Eileen Welsome 著
渡辺 正 翻訳
渡辺 正 原著
「プルトニウムの人体投与」……
名だたる医師や科学者が犯した
今世紀最大の罪。
同意も説明もなく実験台にされた数千のアメリカ国民。
ヒロシマ・ナガサキの原爆投下……
被害者は日本だけではなかった!
人間なのか?モルモットなのか?
原爆第一号完成以前、放射能の人体実験を知りたいがために「人体実験」に手をそめていった医師や科学者とは?
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coolflat さん
2014-04-08
患者18名にプルトニウムを注射した実験や妊婦829名に放射性物質を飲ませた実験や施設の子供74名に放射性物質を飲ませた実験について書かれている。これらの被験者は例外なく、貧者や弱者や末期の病人であり、インフォームドコンセントを受けることなく、人体実験を受けさせられた。だがプルトニウム注射実験では、「死期の迫った末期患者」だと大抵の人が思い込み、科学論文にもそう書かれていたが、それが嘘だということが判明する。人体の長期におけるプルトニウムの影響を追跡するため、比較的健康な患者が被験者として使われたのである。
GASHOW さん
2014-09-04
プルトニウムを注射したり、放射能を炭酸飲料にカクテルにして飲ましたり、なんて恐ろしい ことを。放射能の怖さを疑う人に読んでもらいたい。想像以上に恐ろしい。
もよ さん
2013-03-13
アメリカの医学者・科学者がアメリカ人を対象に実施した放射能人体実験について、事実をたんたんとつづった書。ここまで非人道的な人体実験を臆面も無く実行するアメリカという国家組織の恐ろしさとともに、一方で、このような重要な事実を地方紙の記者が暴き、エネルギー省長官やクリントン大統領をも動かすアメリカのジャーナリズムの力強さも印象的。 正直読みやすい本ではないが、いろいろな意味で重要な書です。放射性物質はここまで隠蔽しなければならないほど危険なものだということも再確認しました。