小松 範之 著
「なぜ学校に行かなくなったのか知りたいのに、話してくれない」
「毎日に変化がなくて不安になる」
「子どもにどう話しかけたらいいかわからない」
こうした悩みがあるにもかかわらず、不登校の解決をテーマにした書籍では会話や雑談が問題なくできることを前提にしています。
しかし、日々子ども(主に中高生)との会話が少なくなっていく状況に悩み、危機感を覚える親は少なくありません。
そこで本書では、親子の会話状態に4段階のレベルを設定して、各レベルの取り組み(声かけなど)を紹介していきます。
『自分の子どもに合った不登校の解決方法』を『親子で』考えられるようになります!
▼本書の内容
●第1章 子どもが不登校に…家庭での会話もなくなってきた
「親子の会話」と「不登校」の関係・反抗期との違いなどを知ろう
●第2章 雑談レベルを測ろう!
レベル0『話しかけても返事をしてくれない(無視される)』
レベル1『興味のあることだけは話してくれる』
レベル2『親の話にあいづちを打ってくれるが、その後会話が続かない』
レベル3『学校や進路の話を避ける様子はないが、将来に対する考えがわからない』
●第3章 子どもの承認欲求を満たす取り組みをしよう!
レベルごとの取り組みを丁寧に紹介、自分に合ったワークから始められる!
●第4章 夫婦・兄弟姉妹の関係で大切なこと
子どもの承認につながる「夫婦」「兄弟姉妹」の関わり方を知ろう
●第5章 親(自分)のメンタルを安定させよう
自分は楽しいけど誰の役にも立たない「趣味」を見つけよう
●第6章 子どもの言動が変化してきたら?
会話以外の変化も大切!小さな変化を見つけてほめよう
▼著者プロフィール
小松 範之(こまつ・のりゆき)
NPO法人まなびデザインラボ理事、フリースクール「まなポート」運営。
「家庭での接し方」に焦点を当てた「承認の言葉かけ」メソッドを開発。オンラインでの個別アドバイスほか、講演や動画講座を含め合計1,600人以上に伝える。受講者からは「やるべきことが具体的で分かりやすい」と好評を博している。
はじめに
読み進める前に
本書内容に関するお問い合わせについて
第1章 子どもが不登校に…家庭での会話もなくなってきた
1. なぜ子どもが不登校に?
2. 「親子の会話」と「不登校」の関係性
3. 親子の会話がないのは子どもが反抗期だから?
コラム
第2章 雑談レベルを測ろう!
1.「雑談レベル」をもとに現状を分析してみよ
2.雑談レベル0 返事がない
3.雑談レベル1 興味のあることだけ話してくれる
4.雑談レベル2 親の話にあいづちを打ってくれる
5.雑談レベル3 学校のことを自ら話してくれる
コラム
第3章 子どもの承認欲求を満たす取り組みをしよう!
1.全雑談レベル 意識すべきこと
2.全雑談レベル 言い換える力を身につける
3.雑談レベル0 子どもの承認欲求を満たす
4.雑談レベル1 親の「聴く力」がポイント
5.雑談レベル2 「会話の成立」を重視する
6.雑談レベル3 「子どもの希望」を聞いて進路を一緒に考える
コラム
第4章 夫婦・兄弟姉妹の関係で大切なこと
1.子どもの承認欲求につながる「夫婦」の関わり
2.子どもの承認欲求につながる「兄弟姉妹」との関わり
コラム
第5章 親(自分)のメンタルを安定させよう
1.「自分だけが楽しい」時間が大切
2.自分は楽しいけど誰の役にも立たない「趣味」の見つけ方
コラム
第6章 子どもの言動が変化してきたら?
1.会話以外の変化にも注目しよう
2.子どもから学校・進路の話が出てきたら
3.進む道は人それぞれ!
おわりに
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