VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル (服部 桂)|翔泳社の本
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VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798158945
定価:
2,420(本体2,200円+税10%)
仕様:
A5変・368ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
紙の書籍

VRブームはこの本から始まった!
進化を続ける「もうひとつの現実」を読み解く

【豪華鼎談収録】
廣瀬通孝(東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター長)
GOROman(株式会社エクシヴィ代表取締役社長)

【内容紹介】
Google、Apple、Facebook、Amazonなど、
名だたる企業がVRに参入している。

VRが普及した未来の世界はどうなるのだろうか。

実用化が進むVRだが、その多くの
コンセプトは研究初期と変わっていない。

当時を振り返りながら今後の発展を見据えることで、
「VRが本当に目指していること」を理解できるだろう。

本書では、VRを取り巻く技術革新の系譜をまとめ、
大きな全体像の中にVRを位置づけることで、
テクノロジーとしての文脈を明確にする。

日本のVR研究者、開発者、ビジネス関係者に
読み継がれてきた史上初のVRの本『人工現実感の世界』(工業調査会)。
大幅な加筆を行い、待望の再版。

『VR原論』のためのまえがき
『人工現実感の世界』

第1章 人工現実感とは何か?
 1 人工現実感の世界へようこそ
 2 鏡の国への旅~3人の祖父達の軌跡
 3 人工現実感をどうとらえるか

第2章 走り出した人工現実感研究
 1 ロボットと人間が一体になる日~通産省工業技術院機械技術研究所
 2 軍事用遠隔制御ロボット、グリーンマン~アメリカ海軍海洋システムセンター
 3 分子の世界のテレロボティクス~東京大学工学部畑村研究室
 4 多目的仮想環境ワークステーションの開発~アメリカ航空宇宙局エイムズ研究所
 5 生産現場にやってくる人工現実感~東京大学工学部廣瀬研究室
 6 医学・化学分野で実用化を目指すビジュアリゼーション~ノースカロライナ大学コンピューター・サイエンス学部
 7 “北のシリコンバレー“で進む仮想世界コンソーシアム~ワシントン大学HITラボ
 8 コンピューター・インターフェースに人工現実感を応用~IBMワトソン研究センター
 9 仮想物体の手触りを伝えるバーチャル・サンドペーパー~MITメディアラボ
 10 空圧による仮想触覚研究~ラトガーズ大学
 11 手足で触れるコンピューター・グラフィックス~筑波大学構造工学系岩田研究室
 12 立体情報をコンピューターに伝える3次元マウス~東京工業大学佐藤研究室
 13 時空を超えた臨場感通信~ATR通信システム研究所知能処理研究室
 14 情報の理解を伝える~AT&Tベル研究所マシンパーセプション部門
 15 “As We May Think“の通信技術開発~NTTヒューマンインタフェース研究所

第3章 Reality Engine Builders 人工現実感を実現する製品
 1 VPL社~データグローブ、アイフォン、RB2ほか
 2 エクソス社~デクストラス・ハンド・マスター
 3 バーチャル・テクノロジーズ社~サイバーグローブ
 4 オートデスク社~サイバースペース・プロジェクト
 5 センス8社~ワールドツール
 6 ポップオプティクス研究所~LEEPシステム
 7 コンセプト・ビジョン・システムズ社~ARVIS
 8 インターナショナル・テレプレゼンス社~ステレオプティクスシリーズ
 9 フェーク・スペース研究所~Molly,BOOM
 10 シムグラフィックス社~フライング・マウス
 11 ティ・ニ・アロイ社~触覚を伝えるデバイス

第4章 人工現実感の応用と展望
 1 創世紀から幼年紀へ
 2 街へ出た新しい現実
 3 レッドウッドのコロンバス・デイ~VPL社ジャロン・ラニアー氏との1日
 4 ビッグ・ピクチャー
 5 鏡の中の生態系

VR30―もしくは長いあとがき

鼎談 VR創世期を知って初めて未来が見えてきた

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2021年03月08日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 082
脚注「G」の説明
誤:約9.8m^2
正:約9.8m/s^2
2021.03.08

感想・レビュー

ミライ さん

2019-06-05

約30年前に出版された史上初のVR本「人工現実感の世界」に大幅加筆を行った再販本。「人工現実~」の内容はあえて変えずに当時の文章がそのまま収録されている。インターネットやパソコンも普及していない時代のものだが、「これ本当に30年前の書籍?」と思うくらい今読んでも色褪せない内容に驚き、どうやらVRの目指す世界は30年前から変わってないようだ。文章だけでなく、写真・画像もふんだんに使い解説されているので、非常にわかりやすいのも〇。加筆部分では、ここ30年のVRの歴史もフォローされており、非常に読み応えあった。

shikada さん

2020-04-09

VR開発・普及の歴史を振り返る一冊。本書は、1991年に出版された第一次VRブームについての本「人工現実感の世界」に加筆したもの。近年のVRブームは二次的なもので、1990年頃から、VRは注目されていた。現在普及しているVR製品も、第一次ブームのころすでに構想されていたものが多い。ただ、当時は今と比べてデバイスが高価で重く、かさばるものだった。現在はデバイスが安く高性能になり、FacebookがVRを用いたコミュニケーション空間作りを進めるなど、一般ユーザーが手軽に使えるVRサービスが増えている。

スプリント さん

2019-09-24

SFの世界だったVRが現実的なところまで研究・開発されていることが嬉しい。VR研究の歴史がよく理解できます。