私たちは毎日、インターネット・テレビ・街の中など多くの場所で心理効果を使ったデザインに触れ、無意識のうちに影響を受けています。
「ついつい買ってしまう商品」「満足感のあるサービス」「使い勝手の良いアプリケーション」など、意思決定を誘導するものから人のためになるものまであらゆるデザインに心理学が意図的に使われているのです。
これからのデザイナーやマーケターは、AI時代でも求められる人材になるために、心理法則を使った効果的かつ説得力のあるデザインを作っていく必要があります。
本書ではまず、よく見かけるタイプのWebサイトやポスター、バナーといったデザインには、どんな心理法則が隠れているのかという使用例を紹介し、その後、それぞれの心理効果や錯視効果、色彩効果、レイアウトの法則を1ページ単位で簡潔にまとめて紹介していきます。
本書で、ご自身のデザインやビジネスに取り入れられそうな心理法則がないか探してみてください。
【構成】
Chapter1 心理効果の使用例
Webサイト/ポスター/LP/バナー/サムネイル・アイキャッチ/名刺/ECサイト/UIデザイン
Chapter2 デザインに使える心理効果
クレショフ効果/シャルパンティエ錯覚/ベビーフェイス効果/ヴェブレン効果/ハロー効果ほか
Chapter3 錯視効果
ムンカー錯視/ホワイト錯視/色の恒常性/環境光の錯視/チェッカーシャドウ錯視ほか
Chapter4 色彩効果
重い色と軽い色/色によってイメージする味覚/味覚イメージと色の違い/食品と補色の相性/音調による色感覚ほか
Chapter5 レイアウトの法則
近接の法則/整列の法則/シグニファイア/ヤコブの法則/Zの法則/Fの法則ほか
◎著者プロフィール
321web(三井将之)
PREATE株式会社 代表取締役社長
デザイン関係のブログ「321web」を運営。閲覧回数は年間約300万PV。ブログでは初心者にもわかりやすいようにデザインやAdobe ソフトの使い方を中心に情報を発信。
Webサイト/ポスター/LP/バナーなど、私たちの身近なデザインには、人の目を引き、行動を促すために多くの心理法則が使われています。
視線を引き付けたり、イメージを変化させるために、デザインに使える心理効果があります。意図して利用することで効果を大きく引き上げることができます。
錯覚、錯視を考慮してバランス調整することは見やすくわかりやすいデザインのために大切です。一方でうまく利用すれば面白い効果も生み出せます。
知られている暖色や寒色だけでなく、色彩には人の印象を変化させるさまざまな効果があります。味覚や嗅覚、音調にまで影響を与えると言われています。
人間の視覚特性や心理学から導き出された、見やすいレイアウトデザインを行うための法則があります。効果的なデザインのために知っておくと役立ちます。
◎Chapter1 心理効果の使用例
Webサイト
ポスター
LP
バナー
サムネイル・アイキャッチ
名刺
ECサイト
UIデザイン
◎Chapter2 デザインに使える心理効果
クレショフ効果
シャルパンティエ錯覚
ベビーフェイス効果
ヴェブレン効果
ハロー効果
ホワイトスペース効果
視線誘導
指差し追従
矢印効果
コントラスト効果
トンネル効果
バンドワゴン効果
ハネムーン・ハングオーバー効果
デコイ効果
ラベリング効果
ゲインロス効果
シンメトリー効果
スノッブ効果
ツァイガルニック効果
プラシーボ効果
コンコルド効果
ストーリーテリング
カリギュラ効果
プライミング効果
アンカリング効果
リーセンシー効果
単純接触効果
ゴルディロックス効果
リフレーミング効果
プロスペクト理論
テンション・リダクション
目標勾配仮説
ピークエンドの法則
ストループ効果
認知的不協和
返報性の原則
ホーソン効果
ディドロ効果
ウィンザー効果
カクテルパーティー効果
フォールスコンセンサス効果
吊り橋効果
符号化特進性原理
チャンク
端数効果
デッドライン効果
デフォルト効果
保有効果
カッチサー効果
リンゲルマン効果
ヒックの法則
文脈効果
◎Chapter3 錯視効果
ムンカー錯視
ホワイト錯視
色の恒常性
環境光の錯視
チェッカーシャドウ錯視
エーレンシュタイン錯視
ネオン色拡散効果
フレイザー錯視
マッハバンド錯視
ツェルナー錯視
カニッツァの三角形
ハーマングリッド錯視
ミューラー・リヤー錯視
フィック錯視
バイカラー錯視
デルブーフ錯視
エビングハウス錯視
ポンゾ錯視
オッペルクント錯視
ヘルムホルツの正方形
上方距離過大の錯視
ジャストロー図形
クレーター錯視
斜塔錯視
色彩同化グリッド錯視
色の対比
◎Chapter4 色彩効果
進出色と後退色
膨張色と収縮色
暖色と寒色
重い色と軽い色
色によってイメージする味覚
味覚イメージと色の違い
食品と補色の相性
音調による色感覚
色が嗅覚に与える影響
嗅覚イメージと色の違い
◎Chapter5 レイアウトの法則
近接の法則
整列の法則
反復の法則
対比の法則
連続の法則
類同の法則
閉合の法則
共通運命の法則
面積の法則
対称の法則
シグニファイア
ヤコブの法則
プロトタイプ理論と模範理論
ヴエーバー・フェヒナーの法則
フィッツの法則
ドハティの閾値
グーテンベルク・ダイアグラム
Zの法則
Fの法則
Nの法則
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。
刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
書籍の刷数:
本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1刷 | 109 囲碁での活用例 本文3行目 |
2刷 | 済 |
|
2023.03.16 | ||||
1刷 | 111 大見出し下のテキスト |
4刷 | 済 |
|
2023.09.18 |