行きづらいけど、絶対行きたい植物園 あたらしい植物園の教科書 発売予定

じつは、こんなに楽しい植物園

全国に約120もありながら、訪れたことがないという人も多い植物園。一見地味な印象ですが、じつは「沼」なんです。ヒスイカズラやショクダイオオコンニャクなど、SNSでも話題になる珍しい植物だけでなく、温室や建物、イベント、その土地の歴史、グッズ、カフェなどなど、各園で様々な個性と魅力があります。

この本では、植物園の中の人、薬用植物研究者という2人の著者が植物園の基礎知識と楽しみ方のコツをわかりやすく解説するとともに、おすすめの植物園を紹介します。植物園は展示に広大な敷地を要するため、アクセスしづらいところもありますが、この本では、アクセスの難易度でレベル分けし、ゲームのクエストを攻略するように、読者が各植物園を楽しみながら訪れられるように掲載します。

〈掲載植物園〉
レベル3　行けな過ぎるから行くべき植物園
越前町立植物園プラントピア
武田薬品薬用植物園
屋久島有用植物リサーチパーク
フラワーパークかごしま

レベル2　行ける気がするから、行っておくべき植物園
東南植物楽園
国営武蔵丘陵森林公園
熱川バナナワニ園
内藤記念くすり博物館
富山県中央植物園
兵庫県立フラワーセンター
広島市植物公園
白馬五竜高山植物園
とちぎ花センター
高知県立牧野植物園

レベル1　すぐ行けるから、今行くべき植物園
咲くやこの花館
京都府立植物園
国立科学博物館筑波実験植物園
東山動植物園
東京都薬用植物園
東大小石川植物園
江の島サムエル・コッキング苑
夢の島熱帯植物館
神代植物公園
国立科学博物館附属自然教育園
木場公園都市緑化植物園
福岡市動植物園

〈著者紹介〉
宮内元子（みやうちちかこ）
水戸市植物公園勤務。元渋谷区ふれあい植物センター園長。小学生の頃近所にあった温室に一目惚れして以来「植物園に住みたい」という願望をかなえて勤務。約500種類の熱帯から亜熱帯の植物を展示する渋谷区立の植物園「渋谷区ふれあい植物センター」で、企画・広報・植栽管理・教育普及を担当。

三宅克典（みやけかつのり）
東京薬科大学薬学部准教授、東京薬科大学薬用植物園管理運営担当、東京農業大学非常勤講師。薬用植物園における植物の展示法や日本の植物のエキスライブラリ化、生薬麻黄の原料のマオウ属植物の栽培などを研究している。