本書は、システムや課題をデータフローダイアグラム(DFD)でモデル化する手法を学ぶ書籍です。DFDは、システムの設計やドキュメント化の際に使われるモデル化の技法の一つです。システム内のデータの流れを視覚的に表現することで、以下のようなメリットがあります。
・システム全体の構造や機能を把握しやすい
・データの流れや入出力の内容が一目でわかる
・システム内の潜在的な脆弱性やセキュリティリスクを見つけやすい
忘れさられつつある技術と言えますが、複雑化する現代のシステムやデータベースを誰にとってもわかりやすくする色褪せない力がDFDにはあります。システム要件・設計の表記手法として歴史あるものに、再度光を当てることを試みるものです。
■本書の特徴
・豊富なモデル化のサンプル
システム構築にとどまらないDFDの活用方法を豊富な事例で紹介します。
・発展的なモデル化手法を紹介
SQLやセキュリティ分野でのDFDの活用方法も紹介しています。また、オブジェクト指向設計への展開方法も解説します。
・普遍的な知識を解説
DFDは1970年代に生まれた古典的な技法ですが、今なお色褪せずに利用できます。10年使える知識として見につくように、本質的な解説を心がけました。
■章立て
第1章 データフローダイアグラム(DFD)とは
第2章 DFDの書き進め方の基本
第3章 ユーザーの要望を理解し、モデルを作成する
第4章 DFDでの表現事例
第5章 特定テーマにDFDを活用する
1章 データフローダイアグラム(DFD)とは
2章 DFDの書き進め方の基本
3章 ユーザーの要望を理解し、モデルを作成する
4章 DFDでの表現事例
5章 特定テーマにDFDを活用する
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