Matt Ridley 著
長谷川 真理子 翻訳
長谷川 真理子 原著
人間とは何か、人間はいかに進化してきたのだろうか。本書は、進化生物学に基づいてその答えを探っていく。男と女は互いに肉体的に異なっているように精神的にも異なっているのだろうか。そうだとすればそれはなぜか。人間の美しさの基準は、恣意的なものなのか、それとも原則が存在するのだろうか。我々は、遺伝子をめぐる絶え間なき闘争で敵を欺き、相手を誘惑するために、大きな頭脳を持つようになったのだろうか。本書は、人間と性、さらに人間の知性に対し新たな見方を提起する。
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藤月はな(灯れ松明の火) さん
2014-11-21
子孫を永く、持続させ続けるために異なる遺伝子情報を性行によって組み合わせる「赤の女王」。ボノボの雌の発情を促すための子殺しについては自然人類学の授業で知っていたので良い復習になりました。「孔雀の派手な模様=危機管理もできている証拠」という説については興味深かったです。人間でも容貌やスタイルが時代に誂えたようなことは確かにありますよね。但し、生物学メインなため、ジェンダー論の観点から論は納得いかない部分もあります。そして種の存続のための性行以外はなぜ、起こるのかはまだ、分からないのでしょうか。
taken さん
2009-08-05
1993年。人間の配偶システムはコロニーをつくる鳥のシステムと類似している、という主張
サンサンサンド さん
2020-12-25
難しいけど面白かったー!