いま、「行動科学」や「行動経済学」が注目されています。
その背景あるのは、集団や個人にあわせた「行動変容介入」を可能にした
リアルタイムなデータ取得・分析をはじめとするデジタル技術の発展があります。
本書では、デジタル化によって進展する行動変容理論について、
国内外の事例と合わせてわかりやすく紹介しています。
行動科学が持つ“人を動かす力”とはどのようなものでしょうか。
ビジネスの現場で活用するためにはどうすればよいのでしょうか。
デジタル技術で行動変容介入が容易になったことで生じた課題はどのようなものでしょうか。
Biz/Zineで大好評いただいた連載を再編し、最新情報を加筆してお届けします。
【著者紹介】
一宮 恵
ジョンズ・ホプキンス公衆衛生大学院 社会行動科学科、
ジョージ・ワシントン公衆衛生大学院 予防・コミュニティヘルス学科 研究員。
米国にてデジタル技術を応用した行動変容介入の研究に取り組む傍ら、
エビデンスに基づく政策・ビジネス推進のための戦略策定や事業開発を行う。
大学卒業後、アクセンチュア戦略コンサルティング本部にて
医療・公共分野の政策検討や事業戦略策定に従事。
ケイスリー株式会社 医療・行動科学顧問。
一般社団法人サステナヘルス プログラム・ディレクター。
一般社団法人HPVについての情報を広く発信する会(みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト)理事・発起人。
2020年・2021年度 厚生労働省ビッグデータ解析による行動変容および感染発生動向の可視化・情報発信等専門家会議メンバー。
2020年度 奈良県新型コロナウイルス感染症感染拡大防止強化業務アドバイザー。
ジョンズ・ホプキンス公衆衛生大学院社会行動科学科 理学修士(公衆衛生)修了。
藤井 篤之
アクセンチュア株式会社 ビジネス コンサルティング本部 マネジング・ディレクター。
2007年にアクセンチュア戦略コンサルティング本部に入社。
以降、公的サービス領域(官公庁・自治体・大学・公益団体など)のクライアント向けを中心に、
調査・コンサルティング業務を担当。
現在は、民間企業も含め産業戦略から事業戦略、各種調査事業における経験多数。
主に、農林水産業や観光、スマートシティをはじめとする地域経済活性化、ヘルスケア領域を専門とする。
国による地域企業支援の取り組み、グローバル・ネットワーク協議会において食・農業領域の分野別エキスパートを務める。
第1章 デジタル技術の進化による最新の「行動変容」
第2章 行動変容に不可欠なインセンティブ設計
第3章 コミュニティが促す行動変容
第4章 デジタル技術がもたらした「メッセージング」の進化
第5章 「デジタル×行動変容」をビジネスに活かすために必要な“経営戦略”と“組織作り”
第6章 デジタル技術の応用がもたらした行動科学の倫理的な課題
終章 デジタル技術を活用した行動変容介入を社会実装する
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