チームでのアジャイル開発には、開発技術やツールなどの「技術プラクティス」の活用が重要です。
プラクティスはそれぞれの目的や役割を意識することで効果を発揮します。しかし、目まぐるしく状況が変化する開発では、当初の目的を忘れて、プラクティスに取り組むこと自体が目的化してしまうチームも少なくありません。
本書は、チーム・組織でアジャイル開発に取り組んできた著者が、プラクティスの効果的な選択・活用のしかたについて、自らの実践経験に基づいてまとめたガイドブックです。
架空の開発現場を舞台にしたマンガとともに、チーム開発の様々なシーンで役立てられるプラクティスを、幅広くかつわかりやすく解説しています。開発現場に備えておけば、特定のプラクティスについて知りたい、開発の段階に合わせたプラクティスを探したい、といった場面で、必要な項目を調べる辞書として役立てることができるでしょう。プラクティスの導入や実践について、試行錯誤を重ねている開発者におすすめの一冊です。
●本書で取り上げる開発のシーン
実装方針の検討、タスクの分解、ブランチ戦略の検討、コミット、コードレビュー、複数人での共同作業、テスト、運用を見据えたソースコードの整備、CI/CD、デプロイ、リリース、モニタリング、関係者間の認識合わせ、チーム内外との連携
…など、数々の場面で役立つプラクティスを幅広く収録!
●こんな課題を感じている方におすすめ
・アジャイル開発を取り入れてみたものの、効果を感じられずにいる
・状況に合わせたプラクティスの選択、導入のやり方がわからない
・プラクティスを実践しているが、その取り組みが適切なのか、確証を持てない
●アジャイル実践者たちによるコラムを収録!
・グラデーションで考える12年間のアジャイル実践 (きょん)
・ペアプログラミングの効果と影響 (やっとむ(安井力))
・開発と運用、分けて考えていませんか?―ダッシュボードのその先へ― (河野通宗)
・インフラ構築を自動化しよう (吉羽龍太郎)
・Logging as API contract (牛尾剛)
・開発項目をコンパクトに保つには、クリーンなコード(大谷和紀)
・テスト駆動開発ではTODOリストがテストよりも先 (大谷和紀)
・チームで1つずつ終わらせよう (椎葉光行)
・チームに命を吹き込むゴール設定 (天野祐介)
・AIフレンドリーなドキュメントを書こう (服部佑樹)
・技術的負債―問題発見までの時間とリスクをビジネス側に説明する(川口恭伸)
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(翔泳社)
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