クレイトン・クリステンセン 著
スコット・D・アンソニー 著
エリック・A・ロス 著
櫻井 祐子 翻訳
玉田 俊平太 解説
※『イノベーションのジレンマ 増補改訂版』日本版の刊行20周年を記念して、カバーを新装しました。内容に変更はありません(2021年10月追記)
本書は、「イノベーション」という言葉を
世に知らしめた『イノベーションのジレンマ』、
イノベーション・マネジメントの
新基準を示した『イノベーションへの解』などで
展開してきた理論をさまざまな業界に応用し、
イノベーションがもたらす破壊を
予見するための手法を示した画期的到達地点となる。
業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、
ビジネスチャンスのありか、競争相手の実力、
戦略的判断、非マーケット要因の見きわめ方を詳述する。
そして、業界全体の未来を見通すレンズを提示する。
【原書タイトル】Seeing What's Next
序 章
第一部 理論を分析に用いる方法
第一章 変化のシグナル─機会はどこにある?
第二章 競争のバトル─競合企業の経営状況を把握する
第三章 戦略的選択─重要な選択を見きわめる
第四章 イノベーションに影響を与える市場外の要因
第二部 理論に基づく分析の実例
第五章 破壊の学位─教育の未来
第六章 破壊が翼を広げる─航空の未来
第七章 ムーアの法則はどこへ向かうのか?─半導体の未来
第八章 肥大化した業界を治療する─医療の未来
第九章 海外のイノベーション─理論をもとに企業と国家の戦略を分析する
第十章 電線を切断する─通信の未来
終 章 結論─次に来るのは何か?
付 録 主要な概念のまとめ
用語集
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 212 最終行 |
3刷 | 済 |
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2014.08.01 | ||||||
1刷 | 300 12行目 |
3刷 | 済 |
|
2014.08.25 | ||||||
1刷 | 426 注 第九章 8の下から2行目 |
3刷 | 済 |
|
2014.08.25 |
KAZOO さん
2014-11-26
三部作の第3番目は、著者のクリステンセンと弟子二人の合作となっています。最終解とはいうものの、私はこれが書かれた後もまだイノベーションは続くと思っています。この後にイノベーションへの解の実践編が出されていますので読むつもりですが、これで終わりにしないで最近の技術についての本を書いてもらいたいと思います。付章のバリューチェーンは非常に興味深く読みました。最後の用語集と註がよく訳されていて参考になりました。
壱萬弐仟縁 さん
2016-01-29
2004年初出。資源とは、組織が購入、売却、構築、破壊できるモノや資産。プロセスとは、組織が資源の投入をより価値の高い産出に変換する確立された仕事のパターン。価値基準は、組織が資源を配分する際に参照する基準を決定(7頁)。イノベーションは、それが起こる環境とは切り離せない(61頁)。イノベーションが成功する環境:動機づけとは、イノベーションを促す史上インセンティブ。能力とは、資源獲得、資源を製品・サービスに変換、顧客に提供する能力(62頁)。
手押し戦車 さん
2015-02-17
イノベーションには破壊型の非常識が時間の経過とともに、常識化して継続的な活動に変わってくる。手軽さか高級さのどちらかを選択して入ってくる。手軽さは低価格と便利さを徹底的に追求して、高級さはブランド、品質を徹底的に追求する。両方のイノベーションも昨今、消費者の動きが変わり心の豊かさを追求する時代に入り第三のイノベーションを待っている。コミュニケーションから生まれる思いやりや動機付けによる消費行動を五感に訴えるて行く五感型イノベーションが手軽さや高級さ価格を弾き飛ばし、今まででは考えられない動きが生まれる