VMware vSphereは、多くの企業で採用されている仮想化基盤ソフトウェアの代表的存在です。企業システムの仮想化の普及に大きく貢献し、多くの特徴ある機能によって現代のシステムの運用の形を変えた製品でもあります。本年、VMware vSphereは久々のメジャーバージョンアップを果たし、vSphere 6となりました。今回は基本となる機能を大きく進化させ、サーバー、ネットワーク、ストレージのすべての分野での仮想化を実現できる多数の新機能を備えています。
今回の『VMware徹底入門』ではvSphere 6.0の全容を分かりやすく紹介します。製品の基本やインストールから、各リソースの管理機能、冗長化構成、仮想マシンの動的配置、設計、パフォーマンスチューニング、アップデート管理などを解説し、さらに高度な新機能やデータセンタ自体を仮想的に実現するVMwareの展望についても言及します。
本書は、日本法人であるヴイエムウェア社自らの書き下ろしによる総合解説書です。確かな情報に基づく仮想化の指南書として長らくエンジニアの傍らに置いて使っていただける定番の一冊です。
Chapter 1 最新VMware vSphere 6.0の概要
1.1 サーバー仮想化技術の概要
1.2 VMware vSphereの概要
1.3 仮想基盤の価値を高めるVMware vSphereの機能
1.4 VMware vSphere 6.0の新機能
1.5 ライセンスの種類
Chapter 2 VMware ESXi 6.0とvCenter Server 6.0の導入
2.1 VMware ESXi 6.0のインストール
2.2 VMware vCenter Server 6.0のインストールと基本設定
2.3 vSphere Web Clientの基本操作
Chapter 3 vSphere によるCPU・メモリの仮想化とリソース管理
3.1 CPUの仮想化
3.2 メモリの仮想化
3.3 リソースアロケーションの優先順位付け
Chapter 4 vSphereによるストレージの仮想化とリソース管理
4.1 ストレージの仮想化
4.2 vSphereによるストレージアレイへの対応
4.3 Storage I/O Control(SIOC)
4.4 Storage APIs for Array Integration(VAAI)
4.5 vSphere Flash Read Cache(vFRC)
Chapter 5 vSphereによるネットワークの仮想化とリソース管理
5.1 ネットワークの仮想化
5.2 仮想ネットワークの機能と設計のポイント
5.3 ネットワークトラフィックのコントロール
5.4 ネットワーク構成のバックアップと復旧
5.5 仮想ネットワークのトラブルシューティング
Chapter 6 仮想マシンの作成と管理
6.1 仮想マシンとは
6.2 仮想マシンの作成
6.3 仮想マシンの管理
6.4 物理マシン、仮想マシン、ディスクイメージから仮想マシンへのインポート
Chapter 7 ライブマイグレーション
7.1 vSphere vMotion
7.2 vMotionの要件および制限事項
7.3 Storage vMotion
7.4 vMotion without Shared Storage
7.5 Cross vCenter vMotion
7.6 EVCによるvMotion互換性の拡張
Chapter 8 vSphereクラスタによる動的配置とリソース利用の最適化
8.1 vSphereクラスタ
8.2 vSphere DRSによるリソース利用の最適化
8.3 データストアクラスタとStorage DRS
Chapter 9 vSphereクラスタによる高可用性機能
9.1 vSphere High Availability(HA)
9.2 vSphere Fault Tolerance(FT)
Chapter 10 仮想マシンのバックアップと災害対策
10.1 仮想マシンのバックアップ/リストアのアプローチ
10.2 vSphere Data Protection(VDP)
10.3 vSphere環境で実現する災害対策
Chapter 11 vSphereの設計のベストプラクティス
11.1 仮想基盤の全体設計
11.2 vCenter Server構成とESXiの設計
11.3 ネットワークの設計
11.4 ストレージの設計
11.5 vSphereクラスタの設計
Chapter 12 vSphereのパフォーマンスの管理とチューニング
12.1 仮想基盤のパフォーマンス管理とは
12.2 パフォーマンス要因と問題解決のためのアプローチ
12.3 パフォーマンスモニターツール
12.4 パフォーマンスの分析方法と対応策
12.5 仮想化のオーバーヘッドと対応策
12.6 パフォーマンスチューニングの機能とノウハウ
Chapter 13 仮想基盤の運用管理:vRealize Operations Manager
13.1 仮想基盤の運用管理における主な課題
13.2 vRealize Operations Managerのインターフェイス
13.3 分析バッジによる各種の課題の解決
13.4 パフォーマンスの分析方法
13.5 キャパシティの分析方法
13.6 ポリシー
13.7 より進んだ使い方
13.8 vRealize Operations Managerの構成のノウハウ
13.9 vRealize Operations Manager 6.1の新機能
Chapter 14 vSphere環境のアップグレード
14.1 アップグレード全体のフロー
14.2 事前の検討および調査
14.3 アップグレードの設計
14.4 アップグレード手順の例
Chapter 15 ネットワーク仮想化
15.1 ネットワーク仮想化の概要
15.2 VMware NSX ── ネットワーク仮想化プラットフォーム
15.3 ネットワーク仮想化とゼロトラストセキュリティ
15.4 ネットワーク仮想化における運用
15.5 VMware NSX 6.2の新機能
Chapter 16 Software-Defined Storage
16.1 Software-Defined Storage誕生の背景
16.2 Virtual SAN
16.3 vSphere Virtual Volumes
Chapter 17 Software-Defined Data Center
17.1 Software-Defined Data Centerとは
17.2 Software-Defined Data Centerを構成するコンポーネント
17.3 vRealize AutomationによるSDDCのリソース提供
17.4 vRealize OrchestratorによるSDDCの自動化の実装
17.5 vRAとvROの連携による高度な自動化
17.6 SDDCによって変わる運用モデル
Chapter 18 VMwareが提供するパブリッククラウド
18.1 クラウドの利用目的
18.2 パブリッククラウドの課題
18.3 パブリッククラウドの課題解決およびハイブリッドクラウドへの進化
18.4 VMware vCloud Air
18.5 vCloud Airの活用事例
18.6 その他vCloud Airサービス
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 022 表1.6 |
2刷 | 済 |
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2016.07.29 | ||||||
1刷 | 053 「4.」の上から1行目 |
未 | 済 |
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2020.09.25 | ||||||
1刷 | 075 7行目 |
2刷 | 済 |
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2016.06.14 | ||||||
1刷 | 168 本文8行目 |
2刷 | 済 |
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2016.07.29 | ||||||
1刷 | 216 表8.6 |
3刷 | 済 |
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2016.07.28 | ||||||
1刷 | 477 「■ 統計情報の保持の検討」の3~4行目 |
2刷 | 済 |
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2016.08.22 | ||||||
1刷 | 556 16.2.5 「■ 設計のポイント」の「メモリ」 |
3刷 | 済 |
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2016.07.29 | ||||||
1刷 | 567 「2. プロトコルエンドポイントの確認」 |
2刷 | 済 |
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2016.07.29 | ||||||
1刷 | 568 図16.32 |
2刷 | 済 |
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2016.07.28 | ||||||
1刷 | 663 「小佐野 舞」さんのプロフィール 2行目 |
2刷 | 済 |
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2016.07.29 |