中川 功一 著
・「今日から役立つポイント」を項目ごとに記載
経営学を初めて学ぶ、一般のビジネスパーソンが
知識を役立てることができる場面が
項目ごとにわかります。
・身近な例と図解入り
身近な例や図解とともに一通りの
経営学の基礎知識を解説するため、
初学者でもイメージしやすく、理解しやすい!
・実態に即した役に立つ経営学が学べる
さらにVUCA、デザイン思考、エフェクチュエーションなどの
近年の変化についても解説しているので、
経営学の新しい考え方がわかります。
■解説内容(一部抜粋)
・ソフトバンク「お父さん犬」はどのように生まれたか? ~掛け算思考~
・ドン・キホーテが生み出した価値 ~ブルー・オーシャン戦略~
・ゲーム機を売りたいなら、ゲームソフトを売れ! ~補完財~
・スマホアプリが無料で儲かるのはなぜ? ~フリーミアム~
・美味しいラーメン、まずいラーメン、どちらを食べますか? ~リソース・ベースド・ビュー~
■目次
序章 経営をめぐる21世紀の変化
第1章 そもそも経営学って何?
第2章 新しい事業を創造する「イノベーション論」
第3章 売れる仕組みをつくる「マーケティング論」
第4章 事業のかたちをつくる「事業システム論」
第5章 会社の方針を描いて決める「経営戦略論」
第6章 自分の働き方を考える「組織行動論」
第7章 会社を動かす仕組みを知る「経営組織論」
第8章 経営学で押さえておきたい人物
本書は、経営学を学んだことのないビジネスパーソンや学生にもわかりやすい経営学の入門書です。技術革新、エフェクチュエーション、デザイン思考、社員の働き方など、近年の経営を取り巻く状況の変化を踏まえた新しい経営学が身につきます。身近な例と図版が豊富なので誰にでもイメージしやすく、すっと頭に入ってきます。
ひょっとすると「私には経営学は必要ないのでは……?」と思っている若手も多いかもしれません。しかし、経営学はたとえ社会人1年目でも身に着けておくメリットがたくさんあります。本書では各節の最初に「今日から役立つポイント」を紹介しています。必要だと感じた節からぜひ読んでみてください。
「ソフトバンクの『お父さん犬』」「ドン・キホーテ」「スマホアプリ」など、若手にもイメージしやすい身近な例が豊富です。すべての節は図解つきなので理解しやすくなっています。
経営学で押さえておくべき人物を厳選しました。経営学の新たな分野を切り開いたり、これまでの理論に一石を投じたりした人物を紹介しています。
各章末の演習問題を解けば、そこまでで学んだ知識を生かして考えを深めることができます。解答例もついているので、参考にしましょう。
※紙の書籍と電子書籍でレイアウトが異なります。
序章 経営をめぐる21世紀の変化
0-1 「AI」の登場でなくなる可能性がある仕事
0-2 柔軟さと革新の力が問われる「VUCA」の時代
0-3 残業削減だけではない「働き方改革」
0-4 経営者に欠かせない「共感の力」
演習問題
1章 そもそも経営学って何?
1-1 経営学って何?[経営学の基本概念]
1-2 管理に始まり、革新の時代へ[経営学の歴史]
1-3 会社はなぜ儲けようとするのか?[会社の役割]
1-4 エコは会社がやるべきこと?[CSRとCSV]
1-5 会社は人々が協力し合うための仕組み[組織の3要素]
1-6 経営するって何をすることなのか?[PM理論]
1-7 箱根駅伝4連覇、原監督の革命[リーダーシップ論]
演習問題
2章 新しい事業を創造する「イノベーション論」
2-1 困りごとの解決で商品は生まれる[イノベーション]
2-2 共働きによる課題から生まれた「宅配ボックス」[共感力]
2-3 商品・サービスのよいかたちはデザインとアートのどっち?[デザイン思考]
2-4 「試して、直す」を繰り返して精度を上げる[プロトタイピング]
2-5 ソフトバンク「お父さん犬」はどのように生まれたか?[掛け算思考]
2-6 ドン・キホーテが生み出した価値[ブルー・オーシャン戦略]
2-7 他社に自社の技術を公開するわけ[オープン・イノベーション]
2-8 10年後のビジネストレンドを予測する[PEST分析]
演習問題
3章 売れる仕組みをつくる「マーケティング論」
3-1 マーケティングって何?[生産者志向と顧客志向]
3-2 マーケティングの基本サイクルの回し方[STP]
3-3 自社と他社を比べて戦略のタイプを見てみよう[市場分析]
3-4 さあ、売り方を考えよう[マーケティングの4P]
3-5 ライザップはなぜ50万円以上もするのか?[価格の心理学]
3-6 卸売業者はムダだと思いますか?[取引数単純化の原理]
3-7 日本の営業はクリエイティブな仕事[マーケティングと営業]
3-8 ゲーム機を売りたいなら、ゲームソフトを売れ![補完財]
3-9 社会を変える新しい消費の仕方[エシカル消費]
演習問題
4章 事業のかたちをつくる「事業システム論」
4-1 事業は9つの要素でつくる[ビジネスモデルキャンバス]
4-2 スマホアプリが無料で儲かるのはなぜ?[フリーミアム]
4-3 インターネットの覇者グーグルのビジネスモデル[プラットフォーム戦略]
4-4 その仕事自分でやりますか、誰かにやってもらいますか?[アウトソーシング]
4-5 アップルの競争力はパートナー企業が高めている[パートナーシップ戦略]
4-6 あらゆる業界の業務効率化をかなえる手法[トヨタ生産方式]
4-7 数字力を養って成功確率を上げる[損益分岐点]
演習問題
5章 会社の方針を描いて決める「経営戦略論」
5-1 会社の未来を描く[経営戦略]
5-2 まずは現状を知らないと始まらない[SWOT分析]
5-3 儲からないのもわけがある[ポーターの5要因分析]
5-4 おいしいラーメン、まずいラーメン、どちらを食べますか?[リソース・ベースド・ビュー]
5-5 ライバルの立場で戦略を考える[ゲーム理論ベースの経営戦略論]
5-6 ライバルを倒すという発想は古い[Win-Win]
5-7 グローバルとマルチナショナルの違いは?[国際戦略]
5-8 経営戦略で大切なのは知的な鋭さよりハートの熱さ[センスメーキング]
演習問題
6章 自分の働き方を考える「組織行動論」
6-1 経営学で最も大きな変化が起こっている分野[組織行動論]
6-2 働く理由は、お金とやりがいのどっち?[マズローの欲求5段階説]
6-3 自分の未来はどのようにデザインすべきか?[キャリアアンカー]
6-4 仕事の進捗管理の基本[PDCA]
6-5 会社の中で個人が培っていくべきもの[3種の資本]
6-6 人は最適な判断を下すことはできない!?[サイモンの意思決定理論]
6-7 あなたは適正な給与をもらっているか?[組織均衡]
6-8 チームでのパフォーマンスを高める[グループシンク]
演習問題
7章 会社を動かす仕組みを知る「経営組織論」
7-1 組織づくりの基本[分業と調整]
7-2 名刺で会社の戦略が見えてくる[機能別組織と事業部制組織]
7-3 「官僚的」なのは本当に悪いこと?[官僚制]
7-4 変化に柔軟な組織をつくるには?[有機的組織]
7-5 人を動かすための手段は3つある[マネジメント・コントロール]
7-6 何のために売上目標を達成するのか?[評価制度]
7-7 複数事業を管理するための方法とは?[ポートフォリオ管理]
7-8 他社との付き合い方が会社の存続を決める[系列]
7-9 経営者はAIなどのブームに乗るべき?[制度派組織論]
演習問題
8章 経営学で押さえておきたい人物
8-1 現代社会の理想像を探求し続けたマックス・ウェーバー[『官僚制』『資本主義の精神』]
8-2 経営学の父チェスター・バーナード[『経営者の役割』]
8-3 マーケティングの百科事典フィリップ・コトラー[『マーケティング・マネジメント』]
8-4 なぜ儲かるのか?を科学するマイケル・ポーター[『競争の戦略』]
8-5 会社の未来を語る哲学者ピーター・ドラッカー[『現代の経営』]
8-6 新時代を切り開いたサラス・サラスバシー[『エフェクチュエーション』]
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Ryo さん
2020-08-08
昨年出された本だけあって、比較的新しめの考え方も結構多めに収録されているのも悪くない。「日常が学びに変わる!」の言葉の通り、社会人として生活しているならば誰でもちょっとはかじっていたほうがいい内容だと思う。現在の思考がなんの反省から生まれているかと言うことも簡単に把握できるのもいいところ。暇な時にちょっと読んでみるといいかも。
松本淳史 さん
2021-07-19
見開き1ページでワントピックで分かりやすかった。実際の大手企業の経営戦略を用いての説明もあり,素人でも読みながら想像しやすかった。
とし さん
2021-06-06
経営学とはの本当のさわり。 概論を軽く理解してここから深く読んでいくために別途勉強が必要。ただ経営の歴史を学んで今の流行りを知れて何を学べば良いか、学んでいたことがただしく理解できてよかった。