怪奇と空想の物語
名探偵シャーロック・ホームズ・シリーズで知られる作家アーサー・コナン・ドイルは、超自然的恐怖を描いても一流の書き手であり、多くの怪奇小説の傑作を残している。同時に『ロスと・ワールド』『毒ガス帯』などの古典的名作をものしたSF草創期の巨人でもあった。
天性のストーリー・テラー、ドイルの多彩なジャンルにまたがる傑作短篇を集めた決定版選集、第2巻は、高空飛行に挑んだパイロットが遭遇する怪物たちの世界「大空の恐怖」、古代エジプトのミイラが甦る怪奇譚「競売ナンバー二四九」、数世紀を経た呪いが惨劇を引き起こす「銀の斧」(本邦初訳)など、恐怖小説の名篇に、天才科学者チャレンジャー教授が大活躍するSF「地球の悲鳴」「分解機」、潜水艦の脅威を警告したシミュレーション戦争小説「危険!」、さらにドイル自身の心霊術・神秘主義への傾倒をうかがわせる降霊綺譚「火あそび」、古代と現代が数千年の時を超えて交錯する「ヴェールの向こう」、愛する男を取り殺す<宿命の女>を描いて強烈な印象を残す「ジョン・バリントン・カウルズ」など、全14篇を収録。
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星落秋風五丈原 さん
2006-04-24
「小生のような天下一品の頭脳の持ち主のほうが、小手先の知識をむやみやたらとひけらかす偏狭な有象無象よりはるかに的確で幅広い見識を持っている。」と自慢から始まり、貴殿のピアレス(=Peerless、比類ない)という名前が目に留まったから「他の予定を全部キャンセルして是非面接に来い」 と勝手に日時を指定して呼びつける。更に内容については明かせないと断っておき、「家内は奇麗好きだからな」ととどめ。彼は言っただけの結果をちゃんと出すから、誰も反論できない。チャレンジャー氏が歩くと不思議な事態にやたら遭遇。
ext3 さん
2000-02-18
「大空の恐怖」ちょっと有り得ないけどなかなか面白かった
氷沼 さん
再読した際にコメントます。