宮澤 賢治 著
賢治童話が不朽なのは、そのシュールな幻想、苦しすぎる現実からの脱皮と思えるこの世ならぬ美しくも、そこに定着して極楽浄土が得られるのではなく、また現実の痛みに戻ることが必ず行われ、不条理な現実を超えるための苦渋にみちた祈りと意志で到達する苦行ににた昇天であるからだ。
――白石かずこ・エッセー「不条理をみたものの祈り」(巻末)から
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Hisasi Hasida さん
2017-04-14
「100分 de 名著」からのぉ~ッ「 知恵泉」!! Eテレは、宮沢賢治推しなのかぁッ !!! って、思ったお話 。。。
chi0926 さん
2012-07-26
宗教的、哲学的要素が込められていて、読み返すたびに深い。銀河鉄道の夜は何度読んでも泣ける。映画化されたグスコーブトリの伝記も自己犠牲だった。。大人になって読んだ方がより一層切なく感じる童話ばかりだった。
瑞本 さん
2009-11-08
宮澤賢治の童話がすべて(おそらく)収録されている。この一冊だけで一気に読めるのが利点。ただ、とても分厚い上に、本文が三段になっていたので少し読みづらかった。この本は図書館で借りたものだから、気に入った童話だけ文庫で買おうと思う。