図解と事例でわかる スマートハウス(家入 龍太)|翔泳社の本
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図解と事例でわかる スマートハウス


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798131627
定価:
1,980(本体1,800円+税10%)
仕様:
A5・232ページ
カテゴリ:
ビジネス入門
キーワード:
#スキルアップ,#ビジネス教養,#ビジネスIT,#人材・組織
紙の書籍

加熱するスマートハウス関連業界を「図解と事例」でざっくり紹介

人口減少と高齢化が進む日本における数少ない成長分野の一つに、環境・新エネルギー関連の産業がある。特に、太陽光発電をはじめとする自然エネルギー関連の事業は、原発事故をきっかけに実用化に向けた取り組みが盛んになっているが、現時点では、安定性や価格などの問題から、主要エネルギー源として代替利用できる目算は立っていない。

新エネルギーの広域利用はハードルが高い一方、ITとの連携による電力管理や節電、スマート家電やスマートカー(EV・ハイブリッド)との連携といった限られた地域での利用は比較的ハードルが低い。それを実現するのが、本書のテーマである「スマートハウス」である。

本書は、一部の都市やマンションなどで実験段階にあり、大手家電量販店が販売に力を入れている、今後大幅な需要拡大が見込まれる「スマートハウス」の現況を、幅広いビジネスパーソンにわかりやすく提供する。

スマートハウスの外観
スマートハウスの内部
制御機器と省エネ装置
創エネ装置
畜エネ装置
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング) 
スマートタウン
はじめに

第1章 スマートハウスの市場動向

1-1 建築、設備、ITでエネルギーを最適制御するスマートハウス
1-2 スマートハウスのメリット―自家発電利用で光熱費を削減
1-3 スマートハウスの使い方―環境、経済、防災など目的で選択
1-4 スマートハウスの製品例―大手メーカーやビルダーの戦略と価格
1-5 スマートハウスの市場規模―東日本大震災以降、急激な伸び
1-6 参入企業-家電から自動車まで多業種に参入チャンス
1-7 政府・官公庁の政策―補助金や減税のオンパレード
column01 エコキュートもカッコよく設置しよう

第2章 スマートハウス用の住宅

2-1 スマートハウスの要素技術―省エネ、創エネ、蓄エネの総合技術
2-2 スマートハウス用の住宅―パッシブデザインで省エネを徹底追求
2-3 住宅の省エネ性能評価指標―入る熱、逃げる熱の量を数値化
2-4 BIMとは(1)―最先端の3D 設計手法
2-5 BIMとは(2)―着工前の住宅設計の最適化
2-6 BIMによるパッシブ設計―太陽光を自由自在にコントロール
2-7 BIMによる自然換気の設計―自然換気で空調エネルギーの節約
2-8 BIMによるエネルギー解析―消費エネルギーの建設前予測
column02 太陽光を最大に利用できるデザイン

第3章 HEMS

3-1 HEMSとは―スマートハウスの“ 頭脳” や“ 神経”
3-2 HEMSの機能(1)―エネルギーの「見える化」
3-3 HEMSの機能(2)―エネルギーの流れを制御
3-4 HEMSの機能(3)―住宅外のコミュニティーとの連携
3-5 HEMSの製品例―クラウド・SNSとの連携やDIYタイプ
3-6 余剰電力の買取制度とは―余った電力は電力会社へ売却
3-7 系統連系―電圧、周波数、位相を合わせる
3-8 電力ピークカット―ピークを避けた商用電力の使用
3-9 モニターとコントローラー―「見える化」と「制御」を担う窓口
3-10 電力センサー―各機器の消費電力を把握
3-11 ガスメーターと水道メーター―パルス発信式メーターをHEMSと接続
3-12 HEMSで使われる通信手段―無線・有線LANから電力線通信まで
3-13 ECHONET Lite―HEMSの通信用標準規格
3-14 HEMSに対する優遇策―機器購入費用と工事代を定額補助
column03 HEMS 以外のいろいろな「EMS」

第4章 太陽光発電システム

4-1 太陽光発電のしくみ―太陽光のエネルギーの電力変換
4-2 太陽光発電パネルのしくみ―半導体による太陽光の電力変換
4-3 パワーコンディショナー―直流と交流をつなぐ変換器
4-4 太陽光発電パネルの製品例    ―性能、形、デザインでさまざまなバリエーション
4-5 太陽光発電に対する優遇策―設置費用の補助と余剰電力の買取制度
column04 太陽光発電で開閉する電動シャッター

第5章 さまざまな自然エネルギー

5-1 太陽光以外の再生可能エネルギー―さまざまな太陽の恵みの利用
5-2 太陽熱温水器―「熱は熱で」を高効率で実現
5-3 地熱利用―温度が一定した地下熱の活用
5-4 小型風力発電―家庭用風力発電機の市販化
5-5 マイクロ水力発電―川や用水路の流れによる発電
5-6 バイオマスエネルギー―薪や木質ペレットを燃料に活用
5-7 雨水利用システム―省エネや防災への雨水活用
5-8 自然エネルギー利用の優遇策―再生エネルギーは買取、機器購入に補助金
column05 エアコンの室外機に“ 打ち水” すると省エネに

第6章 蓄電池とコージェネレーション

6-1 蓄電池のしくみ―「電気のタンク」としての機能
6-2 住宅用蓄電池―停電時は非常用電源として活躍
6-3 住宅用コージェネレーションシステム―同時発電と給湯で高効率
6-4 住宅用燃料電池「エネファーム」―水素と空気の化学反応で発電
6-5 エコウィル―小型ガスエンジンで発電と給湯
6-6 蓄電池に対する優遇策―定率3 分の1、100 万円までの補助
column06 1,500V の架線に直結できる電車用蓄電池

第7章 EV とPHEV

7-1 EV・PHEVとは―モーターと蓄電池を備えた自動車
7-2 EVとスマートハウスの連携―住宅用蓄電池に比べて大きな容量
7-3 PHEVとスマートハウスの連携―停電時には発電機として機能
7-4 充電方式のいろいろ―ケーブルレス充電も実用化へ
7-5 EV・PHEVに対する優遇策―1 台に対して最大100 万円の補助
column07 バッテリーにも2 度目のお務めを!―EV の蓄電池をマンションに

第8章 省エネ家電・設備

8-1 省エネ家電と省エネ設備―我慢せずに可能な快適な生活
8-2 エコキュート―空気の熱でお湯を沸かす省エネ給湯器
8-3 LED 照明と有機EL 照明―さらに向上を続ける発光効率
8-4 全熱交換器―換気で捨てるエネルギーをリサイクル
8-5 ふく射式空調システム―壁や天井の温度で快適空調
8-6 蓄熱空調―コンクリートに熱をためて活用
8-7 自動ブラインド―太陽の位置に応じて開度を自動調整
8-8 電動窓・電動シャッター―開閉操作を自動化
8-9 ヒートポンプ家電―エアコン、冷蔵庫から洗濯乾燥機まで
8-10 断熱サッシ―Low-Eガラスと樹脂枠で断熱性向上
8-11 光ダクトと太陽光採光システム―自然光を奥の部屋でも利用
column08 自然光を間接照明に変えるブラインド

第9章 スマートハウス建設の手順

9-1 設計から施工、維持管理まで―配電計画や補助金の検討は早めに
9-2 スマートハウス設計・施工の資格    一般住宅用の資格とネット接続の知識でOK
9-3 設計・施工の役割分担―プロジェクトリーダーが全体を調整
9-4 スマートハウスの資材入手方法―中小工務店向けの代理店を活用
9-5 スマートハウスの維持管理―定期的なメンテナンスが重要
9-6 スマートハウスの課題―施工ミスで漏水、パネルからの出火も
9-7 スマートハウスの寿命―設備によって異なる耐用年数
9-8 スマートハウス化リフォーム―古い建物がスマートハウスに大変身 column09 海外でも日本のスマートハウス技術を採用

第10章 スマートハウスのこれから

10-1 スマートハウスの進化―情報化、標準化、統合化がポイント
10-2 スマート家電―ネットにつながる未来の家電
10-3 住宅用防犯システム―電気錠やインターホンをHEMSと連携
10-4 クラウドとHEMSの連携―ネット上のハード、ソフト、情報を活用
10-5 直流給電システム―電気を直流のまま使って効率アップ
10-6 スマートタウン―街全体をゼロエネルギー化
10-7 スマートマンション―マンション版のスマートハウス
10-8 ゼロ・エネルギー・ハウス―エネルギー消費を差し引きゼロに
10-9 スマートグリッド―エコで災害に強い次世代送電網
10-10 スマートメーター―通信・制御機能を持つ電力メーター
10-11 スマートコミュニティー―再生可能エネルギーを生かす環境配慮型都市

付録 スマートハウスの情報源サイト

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2013年07月30日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 228
下から6行目
1分間の太陽光エネルギー
1時間の太陽光エネルギー
2013.07.30

感想・レビュー

kochi さん

2014-03-23

スマートハウスについて、省エネ、創エネ、蓄エネを切り口に、関連する幅広い分野の事柄について見開き2ページでコンパクトに解説。図、写真も豊富で、スマートハウスを、建築・設備・ITの三位一体で理解することができる。特に、9章「スマートハウス建設の手順」では、問題点、課題も適切に指摘されているのではないか。「焼け石に水」との指摘もあるかもしれないが、革命的な技術革新が起こるのでなければ、数多くの改善を積み上げて行くしかないのではと思える。

Z さん

2021-03-01

タイトル通り、光熱費削減ならびに自然エネルギーに頼った家づくりのための基本知識がつまっている。まだまだ発展の余地があり、ネットを使った発展の同行はおっていきたい

きをふし さん

2017-10-04

高そう。