スティーブン・R・ ガンドリー 原著
白澤 卓二 翻訳
US Amazon上位席巻! 高評価〈5つ星〉950件以上
●豆類全部………大豆・枝豆・モヤシ×
●茶色の食べ物…全粒粉パン・蕎麦×
●野菜……………トマト・キュウリ・ナス×
●ナッツや種……カシューナッツ・チアシード×
4億年前、植物は昆虫や動物から身を守り、子孫を残すために
「レクチン」という、捕食者の毒となるタンパク質をあみ出しました。
一般的に健康に良いとされる食品、例えば大豆やトマトには、
この「レクチン」がたくさん含まれていて
私たちの腸を傷つけ、さまざまな病気や肥満を引き起こします。
よく知られる「グルテン」は、
数千種類もある「レクチン」の一種にしか過ぎず、
グルテンだけを排除しても、
レクチンを排除しなければ効果が上がりません。
病気・肥満の根源は「レクチン」なんです。
「サイエンスヒストリー」と「食事法」が合体した、
今までに類がないタイプのダイエット・健康本です。
多くの健康本は「こうしたら健康になれる」という
ハウツーだけで完結していますが、
本書は、レクチンフリー食の根拠となる、
植物がレクチンをあみ出すにいたった経緯を
科学や生物学からやさしく説き起こして
丁寧に説明しています。
健康本でありながら、読む楽しさも味わえるスケールの大きい本です。
一般向けの食事プログラムのほかに、
【がん】【糖尿病】【認知症】【自己免疫疾患】など
病気がある方には、
患者向けの特別食事プログラムもご用意しました。
実際に、著者の病院で治療した32症例も詳しく紹介。
◆PART1
肥満・病気の謎を解き明かす「サイエンスヒストリー」
◆PART2
レクチンフリーの食事法
◆PART3
ミールプラン
医学博士。ヒト微生物叢と腸との関わりの世界的権威。2000年、手術不能な冠動脈疾患患者が食事法の変更とニュートリシューティカル(アミノ酸)サプリメントの組み合わせによって劇的に回復したことに感銘を受け、それまでのトップ心臓外科医としてのキャリアの方向性を大きく変えて、カリフォルニア州パームスプリングスとサンタバーバラに国際心肺研究所と、その下部機関として回復医療センターを設立。そこで大半の疾病を食事法と栄養摂取を変えることで治療する研究と臨床を行っている。対象には心臓病、糖尿病、自己免疫疾患、がん、関節炎、腎臓疾患、アルツハイマー病などの神経疾患が含まれ、先進的な血液検査と血流検査によって患者の健康寿命を最長化している。この研究が2008 年刊行の前著『Dr.Gundryʼs Diet Evolution: Turn Off the Genes That Are Killing You and Your Waistline(ガンドリー博士の食事革命:あなたとあなたのウエストを殺そうとしている遺伝子をオフにする)』(邦訳未刊)に結実。近年では、臨床活動の半分以上は、世界中の医療機関から紹介されてきた自己免疫疾患患者の状態改善に割かれている。独立医師格付け機関キャッスル・コノリーによる米国のトップドクターに21 年連続で、また『パームスプリングス・ライフ』誌のトップドクターに15 年連続で、『ロサンゼルス・マガジン』のトップドクターに過去6 年連続で選出。イェール大学、ジョージア医科大学卒業。
医学博士。白澤抗加齢医学研究所所長。お茶の水健康長寿クリニック院長。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授。1982年千葉大学医学部卒業。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーなどを経て、2007 年から2015年まで順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長など。著書に『間違いだらけの危ない「生活習慣」老化ストップ! まだ間に合う! 医療最前線』(講談社)、訳書に『「腸の力」であなたは変わる 一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法』(三笠書房)など。
第1章 動物と植物の戦争
第2章 猛威を振るうレクチン
第3章 腸が危ない
第4章 敵を知る──7つの致死的なかく乱要因
第5章 現代的な食事があなたを太らせ病気にする
第6章 習慣を見直す
第7章【フェーズ1】3日間クレンズでキックスタート!
第8章【フェーズ2】修復と再建
第9章【フェーズ3】収穫を刈り取る
第10章 集中ケアプログラム
第11章 プラント・パラドックス・サプリメントの勧め
ミールプラン例【フェーズ1】3日間クレインズ
ミールプラン例【フェーズ2】修復と再建
ミールプラン例【フェーズ3】収穫を刈り取る:5日間のヴィーガン向け修正メニュー
ミールプラン例 集中ケアプログラムのために
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 240 スイスチャードの分類 |
5刷 | 済 |
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2022.07.11 | ||||||
1刷 | 241 水菜の分類 |
5刷 | 済 |
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2022.07.11 | ||||||
1刷 | 257 後ろから7行目 |
3刷 | 済 |
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2020.01.20 | ||||||
1刷 | 305 前から9行目 |
2刷 | 済 |
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2018.10.17 | ||||||
1刷 | 342 1日目の夕食の文末 |
2刷 | 済 |
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2018.10.17 |
たまきら さん
2021-09-09
レクチンというたんぱく質を知らなかったため、その説明部分を大変面白く読みました。植物と動物の進化、有毒化に伴う動物の耐性や腸内フローラ、歯の進化などについて思いが行きました。「さすが心臓のお医者さんだなあ!」と読み終わって一言。個人的には全くやってみたい食餌法ではありませんが、面白かったです。ただ、自分の今食べているもののせいで体に不調が起きていて困っている人にとっては、試す価値があるんじゃないのかな、と感じました。
Kikuyo さん
2019-06-24
食料の乏しかった古代には穀物や豆類がもたらす体重増加は大きな便益だった。しかし今日ではかえって災いとなっている。植物は食べられたくないから(種を守るため)「生物兵器を持つように進化した」それがレクチン。栄養があって健康食だと思われているものに含まれる。「小さなことが重大な健康問題を引き起こす」と著者は警告する。 穀物・豆類・カゼインA1の牛乳・夏野菜などに要注意。出来る範囲で取り組めば健康状態を改善できる人が増えるのではないだろうか。
ロア ※設定変更忘れるな自分 さん
2019-11-23
遺伝子組み換え作物は、やはり危険なのだと改めて理解できた。食生活改善の手引きや、食べてよいものリスト、毎食のメニュー例も豊富に提示されており、本気で取り組む人には助けになると思う。でもほとんどの人は、末期的症状になり万策尽きたとならなければ、面倒がって、色々と理由をつけて実践しないんだろうな…。薬をたくさん飲んだり、手術した方が手っ取り早いし…。でもそんな事になる前に、普段の食事を少し気にするだけで健康でいられるならば、その方が断然良いと思います。失ってから分かる事って、沢山ありますよね。