カメラマンのためのカラーマネージメント術(谷口 泉)|翔泳社の本
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カメラマンのためのカラーマネージメント術


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798123189
定価:
2,640(本体2,400円+税10%)
仕様:
B5・144ページ
カテゴリ:
カメラ
キーワード:
#芸術その他,#趣味,#グラフィックソフト・ツール,#デザイン
紙の書籍

デジタル暗室作りからプリントまで プロが教えるデジタル写真の色管理術

「いい写真を撮ってきたはずなのに、モニタで見ると色が変になる」「モニタでは上手く表現できているのに、プリントするとおかしくなる」。こういった悩みを抱えているカメラマンの方はいませんか? 本書は、そうした方に向けてデジタル環境におけるカラーマネージメントの手法を解説する書籍です。

撮影する段階から色表現を正しく行っていくための具体的な解説から始まり、デジタル暗室作り、モニタ上でのチェック、そして最終的にプリントするまで、一貫した色管理術を解説します。広告や制作の現場で活躍するカメラマン、そしてデジカメ写真の色味にこだわりを持つカメラマン、必携の1冊です。


この本で学べることはたくさんあります
・- カメラマンから見たカラーマネージメントの考え方
・- デジタル暗室の作り方
・- デジタル写真の色管理
・- モニター上の色管理
・- ソフトウェアを使った色管理
・- プリンターの色管理など

こんな人に読んでもらいたいです
・- 広告や制作の現場で活躍するカメラマン
・- フォトコンテストに写真を出したい写真愛好家
・- デジタル写真の色ミニこだわりを持つカメラマン

Part1 今すぐカラーマネージメントを始めよう
Chapter1 こんな経験ありませんか?

1 デジタル環境をチェックする
2 撮影だって一生懸命、現場で作品を追い込むカメラマン
3 モニターで写真を見ながら、イメージどおりに仕上げる
4 写真はプリントして、初めて作品となる
5 入力から出力まで、メッセージを伝える作品

Chapter2 カラーマネージメントって何だろう

1 機材間の色を管理する総称がカラーマネージメント
2 それぞれの機器にキャリブレーションが存在する

Chapter3 カメラマンのためのカラーマネージメント

1 なぜ、カラーマネージメントは失敗しやすいのか
2 なぜ、カラーマネージメントは難しいのか
3 カメラを基準にカラーマネージメントする
IZUMIのほっとフォトコラム(1)

Chapter4 キャリブレーションツールの役割

1 人の目とキャリブレーションツール
2 おすすめのキャリブレーションツール

Part2 デジタル暗室編
Chapter1 自分の部屋をデジタル暗室にする

1 デジタル暗室は”明るい暗室”
2 デジタル暗室の役割は2つ
3 デジタル暗室をつくる条件

Chapter2 デジタル暗室に相応しい光をコントロール

1 色温度の検証、デジタル暗室で使う蛍光ランプ
2 ミックス光にしない、デジタル暗室をつくる場所
3 昔も今もやっぱり暗室は暗い!?
IZUMIのほっとフォトコラム(2)

Chapter3 公開 谷口泉のデジタル暗室

Part3 デジタルカメラ編
Chapter1 撮影で行うカラーマネージメント

1 色彩はホワイトバランスを使いこなす
2 正しい色彩で写真を撮影したい
3 自分の露出=適正露出を探す
4 ”見える露出”ヒストグラムを使う
5 カラーマネージメントから、記憶フォーマットを選ぶ
IZUMIのほっとフォトコラム(3)

Chapter2 作品づくりの分かれ道、色空間

1 写真に付属する入力プロファイルの役目
2 色空間、sRGB と Adobe RGB
3 色空間で変わる、表現できる色彩の広さ

Chapter3 sRGB と Adobe RGB どちらを選ぶ?

1 カメラマン的に考える、Adobe RGB の色彩
2 自分の環境に合った色空間を選ぶこと

Part4 モニターキャリブレーション編
Chapter1 モニターの選び方

1 TN、VA、IPS、液晶パネルで選ぶ
2 sRGB と Adobe RGB、表現色域で選ぶ
3 解像度やその他のスペックで選ぶ
IZUMIのほっとフォトコラム(4)

Chapter2 モニターキャリブレーションを始めよう

1 モニターキャリブレーションの流れを知る
2 モニターを制御する出力プロファイルの役目

Chapter3 輝度とコントラスト

1 モニターの輝度は 120 カンデラ
2 モニターのコントラスト調節はグレースケールで確認

Chapter4 ガンマ値

1 モニターガンマで写真の明るさが変化する
2 モニターはデジタルカメラのガンマ値に合わせる

Chapter5 白色点

1 白色点でモニターの色彩が決まる
2 カメラマンなら、デジタルカメラに白色点を合わせる

Chapter6 モニターキャリブレーションフロー

1 モニターの設定
2 ターゲット値の設定
3 ゲインの調節
4 輝度調節
5 キャリブレーション
6 曲線と色彩計

Part5 プリンターキャリブレーション編
Chapter1 インクジェットプリンターの選び方

1 インクジェットプリンターは優秀なRGBプリンター
2 自宅プリントとお店プリント
3 顔料系、染料系インクで選ぶ
4 用途によってインクをセレクトする

Chapter2 プリンターキャリブレーションを始めよう

1 プリンターキャリブレーションの流れを知る
2 プリンターを制御する出力プロファイルの役目
3 インクジェットプリンターは紙の選択が大事
4 時間経過で変わるインクジェット紙

Chapter3 プリンターキャリブレーションフロー

1 印刷品質のチェック
2 メディア設定チェック
3 ターゲットの印刷
4 ターゲットの測定
5 詳細設定、絶対グレーを外す
6 プリントプロファイルで印刷

Part6 ソフトウェア編
Chapter1 OS編

1 OSで異なるカラーマネージメント
2 ウェブ世界のカラーマネージメント
3 モニターで写真を見ながら、イメージどおりに仕上げる

Chapter2 フォトレタッチソフトのカラー設定編

1 Adobe Photoshop CS5 によるカラー設定
2 プロファイルの変換
3 ソフトウェア上の色校正

Chapter3 フォトレタッチソフトによる印刷

1 Adobe Photoshop CS5 によるプリント設定
2 Adobe Lightroom 3 によるプリント設定

Appendix カラーマネージメントを利用した作品の製作現場
作品の撮影から、編集、仕上げまでを紹介

Stage1 撮影・ライティング
Stage2 撮影・色彩(SpyderCUBE)
Stage3 フォトレタッチ(1)色彩補正
Stage4 フォトレタッチ(2)ハイライト、シャドウ補正
Stage5 フォトレタッチ(3)トーンカーブ
Stage6 プリント(1)追い込み作業
Stage7 プリント(2)写真の鑑賞方法

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最終更新日:2011年03月28日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 056
「Adobe RGB」の表内の文字修正
・色彩情報が多い分、商用印刷などに適正がある
・色彩情報が多い分、商用印刷などに適性がある
2011.03.28
1刷 060
本文:右段 上から7行目 
・・・事務用としては適正があります。・・・
・・・事務用としては適性があります。・・・
2011.03.28
1刷 060
本文:右段、上から14行目
・・・の再生に適正があるほか、・・・
・・・の再生に適性があるほか、・・・
2011.03.28
1刷 38
昼光色(グリーン色)の写真(上右)と、昼白色(プルー色)の写真(下左)が、入れ替わって入っています。
昼光色(グリーン色)の写真(上右) 昼白色(プルー色)の写真(下左)
昼白色(プルー色)の写真(上右) 昼光色(グリーン色)の写真(下左)
2011.02.21

感想・レビュー

river125 さん

2013-01-30

何度かチャレンジしたものの、いまいち納得できてないカラーマネージメント術。本書を読んだあとも、その感覚は変わらない。カラーマネージメントの難解さ以前の問題として、この人のルーズな文章が自分には合わなかった。