Jacques Mayol 著
外山 厚子 翻訳
外山 厚子 原著
人類のルーツや海と人間との関わりを探究するため、世界各地を旅しているジャック・マイヨール。本書はこれまで回ったバハマ、沖縄に加え、天国のような場所――南半球フランス領ポリネシア(マルケサス諸島)から届いた、人々の素朴な暮らしや、珍しいイルカについてのエッセイです。時にイルカと潜りながら自然に身をゆだね、感覚や意識を解き放ちながら、人類のあるべき姿を綴っています。
深海に潜って無意識に身をゆだねていると、空と海がひとつに感じられるような、現実と非現実の境目がなくなる感覚に陥る。それは物質主義的な現実にはあり得ない「本能」や「知性」と言えるかもしれない。古代の人々は自然と対峙し、この感覚を持ちながら精神性に価値をおいた文明を築いていたのではないかと思っている。
―ジャック・マイヨール
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yukinden さん
2011-04-23
カタクリスム(大異変)、最後の大地殻変動と海水位の急変…謎に満ちた遺跡や構造物。子どものころからの好奇心の赴くままに、バハマのブルーホール〜与那国の海底遺跡〜マルケサス諸島を神秘を求めて。マイヨールの一貫した考えというのは、自然・宇宙に調和し、そのリズムに共鳴して、謙虚な気持ちでこの惑星やわれわれ自身について、もっと学ぼうとする姿勢を持つことにある。 現代のグロコス。プラナヤマ。「イルカになりたい」「海はいいよ、とても」メルヴィル『タイピー』プラトンの理想国家。ムー大陸。アトランティス。伝説。
草々 さん
2016-01-30
海に生きた男ジャックマイヨール。本書では彼の海に対する愛情や好奇心を感じずにはいられない。写真が大部分を占め、たびたび写真の中にトリップしてしまう。島での独特の時間軸の中に身を置いて生活をしてみたい。
ちょっきんな さん
2016-11-15
半分フォトブックです。ずーっと見てられます。表紙のブルーだけでも癒される…