河野 悦昌 著
本書は「Raspberry Pi」(ラズベリー・パイ)を使った実用的な電子工作の作例を集めたレシピ集です。Raspberry Piとは、小さなシングルボードコンピュータ。安価でありながら高機能なため、ハードウェア開発者だけでなくソフトウェア開発者にも人気があります。パソコンとして使うのはもちろん、小さいので組み込みシステムへも応用されています。とくに電子工作との相性がよく、個人ブログでも自身で作ったさまざまな応用例を公開している人が多くいます。しかし、Raspberry Piを買って初めて電子工作へ興味を持ち始めたというユーザーも多く、そうした人々にとって電子工作への応用というのは、なかなか自分一人では始めにくいものです。
本書は、デジタルサイネージやリモートカメラなど、読者の興味を引く実用的な電子工作の作例を取り上げ、それらを作る過程で電気/電子工作の基礎知識も学んでいけるようになっています。著者は日本Androidの会秋葉原支部に所属し、自身でセミナーやイベントなどを主催するほか、独自開発のRaspberry Pi用拡張キットを販売するなど、精力的に活動しているエンジニアです。初心者向けセミナーなどの経験を生かし、電子工作初心者にもやさしい解説を心掛けています。
[付録]接続ミスを減らせるModel B+用特製基板(Model A/Bにも対応)
CHAPTER 01_ Raspberry Pi のきほん
01.1 _ 本書について
01.2 _ 電子工作の準備をして練習をしよう
01.2.1 _ 必要なハードウェア
01.2.2 _ ソフトウェアのインストール
01.3 _ Raspberry Pi に触れてみる
01.3.1 _ 電源を入れて接続を確認する
01.3.2 _ ログオンしよう
01.3.3 _ 動かしてみよう
01.4 _ 必ず必要なのはこれだけ! Linux のコマンドを覚えてみよう
01.4.1 _ vim― テキストファイルを編集する
01.4.2 _ ls― ファイルの一覧
01.4.3 _ cd― 自分のいるパス位置を変更する
01.4.4 _ ifconfig― ネットワークの設定状況を確認する
01.4.5 _ sudo―管理者権限でコマンドを実行する
01.4.6 _ chmod―アクセス権を変更する
01.4.7 _ shutdown― OS を終了する
CHAPTER 02_ LED をチカチカ光らせよう
02.1 _ 単体でLED チカチカ
02.1.1 _ 材料について
02.1.2 _ ブレッドボードのラインとジャンパーワイヤーの取り決め
02.1.3 _ LED を光らせよう
02.1.4 _ Raspberry Pi でLED をコントロールする
02.1.5 _ GPIO のピン番号
02.1.6 _ Webブラウザを使ってRaspberry Pi のプログラムを動作させる
02.2 _ たくさんのLED でチカチカ
02.2.1 _ 本節で使うプログラムについて
02.2.2 _ 複数のLED のつなぎ方
02.3 _ アナログ信号をコントロールする
02.3.1 _ デジタル信号とアナログ信号
02.3.2 _ アナログ信号の出力
02.3.3 _ アナログ信号の入力
CHAPTER 03_ ネットで家電リモコン
03.1 _ リモコンWeb ブラウザ
03.1.1 _ デジタル信号を入出力するWeb プログラム
03.1.2 _ 材料について
03.1.3 _ 回路を配線する
03.1.4 _ 家電をつないでコントロールしてみる
03.2 _ 赤外線リモコン
03.2.1 _ 赤外線リモコンを作ろう
03.2.2 _ 赤外線リモコンを覚え込ませる
03.2.3 _ 赤外線リモコンで操作する
03.2.4 _ Web プログラムで操作する
CHAPTER 04_ DIY でデジタルサイネージ
04.1 _ 文字を表示してみよう
04.1.1 _ 材料について
04.1.2 _ 液晶だけをつなぐ
04.1.3 _ 完成させる
04.1.4 _ シャワールームをスマートにする
04.2 _ ネットワーク鍵
04.2.1 _ 材料について
04.2.2 _ 液晶表示部分を作る
04.2.3 _ 駆動部分を作る
04.2.4 _ Raspberry Pi からゲージを表示する
04.2.5 _ 操作のためのWeb プログラムを作る
04.3 _ 液晶画面にRaspberry Pi を組み込もう
04.3.1 _ 材料について
04.3.2 _ 作成しよう
04.3.3 _ Google カレンダーの設定
CHAPTER 05_ モーターの世界
05.1 _ 目覚まし時計からモーターを取り出して使おう
05.1.1 _ 3 種類の代表的なモーター
05.1.2 _ 材料について
05.1.3 _ 作り方
05.1.4 _ “ひまわり”の応用作品
05.2 _ ラジコンキットを使ったDC モーター制御
05.2.1 _ 材料について
05.2.2 _ 作ってみよう
CHAPTER 06_ カメラで見渡す遠い世界
06.1 _ リモート操作カメラ
06.1.1 _ 材料について
06.1.2 _ マウント部分の土台を組み立てる
06.1.3 _ 雲台ベース部分を組み立てる
06.1.4 _ 雲台を動かすプログラム
06.1.5 _ カメラ接続部を組み立てる
06.1.6 _ 画像の取得
06.2 _ 定点観測カメラ
06.2.1 _ 材料について
06.2.2 _ ハードウェアの作り方
06.2.3 _ 撮影プログラム
06.3 _ 侵入者検知システム
06.3.1 _ 材料について
06.3.2 _ motion で映像監視システムを作る
06.3.3 _ motion を自動起動に設定する
06.3.4 _ 人体センサーを使う
06.3.5 _ motion との連動
CHAPTER 07_ ハイレベルな工作でエンターテインメント!
07.1 _ 五感を見える化!
07.1.1 _ 材料について
07.1.2 _ LED テープに色を流してみよう
07.1.3 _ 五感を見える化!
07.1.4 _ LED テープを使ってセンサーを可視化する
07.2 _ テルミンライクなシンセサイザーを作ってみよう
07.2.1 _ テルミンという電子楽器
07.2.2 _ アナログシンセサイザー「monotron」
07.2.3 _ monotron の改造
07.2.4 _ monotronシリーズをRaspberry Piからコントロールする
07.3 _ ゲーム筐体を作ってみよう!
07.3.1 _ 材料について
07.3.2 _ DOOM をインストールしよう
07.3.3 _ 液晶をつなげる
07.3.4 _ 筐体を作る
Appendix
A.1 _ トラブルシューティング
A.1.1 _ ログオンプロンプトが表示されない
A.1.2 _ ログオンプロンプトは出るけど……
A.1.3 _ LED が点滅して起動途中で止まってしまう場合
A.1.4 _ 画面にkernel panic と出て止まってしまう場合
A.1.5 _ 画面にfsck と出て止まった場合
A.1.6 _ 接続できない場合
A.1.7 _ 電源の不安定性
A.1.8 _ USB が動かない
A.1.9 _ 熱対策
A.2 _ はんだづけのやり方
A.2.1 _ はんだづけの必要性
A.2.2 _ はんだごて
A.2.3 _ はんだ
A.2.4 _ はんだづけを間違えた場合
A.3 _ テスターの使い方
A.3.1 _ テスターの種類
A.3.2 _ 抵抗や導通の測り方
A.3.3 _ 電圧の測り方
A.3.4 _ 電流の測り方
A.4 _ 回路図
A.5 _ 電気の話
A.5.1 _ 直流と交流
A.6 _ LED を使ってオームの法則を学ぼう!
A.6.1 _ 電圧と電流
A.7 _ Raspberry PiとほかのワンボードPC
A.7.1 _ ワンボードPC の種類
A.8 _ Arduino を使うためのノウハウ
A.8.1 _ 概要
A.8.2 _ Arduino の種類
A.8.3 _ 開発環境のインストール
A.9 _ プログラムを自動起動する
A.9.1 _ コマンドラインプログラムから起動されるプログラム
A.9.2 _ Apache から起動されるWeb プログラム
A.9.3 _ Pythonから起動されるWeb プログラム
A.9.4 _ X window 上で起動するプログラム
A.10 _ ハードウェアにも押し寄せるオープン化の波
A.10.1 _ オープンハードウェアとは
A.10.2 _ メジャーライセンスを採用しよう
A.10.3 _ FABLIB とは
A.10.4 _ 本書のライセンス
A.11 _ Squid の設定
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刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
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