クレイトン・クリステンセン 著
スコット・D・アンソニー 著
エリック・A・ロス 著
櫻井 祐子 翻訳
玉田 俊平太 解説
イノベーションがもたらす破壊を予見するための理論的枠組みとは?
経営学の歴史的名著「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションへの解」に続く第3弾、最終章がついに登場!
データが不足している中でも業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、将来を見通すための方法を提供します。
いち早く動向の変化の兆しを掴み、業界を俯瞰して適切な対応をとるための方法を示すシリーズの画期的到達地点です。
「目の前の変化が、イノベーションの前兆なのか、それともノイズに過ぎないのか?」
「イノベーションの理論をどう使えば産業構造の変化を見通せるのか?」
本作は、こうした問いに答えるためのツールを与えてくれる作品です。
いまビジネスの世界では、商品の登場から普及までのペースがますます加速しています。
メール全盛だった時代に登場し、あっという間に世の中を席巻したコミュニケーションアプリ「LINE」はその顕著な例でしょう。
変化の激しい今だからこそ、その兆候をいち早く掴み先手を打つことは死活問題です。
しかし破壊的なイノベーションのような劇的な変化は、過去のデータからは分かりません。
過去が将来推計のよい材料となるのは、連続的な変化の中にいるときだけなのです。
これまでクリステンセン教授が一連の作品で扱ってきた「イノベーション」の最中では、過去はもはや役に立たないのです。
そこでクリステンセン教授は言います。
「現状を正確に理解し、将来を予測するには、理論のレンズを通して将来を見るのが一番だ。」
「優れた理論はデータが不足しているときでも重要な動向を理解するための確実な方法を教えてくれる。」
経営者や事業責任者の方など産業を俯瞰する立場の方はもちろん、あらゆる方にとって、
本作を聴けば目の前の状況が変わって見えてくるはずです。
もしかすると今すぐに行動を起こすべき破壊的変化の兆候が見えてくるかもしれません。
破壊的イノベーションの兆しをいち早く掴み、そして将来を見通すためのぜひこの作品をお聴きください。
(出典:audiobook.jp)
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 212 最終行 |
3刷 | 済 |
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2014.08.01 | ||||||
1刷 | 300 12行目 |
3刷 | 済 |
|
2014.08.25 | ||||||
1刷 | 426 注 第九章 8の下から2行目 |
3刷 | 済 |
|
2014.08.25 |
KAZOO さん
2014-11-26
三部作の第3番目は、著者のクリステンセンと弟子二人の合作となっています。最終解とはいうものの、私はこれが書かれた後もまだイノベーションは続くと思っています。この後にイノベーションへの解の実践編が出されていますので読むつもりですが、これで終わりにしないで最近の技術についての本を書いてもらいたいと思います。付章のバリューチェーンは非常に興味深く読みました。最後の用語集と註がよく訳されていて参考になりました。
壱萬弐仟縁 さん
2016-01-29
2004年初出。資源とは、組織が購入、売却、構築、破壊できるモノや資産。プロセスとは、組織が資源の投入をより価値の高い産出に変換する確立された仕事のパターン。価値基準は、組織が資源を配分する際に参照する基準を決定(7頁)。イノベーションは、それが起こる環境とは切り離せない(61頁)。イノベーションが成功する環境:動機づけとは、イノベーションを促す史上インセンティブ。能力とは、資源獲得、資源を製品・サービスに変換、顧客に提供する能力(62頁)。
手押し戦車 さん
2015-02-17
イノベーションには破壊型の非常識が時間の経過とともに、常識化して継続的な活動に変わってくる。手軽さか高級さのどちらかを選択して入ってくる。手軽さは低価格と便利さを徹底的に追求して、高級さはブランド、品質を徹底的に追求する。両方のイノベーションも昨今、消費者の動きが変わり心の豊かさを追求する時代に入り第三のイノベーションを待っている。コミュニケーションから生まれる思いやりや動機付けによる消費行動を五感に訴えるて行く五感型イノベーションが手軽さや高級さ価格を弾き飛ばし、今まででは考えられない動きが生まれる