これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険(高野 龍昭)|翔泳社の本
  1. ホーム >
  2. 書籍 >
  3. これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険

これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798125145
定価:
1,650(本体1,500円+税10%)
仕様:
A5・216ページ
キーワード:
#ヘルスケア,#福祉資格,#社会,#生活情報
シリーズ:
スッキリ図解
紙の書籍
本書籍には新版があります
これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険 第2版

何がどう変わるのか?問題点は何なのか?介護保険制度がスッキリわかる

今年2011年6月15日に「改正介護保険法」が国会で成立しました。施行は2012年4月からです。介護保険制度は2000年に始まりましたが、13年目がスタートします。このタイミングでは、2回目のダブル改定(制度改正と報酬改定)が予定されており、調査や分科会を経て、2012年1月には介護報酬(サービスの値段)が決まる予定です。

本書は、この改正介護保険について、図解たっぷり、イラストも盛り込んで、やさしく解説します。既に介護保険をよく知る人(ケアマネジャー)に向けて、何がどのように変わったか、改正ポイントや介護報酬の改定ポイントをまとめます。また、ケアマネほど介護保険について詳しくないけれど、仕事のうえで基本を知っておくべき人(社会福祉士、介護福祉士、ヘルパー、医師、看護師、施設事業者、自治体福祉関係者、社労士やFP)や、介護職の資格を取ろうとしている人にとっても、介護保険の概要や利用方法についてわかる本となっています。

第1章 介護保険とはどういうもの?

介護保険はなぜできたのか
(1) 少子高齢化が進み、家族が小規模化した
(2) 90年代までの制度が疲弊し、改革が必要に
(3) 「社会福祉基礎構造改革」の第一歩としての介護保険
COLUMN 措置制度と介護保険制度の違いって?
介護保険制度とは
(1) 保険者とはだれのこと?
(2) 被保険者とはだれのこと?
(3) 財源の構造はこうなっている!
(4) 保険料はこう決まる!
(5) 要介護認定とケアマネジメントの流れ その1
(6) 要介護認定とケアマネジメントの流れ その2
(7) 介護サービスとはどういうものか?
(8) 介護サービスの値段はどのように決まる?
(9) 介護サービスを利用者はどう負担する?
(10) 介護サービスの費用の支払い方法
COLUMN 保険料を払わないとどうなる?
保険制度とは
(1) 社会保険と民間保険の違いは?
(2) 社会福祉制度と社会保険制度の違いは?
COLUMN 特別徴収と普通徴収の違いって?
COLUMN 保険制度に限界はあるの?
COLUMN そもそも保険制度ってなに?

第2章 介護保険はこう変わる!

介護保険をとりまく状況・問題点
(1) 介護保険創設後に事業者や施設が増加した
(2) どんどん増大していく介護給付費
(3) 要介護者の増え方の特徴とは?
(4) 介護予防が重視されるようになった
(5) 介護サービス事業者・施設のつきない悩み
(6) 施設入所待機者も増加している
(7) 高齢者を「虐待」から護れ!
(8) 「2015年問題」と「2025年問題」がもう目前!
COLUMN 1次・2次予防事業の対象者って?
2012年改正でこう変わる!
(1) 「地域包括ケアシステム」の実現が基本方針
(2) 新たなサービス・事業が創設される!
(3) 介護職員による日常の「医療的ケア」が実施される
(4) サービス付き高齢者向け住宅が制度化される
(5) 市民後見人を活用しようとする動きが広がる
(6) 介護保険事業計画の拡充・地域密着型サービスの公募指定性
(7) 財政安定化基金を取り崩して保険料の軽減に当てる
COLUMN 療養病床とは?
COLUMN 「準市場」って?
COLUMN 介護サービス事業者・施設と労働法規の関係って?

第3章 介護保険はこう使う!

利用のための相談は
(1) 身近なところにある相談窓口
(2) 行政機関や専門家以外にも、身近にいる相談者
要介護認定は必須
(1) 要介護認定の申請をする
(2) 1次判定はどのように行われるのか
(3) 2次判定はどのように行われるのか
(4) 要介護認定の結果の通知はどう行われる?
COLUMN 認定調査員と上手につきあうには?
ケアプランをつくる
(1) ケアプランの作成依頼と内容
(2) ケアマネジメントに避けて通れない「支給限度額」
(3) ケアプラン作成の手順はどういうもの?
(4) サービスを利用するにはとにかく契約とプランが必要
保険給付と費用の利用者負担
(1) 定率1割の負担…全額自己負担になるものも その1
(2) 定率1割の負担…全額自己負担になるものも その2
(3) 低所得者のための費用負担軽減策にはなにがある?
COLUMN 費用負担が重いとき…高額介護サービス費
賢く介護サービスを利用する
(1) 苦情と不服はどうしたらいい?
(2) 事業者・施設はどう選択すればいいか
COLUMN 「情報の非対称性」とは?
COLUMN 「要介護認定の意義と課題」って?

第4章 ケアマネジメントはどのように行われる?

ケアマネジメントの開始
 インテーク(相談受理)からスタートする
契約・アセスメント
 利用契約したらアセスメント(課題分析)へ
ケアプランの作成
 サービス担当者会議・ケアプランの決定
サービスの実施・モニタリング・評価・再アセスメント
 サービスの利用中の変化を把握し、再アセスメントへ
COLUMN ケアマネージャーの資格と課題とは?
COLUMN ケアマネージャーはどこに配置されるの?

第5章 介護保険で利用できる介護サービスは?

介護サービスを利用する前に
(1) 利用手続きの際の重要事項の説明と契約
(2) 事業所・施設の開設はどのように行われる?
居宅サービス
(1) 訪問介護・訪問入浴介護
(2) 訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導
(3) 通所介護・通所リハビリテーション
(4) 短期入所生活介護・短期入所療養介護
(5) 特定施設入居者生活介護
(6) 福祉用具貸与・特定福祉用具販売
(7) 住宅改修
介護保険施設
 介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護療養型医療施設
地域密着型サービス
(1) 小規模多機能型居宅介護・夜間対応型訪問介護
(2) 定期巡回・随時対応型訪問介護看護・複合型サービス
(3) 認知症対応型共同生活介護・認知症対応型通所介護
(4) 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護・地域密着型特定施設入居者生活介護
COLUMN 介護給付と予防給付の違いって?
地域支援事業
(1) 介護予防事業
(2) 包括的支援事業と任意事業
(3) 介護予防・日常生活支援総合事業
COLUMN 「ユニットケア」って?
COLUMN 医療保険・障害者自立支援制度と介護保険の関係って?
COLUMN 基準該当サービス・離島等における相当サービスって?

第6章 今後の課題とは? ~これからの高齢者介護

避けて通れない財源の議論
 どんどん膨らむ社会保障給付費
COLUMN わが国の「給付」と「負担」の水準はどのレベル?
高齢者をどう支援するのか
(1) 介護予防サービスの課題はなにか
(2) 人生の最期をどこで看取るのか?
高齢者の権利擁護の重要性
(1) 成年後見制度で高齢者の権利・財産を守る
(2) 日常生活自立支援事業で高齢者の権利・財産を守る
認知症対策の今後
 特に注目されている認知症のケア
介護サービス従事者の確保
(1) 介護サービス業界の人材確保の対策が必要!
(2) 介護従事者の処遇は改善されるのか?
介護サービスの質の評価
 「よいサービス」を目に見えるようにする!
COLUMN QI(Quality Indicators)ってなに?
COLUMN 外部評価と第三者評価って?

資料

資料1 介護報酬のポイント
資料2 介護職員処遇改善加算のサービス別可算率
資料3 地域区分

本書は付属データの提供はございません。

お問い合わせ

内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。

正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。

利用許諾に関するお問い合わせ

本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。

  • 訪問介護員の研修制度

    本書の148ページ中段にあるとおり、訪問介護員は、介護福祉士であるか、訪問介護員養成研修1級(2級修了+230時間)もしくは2級(130時間)研修、介護職員基礎研修(500時間)の修了が必要ですが、2013年度からはこの研修体系が改正され、訪問介護員養成研修が介護職員初任者研修(130時間)に再編され、介護職員基礎研修は介護職員等実務者研修(450時間)に移行されます。
  • 障害者総合支援法の施行

    2013(平成25)年4月1日から、「障害者自立支援法」は「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」とされました。これに伴い、本書中の「障害者自立支援制度」および「障害者自立支援法」(p.29の5か所、p.182~183の12か所、p.195の1か所)は、「障害者総合支援法」と読み替えてください。
この商品の「よくある質問」はありません。

ご購入いただいた書籍の種類を選択してください。

書籍の刷数を選択してください。

刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。

現在表示されている正誤表の対象書籍

書籍の種類:

書籍の刷数:

本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。

対象の書籍は正誤表がありません。

最終更新日:2012年06月14日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 092
上段左から2行目
2刷
別表にあるように
下表にあるように
2012.06.14
1刷 116
下段6行目、10行目
2刷
支給限度基準額
区分支給限度基準額
2012.06.14
1刷 140
下段、3行目
2刷
ステップ2:実務研修受講資格試験
ステップ2:実務研修受講試験
2012.06.14
1刷 141
図中、左から2つ目のボックス
2刷
介護支援専門員実務研修受講資格試験(合格)
介護支援専門員実務研修受講試験(合格)
2012.06.14
1刷 147
「●居宅サービス」の6番目
2刷
・特定施設入者生活介護
・特定施設入者生活介護
2012.06.14
1刷 207
上段、左から4~3行目
2刷
褥創
褥瘡
2012.06.14

感想・レビュー

あこ さん

2013-12-11

わかりやすい。介護保険法が改正された時には、また本書の改定版を読みたい。

こたちゅう さん

2013-12-30

仕事の関係で介護保険制度の概要を知りたいと思い読んだ。いわゆる実用本で、新聞の連載記事のようなものだが、ゼロから知るにはこういうものがいい。コンパクトに整理してまとめているため、通読して面白いものではない、参考書。介護保険をひと通り知りたい人にはいい。ただ読書としては面白みがない。

Mine さん

2013-03-03

読了。実務的な内容だけでなく財源や2030年問題などの将来的な課題にもふれてあり勉強になりました。今は経済学的にいう「準市場」かつ「情報の非対称性」のため利用者が納得できる程の情報を持ち得ないといわれている介護サービスも、ライフスタイルなど多様な価値観をもつ団塊世代が後期高齢者になる2030年には、そのあり方や内容、行政のサービス業者への関わりも変化していくのでしょうね。