熊谷 千寿 翻訳
熊谷 千寿 原著
Abner Shimony 著
Jonathan Shimony イラスト
1582年、ローマ教皇グレゴリウス13世は、新しい暦を制定し、これまでの暦のズレを解消するため、旧暦から10日を削ることにした。その10日間には少年ティバルドの誕生日も含まれていた。誕生日を取り戻すため、ティバルドは教皇に直訴しようと考えるが……。
迷信と科学の混在する16世紀イタリアを舞台にした、ルネッサンスの天文学と暦から 消えた10日間をめぐる物語。
この物語はあるひとつの〈小さな世界〉の話だ。ティバルド・ボンディという名前の 、一五七〇年十月十日にイタリア北部の町ボローニャで生まれた〈小さな世界〉の話 だ。ティバルドが生まれた日付は、この物語にとってとても重要だ。というのも、テ ィバルドの身に思いもよらないことが起こったのは、ティバルドがその日に生まれた のが原因なのだから。
―本文より
原題:Tibaldo and the Hole in the Calendar
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kei0x さん
2017-09-01
童話的な読みやすい話だが,ベースは暦の科学であり,ユリウス歴からグレゴリオ暦へ変更のドタバタを楽しく学べる.
ねんそ さん
2009-04-14
小学校高学年〜中学生くらいが読むと面白い、かも。