一志 達也 著
本書はご好評に支えられて改訂/増刷を重ねてきた『新やさしいOracle PL/SQL入門』の改訂第3版に相当します。今回の改訂の目玉として、最新のPL/SQL開発環境であるOracle SQL Developer 3.0に対応した導入、使い方、デバッグの実際など、効率的でありな がら実践的なPL/SQL学習方法を充実させました。定番タイトルの最新版として、長く安定した売れ行きをご期待ください。
Chapter1 PL/SQLはどのような場面で使うのか
繰り返し行なう操作はプログラムで
PL/SQLはプログラム言語
PL/SQLのメリット
なぜ処理が速くなるのか
なぜ開発効率や品質が向上するのか
PL/SQLの隠れたメリット
まとめ
Chapter2 PL/SQLの実行環境と基本構文
PL/SQLの実行に必要な環境
PL/SQLで効率よく開発できるツール群の登場
SQL Developerを入手しよう
SQL Developerはどこからダウンロードできる?
SQL Developerを起動してみよう
SQL Developerの初期設定
SQLとPL/SQLの実行
PL/SQLの基本的な構文を学習しよう
まとめ
Chapter3 変数の宣言と利用
変数ってなんだ?
プログラムの作成に不可欠な変数
似て非なる変数と定数
複数の値を格納できる配列
PL/SQLでは宣言をまとめて実施
PL/SQLプログラムの構造
変数を宣言してみよう
変数に初期値を設定してみる
定数の宣言方法
特別なデータ型
値の代入と利用法
まとめ
Chapter4 データ抽出とカーソル処理
なぜSELECT 文でエラーが発生するのか
複数の値を代入できるSELECT…INTO…FROM文
取り出したデータを1 行ずつ扱うカーソル
刻々と変化するデータへの対処
一時的にデータを利用する際に最適な一時表
フラッシュバック問い合わせ
カーソル処理の手順
手順1─カーソルの宣言
手順2─データ格納用変数の宣言
手順3─問い合わせの実行
手順4─結果の抽出
手順5─終了判定
手順6─問い合わせ結果の解放
まとめ
Chapter5 制御構造とカーソル処理
制御構造
分岐処理の記述─IF
反復処理の記述
前判定反復処理─WHILE
後判定反復処理─LOOP
反復処理の中断─EXIT
反復処理の制御─CONTINUE
そのほかの反復処理─FOR
カーソルFORループ文
まとめ
Chapter6 配列の定義と活用
配列とPL/SQLは相性が良い
配列の種類
配列の定義は2ステップ
ステップ1─データ型を宣言する
ステップ2─実際の配列を宣言する
配列に欠かせない添字
配列への値の格納
結合配列への値の格納
ネストした表やVARRAYへの値の格納
配列の値の参照
添字が整数になっている場合の注意点
配列全体の参照
配列の操作メソッド
集合演算子の利用
まとめ
Chapter7 配列の応用的活用
横に複数の値を格納する配列─レコード
レコードの定義
属性を使ったレコードの定義
レコードを使用したデータの更新
縦横に複数の値を格納する配列
配列への値の格納─ SELECT文での格納
配列への値の格納─カーソル処理での格納
配列への値の格納─ RETURNING INTO句での格納
配列を使用するうえでの落とし穴
配列の値をデータベースへ格納する方法─FORALL文
FORALL文の特徴と注意点
添字が連続していない場合はどうなるのか
連想配列とVALUES OF句の活用
まとめ
Chapter8 例外処理の方法
エラー=例外
例外処理部の作り
事前に定義された例外と自分で定義する例外
(1)PL/SQLで事前に定義されているもの
(2)Oracle のエラーに対して自分で定義したもの
(3)アプリケーションの要件によるエラーに対して自分で定義したもの
例外が処理されなかったらどうなるのか
あらゆる例外を受け取れるハンドラ
処理した例外をPL/SQLプログラムの外部に戻す方法
例外処理後に処理を続行する方法
エラーコードとエラーメッセージの取得
まとめ
Chapter9 PL/SQLブロックのネストとサブプログラム
PL/SQLブロックのネスト
ルール1─子は親の変数やカーソルを参照できる
ルール2─親は子の変数やカーソルを参照できない
ルール3─子が親と同じ変数を宣言すると子の宣言が優先される
共通のロジックはひとまとめに
ロジックの共通化の注意点
関数─引数と戻り値
ファンクションとプロシージャ
プロシージャとファンクションの構文
引数の作成方法
値を戻す方法
プロシージャ/ファンクションの呼び出し方
まとめ
Chapter10ストアドプログラム
より効率的な処理の共通化
ストアドプログラムとは
ストアドプログラム化するメリット
(1)データベース側への処理の集中
(2)メモリの有効活用
(3)プログラムのコンパイル
ストアドプログラムの作成
CREATE OR REPLACEを使う理由
ストアドプログラムの呼び出し
参照できないはずのデータが見える!?
呼び出されるプログラムの優先順位
引数の調べ方
引数の省略─デフォルト値
引数の順序の変更
まとめ
Chapter11 ストアドプログラムのデバッグ
コンパイルエラーでも登録されるストアドプログラム
エラーの内容の確認
プログラム作成のコツ
SQL DeveloperによるPL/SQL開発
PL/SQLプログラムの作成方法
SQL Developerのデバッグ機能
まとめ
Chapter12 トリガーの作成
トリガーとは
トリガーの活用例(1)─導出値の保存
トリガーの活用例(2)─値の制約
トリガーの活用例(3)─整合性の確保
トリガーの活用例(4)─ビューの更新
トリガーの活用例(5)─監査
トリガーの活用例(6)─暗号化
トリガーの作成方法
実行前と実行後
トリガーを実行するイベントと表
文単位と行単位
トリガーを実行する条件
トリガー内で参照できる特殊な値
トリガーならではの条件文
INSTEAD OFトリガー
データ操作以外に対応するトリガー
トリガーの管理
まとめ
Chapter13 パッケージの作成
パッケージとは
パッケージの仕様部と本体部
仕様部の作成
本体部の作成
パッケージの呼び出し方
パッケージのメリット
メモリの効率的な活用
開発効率の向上
間接的な依存関係からの解放
パッケージ特有の機能
プライベートプログラム
オーバーライド
共通変数/共通カーソル
まとめ
Chapter14 PL/SQLを活用するためのさまざまなテクニック
ユーティリティパッケージとは
プロシージャ/ファンクション、その引数の調べ方
ユーティリティパッケージの種類
動的SQLの実行
(1) EXECUTE IMMEDIATE文を用いる方法
(2)ユーティリティパッケージDBMS_SQLを用いる方法
動的なSQLでのカーソル
動的SQLに関する注意事項
ファイルの読み書き
OS上のファイルにアクセスするためのUTL_FILEパッケージ
PL/SQLによるWebページの作成
HTP/HTFパッケージの使い方
PL/SQLのパフォーマンスを向上させるために
データ型の変換は最小限に
SQLは最適に、繰り返しは最小限に
ネイティブコンパイル
ソースコードの暗号化
まとめ
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takyaC さん
2014-05-01
PL/SQLの特徴やメリット、文法等がJavaやC等の他の言語と比べながらとても分かりやすく書かれている。PL/SQL初めての人にオススメ。配列の章は飛ばして読みました。