Bruce Schneier 著
山形 浩生 翻訳
山形 浩生 原著
完全なシステムはありえない。どんなテクノロジーも、「究極の答え」なんかではあり得ない。実世界では、セキュリティはプロセスに関わってくる。セキュリティは製品じゃない。それ自体がプロセスなのだ。だから、デジタルシステムのセキュリティを高めたいなら、プロセス構築をはじめるしかない! セキュリティ問題を技術で解決できると思っている人は、問題もわかっていないし、技術もわかっていない。本書はそういうセキュリティ問題と、技術の限界、そしてその解決法についての本だ。
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absinthe さん
暗号学者で、有名な暗号TWOFISHの開発者でもある。セキュリティは技術だけでなく人間の努力のたまものでもある。技術的でない人為的な失敗によるセキュリティの破たんが以下に多いか教えてくれる。かつての様々な事例が興味深い。 --- TWOFISHは、AES候補だったが惜しくも3位で落選。しかし高速で筆者は好んで使用した。
roughfractus02 さん
2018-05-14
著者は防御について、ユーザには時間稼ぎ、クラッカーにはチャレンジだ、という。セキュリティを時間的プロセスに重点を置いて捉え直す本書は、絶対など存在しないセキュリティ社会を防御、検知、対応の3つのプロセスから描く一方、暗号技術自身の精度に過度に依存すると人的なソーシャルエンジニアリングによってセキュリティが破られる点にも言及する。インターネットだけでなく、依然日常を占めるマスメディアも「敵」として分類し、「標的に対する競争優位には関心がない。「ニュースになる」お話に興味がある」「産業スパイ」と呼ぶのがいい。
concreteseijin さん
2018-01-31
人から感謝される行為 が自分の正しさや生き方を万力化してくれてる。自己満ならぬ他者満。