谷風 公一 著
「抜本的なマーケティング改革に取り組みたい人向けの方法論」に焦点を当てた実践的な解説書。
対象はB2B領域を想定してますが、高額で成約に時間のかかる商材を扱うB2C領域のマーケティングでも参考になる内容です。
【本書の構成】
第1部は「大手術」の技法、第2部には「体質改善」の進め方が記されています。
第1章の冒頭に「問診票」を掲載したので、まずはそちらで自社の状況をチェックいただける構成となっています。
■第1部 マーケティング組織を改革する
あなたの会社のマーケティングのあり方を見直し、あるべき組織、業務、システムに改革していくためのノウハウを紹介。
企業変革やDXを支援し成功させてきたコンサルティング技術をベースに、実践事例を紹介します。
「マーケティングをデジタル化できず、立ち遅れていると感じる」「経営や営業からの信頼がなかなか得られない。社内に味方がいない」「身の丈に合わないツールに高額な費用を払い続けている」といったマーケターの悩みに答えます。
■第2部 骨太コンテンツを作り感謝される
コンテンツ作りを深堀りして解説。
「あなたの会社らしい」コンテンツを作るためにどうすればよいか、パワーのかけどころをどう見極めるか、どうすれば顧客や営業から感謝されるか、をお伝えします。
「コンテンツを作っても、社内外の誰もが無反応である」「コンテンツ作りやプロモーションに忙殺され疲弊している」「必死に集客しても、営業に『ありがとう』と言われない」といった悩みを解消します。
■特別座談会 「経営や営業から信頼されるには」
マーケティングリーダーに与えられる「マルケトチャンピオン」受賞者である柳田 佳孝氏(グロービス経営大学院)、浦部 将典氏(株式会社トヨコン)との著者によるディスカッション
【著者について】
谷風 公一(たにかぜ・こういち)
「プロジェクトを成功させるのが得意」なコンサルティングファーム、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社でコンサルタントとして様々な企業変革プロジェクトに参画。
2019年よりマーケティング部門の責任者として、営業・マーケティング組織の改革、顧客をファン化するコンテンツマーケティングの推進に奔走。2019年から3年連続でMarketo Engage Championを受賞。
はじめに
■第1部 マーケティング組織を改革する
第1章 マーケティングの「あるべき姿」を描く
1. マーケティングの「ヤバい」度を測る
2. 「マーケティングは顧客のもの」にピンと来るか
3. 「あるべき姿」の合意へ向けた議論の進め方
4. 「あるべき姿」議論の具体的なイメージ
第2章 組織・業務の将来像を構想する
1. 現状に潜む課題を見つける
2. 顧客と向き合うための「生け簀」を作る
3. 「生け簀」の図を元に業務の将来像を描く
第3章 デジタル化のイメージを言語化する
1. 欲しい機能を全部洗い出す
2. 機能要求の洗い出しに失敗しないコツ
3. MA領域の「欲しい機能」記述例
第4章 デジタル化の優先順位を決める
1. 何を見送るかを決めないと、デジタル化は失敗する
2. 3つの評価軸で優先順位に納得感を醸成する
3. 優先順位付けはトライ&エラーで練り上げる
4. 要求は俯瞰的に検証を。イレギュラーも時に受け入れる
第5章 「身の丈に合った」ツールを選ぶ
1. ツールを「なんかよさげ」で選ばないための7つの物差し
2. ベンダーの本気度を引き出す選定プロセス
3. 持ち点配分の納得感がツール選定の肝
■第2部 骨太コンテンツを作り感謝される
第6章 「あるべき姿」をコンテンツに織り込む
1. 「借り物コンテンツ」にいつまでも頼っていられない
2. エバーグリーンなコンテンツを目指す
3. コンテンツ作りは「Why」から考える
4. 注力すべきコンテンツのタイプを見極める
第7章 コンテンツをあの手この手で顧客に届ける
1. 同じコンテンツを何度でもリサイクルしていい
2. 注力すべきアウトプットを決める3つの判断基準
3. コンテンツを育てて網目のようにつなげていく
第8章 コンテンツの「手ごたえ」を実感する
1. コンテンツの「手ごたえ」とは具体的に何か
2. 営業にコンテンツのよき相談相手になってもらう
3. コンテンツを「顧客を届けるための調整弁」にする
特別座談会 「経営や営業から信頼されるには」
おわりに
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