太田 差惠子 著
仕事や子育てとの両立、介護者自身の高齢化や健康不安……在宅介護の限界が近づくと、「共倒れ」を防ぐ選択肢として施設入居が浮かんできます。しかし、介護保険制度は複雑で、高齢者施設も多種多様。入居にかかる費用もピンからキリまで。限界を感じてから動き始めても、希望に合う施設はすぐには見つかりません。
本書は、20年以上にわたり現場の取材を続ける著者が、リアルな情報をもとに、施設の探し方、費用の目安、見学時のチェックポイント、契約・入居前の注意点、入居に反対する親や家族との話し合い方……などを最新情報とともに、わかりやすく紹介します。
第3版では、最新の法制度に対応するとともに、費用負担軽減の所得・資産要件など「お金」の情報が充実!
【こんな人におすすめ】
・どんな施設が親に合うのかわからない
・施設を比較・検討する判断基準を知りたい
・施設介護にかかる費用や契約前の注意点を知りたい
・親本人やきょうだいに反対されて、施設探しが進まない
・入居したけれど、本当にこの施設でよかったのか不安
【高齢者施設の種類】
特別養護老人ホーム(特養)、老人保健施設(老健)、介護医療院、有料老人ホーム(住宅型・介護付き)、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、グループホーム、ケアハウス(軽費老人ホーム)、小規模多機能型居宅介護施設、その他(シルバーハウジング、高齢者向け分譲マンションなど)
【目次】
Chapter 1:親が施設に入居するとき-背景と課題-
Chapter 2:「親の施設探し」を始める前に知っておきたいこと
Chapter 3:施設の種類とサービスの違いを知ろう
Chapter 4:施設にかかるお金を確認する
Chapter 5:施設探しから入居までに行う10 のステップ
Chapter 6:実際に足を運んで確認したいこと
Chapter 7:契約前に確認しておくこと
Chapter 8:親が入居した後で、子がやること・考えること
【著者】
太田 差惠子(おおた・さえこ)
介護・暮らしジャーナリスト。京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。取材活動より得た豊富な事例をもとに、「遠距離介護」「仕事と介護の両立」などの情報をさまざまなメディアを通して発信する。AFP(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定)資格を持ち「介護とお金」「高齢者施設」にも詳しい。企業、組合、行政での講演実績も多数。
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(翔泳社)
子が親の施設入居を検討するのは、どんなとき?在宅介護に限界を感じる前に、8組のケースから、その事情や選び方をシミュレーションしてみましょう。
「施設入居の目的は?」「立地は親の家の近く?子の家の近く?」「親本人や他の家族の考えは?」…事前にポイントを押さえておくと、施設探しがスムーズに。
入居条件、受けられるサービス内容、費用などは、施設ごとに異なります。施設の種類や特徴を把握すると、「自分の親には、どのような施設が向くか」が見えてくるでしょう。
入居時に必要なお金、月々必要なお金などを、入居前にしっかり確認。後から「こんなはずでは……」とならないように、資金計画を立てておくことが大切です。
希望に合う施設が見つかったら、必ず「見学」や「体験入居」をします。アクセスや周辺環境、職員や入居者の様子を見て、不安や疑問点は率直に質問しましょう。
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