「アーキテクチャ」について技術的な観点から書かれている本は数多くありますが、ビジネスの視点からシステムを商品として見た時に考えるべきことを教えてくれる本が、実はありませんでした。
本書は、アーキテクチャにおけるビジネス(マーキテクチャ)と技術(ターキテクチャ)をつなぐ架け橋として、情報システム部の方全員に読んでほしい本(情シス必読書)です。
エンジニアにとっては、マーケティングの基礎を学ぶ上でも役に立ち、かつ、技術面でのアーキテクチャ論としても、経験豊富な著者の実体験に根ざす優れた考察に富んだ一冊となっています。
原書は2003年にMartin Fowlerシグネチャシリーズの一冊として刊行されました。Jim Highsmith、Mary Poppendieck、Ed Yordon、Craig Larman他から多数の賛辞が寄せられています。著者のLuke HohmannはOOPSLAやUML Worldの常連スピーカーとして、QUALCOMMなどを経て現在はConteneo,Inc.のCEOに就いていますが、それ以前には全米フィギュアスケート選手権のジュニアチャンピオンでもあった異色の存在でもあります。
最後に、訳者より一言「情シスの方はアジャイルやスクラムもよいですけど、こういうアーキテクチャのこともきちんと考えてみませんか?」
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disktnk さん
2016-01-06
ビジネスモデルやライセンシング、デリバリー、運用・ロギングといった、コア開発以外も含めたソフトウェア全体のアーキテクチャの整理。作ったor作るアーキテクチャがどう使われてどう対価を受けるかまで含めて、アーキテクトの仕事。原著は2003年出版のため若干情報が古い部分もあるが、基本的な考え方は全く変わっていないと思う。著者の豊富な経験から様々な観点を洗い出し、著者なりの実績のある方法が紹介されているのが良い。
kuma-kichi さん
2017-12-10
なるほど、それで「ビヨンド」なのね、と今更気づく。 開発まわりのアレコレ、すべてひっくるめて解説した本。 ごめんなさい、流し読みです。