クレイトン・クリステンセン 著
伊豆原 弓 翻訳
伊豆原 弓 原著
業界を支配する巨大企業がその優れた企業戦略ゆえに滅んでいく構造を様々な事例とその分析により示した画期的な経営書
何故本書が米国においてこれほどまでに高く評価され、広く読まれているのであろうか?それは一言で言えば、本書が「自宅で読めるハーバードビジネススクールの精髄」だからである。
本書の初稿を読み終えたとき、私の脳裏には米国東部ボストンにあるハーバードビジネススクールの教室がまざまざと蘇っていた。長身のクリステンセン先生は階段状の教室の中央で、名指揮者のようにクラスの議論をリードし、温厚な中にも鋭い質問を浴びせる。学生たちは、知力と職務経験の限りを尽くしそれに応え、互いの議論を研ぎ澄ましていく…。
本書は、これまでであれば年間200万円以上の学費を払い、2年間の休暇を取るか仕事を辞めるかして、半年間の単位を撮らなければ得られなかった、ハーバードビジネススクールの「イノベーションのマネジメント」の講義に関する知識を自宅に居ながらにして得ることができるのである。
―解説(筑波大学先端学際領域研究センター 玉田俊平太)より
優良企業がその優秀な企業戦略ゆえに滅びる構造を指摘した書籍としてアンディー・グローブ(インテル会長)、ジェフ・ビゾス(アマゾンコムCEO)を初めとする世界の一流経営者が激賞!発売2年後の現在もアマゾンコム・ビジネス書ランキングに入る超ロング&ベストセラー(1999.12.3現在、ビジネス書ランキング3位)。
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zoe さん
2021-07-25
再読。The Innovator's Dilemma (1997, 邦訳2000)。20年以上も昔から、既存技術のトップランナーは、斜め上の技術を見落とす。というか、現場の声が時の経営者には届かず敗北者となると言われている。良識的な経営判断が仇となる。今では、これもまた常識となった。でも、良識的判断の結果なら、結果仕方ないで済むのでしょう。事例研究には、ショウジョウバエのように回転率の良い題材が必要。教育とイノベーション/イノベーターの発生の関係を研究しようとしたら、どんな指標を用いればよいのだろうか。
thinking_sketch_book さん
2013-11-13
★★★★☆ 破壊的イノベーションの存在を初めて知った。メガネも飛行機会社も3Dプリンターも皆、破壊的イノベーションにつながると思う。それを単にイノベーションを起こす方法だけでなく、既存産業に居ながら対処するための方法を明示しているのが嬉しい。
harhy さん
2013-04-14
破壊的イノベーション。言葉が刺激的だね。そして、破壊的技術に対して試行錯誤と失敗に寛容でなければならないと。確かにそうだと思う。