原子爆弾(翔泳社編集部 翔泳社編集部)|翔泳社の本
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原子爆弾


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形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784881352687
定価:
2,563(本体2,330円+税10%)
仕様:
その他・0ページ
原爆はどのように投下されたか

本書ではアメリカ国立公文書館や軍保存の写真資料、そして日本人の記録した原爆資料から、アメリカから見た原爆開発、投下、惨状と日本人から見た惨状の様子を客観的に紹介していきたいと思う。まだ多数の被爆者がその後遺症に悩まされながら毎日を送っていることを考えると、アメリカとは別の意味で客観的に紹介することの難しさを痛感しているが、人間の尊厳を軽視するために起きた、原爆の製造・行使の内実を理解していただき、次世代の人々の平和への糧としていただければ幸いである
(本書「序章」より)

序章

第1章 原子爆弾開発者たちの野望
もし原爆製作数がもっと多かったら、その数の分だけ日本に投下できる能力をもっていた!

原爆開発の信念は「ナチスに先を越されるな」
ウラン238と中性子をぶつけることで、原爆大量生産の兆しが見えた
世界初の原爆実験でいちばんの被害を受けたのは、牧草を食べた牛たち
トルーマンは戦争を終わらせたいがために、日本への原爆投下を決定した・・・のだろうか?
もし「原子爆弾」が当時三個以上できあがっていたら、その数だけ落とす能力を米軍はもっていた
原爆投下目標は、広島、小倉、新潟、長崎のいずれか一つ

第2章 「広島」原爆投下
巨大な火の玉で焼きえぐられた街

エノラゲイが広島上空にさしかかったとき、日本側の攻撃はなかった
その瞬間、爆心地の温度は3000~4000度
大火災が竜巻になり、放射能を大量に含んだ「黒い雨」が街を包んだ
収容しても、あふれるように被爆者が逃げ込んでくる
原子爆弾の投下理由は「日本国民を完全破壊から救うため」
原爆認定は倉庫内フィルムの感光

第3章 「長崎」原爆投下
爆風も放射能も、広島に投下した原爆の2倍の威力

長崎の被害をとどめたのは市を二分する「山」
爆心地から600~800メートルに点在する工場施設はすべて崩壊
爆風のすすが、聖母マリアの顔を痛々しく覆う
爆風は盆地上の河川地帯を荒れ狂うようになめ尽くした
軍や県の首脳陣でさえ被害状況を把握できない状況だった

年表

終章

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

なおバズ さん

2020-07-24

原子爆弾の開発の経過などが写真とともに書かれています。開発や投下に関わった人や投下後の町の状態の写真です。ウラン鉱からウラニウムを作って、そこから自然界に存在しない元素プルトニウムを作った。ということは知りませんでした。とても信じられない技術だと思います。開発に至るまでや投下されて被害にあった人たち、どれだけの人が犠牲になったのかと思うと、もう何も言葉がでてこないです。もう2度と使われることがないようにしたい。今ある核燃料は廃棄できるものなのでしょうか。考えるとゾッとします。