説をもってはいけない」という言説について
おわりに――仕事とは状況を変えること
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