エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」(広川 敬祐 五島 伸二 小田 恭彦 大塚 晃 川勝 健司 広川 敬祐)|翔泳社の本
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エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」






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形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798162942
定価:
2,640(本体2,400円+税10%)
仕様:
A5・304ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用
紙の書籍

元エンジニアの公認会計士が執筆

本書では、会計の基礎知識から会計システムを構築するうえで押さえておくべきポイントまで、
複雑な会計システムのすべてがイチからわかります。
著者は元エンジニアで現在は公認会計士として活躍しています。
そのため、エンジニアがつまずくポイントがわかり、
公認会計士として正確な知識で会計の要点を解説しています。
また、読者特典として「会計用語集」もあるため、あとからの復習も効率的に行うことができます。

最新動向もしっかりフォロー

会計知識はエンジニアにとってあらゆる業務システムの設計・構築に役立つ重要なものです。
しかしながら、会計システムは他の業務システム(給与・人事・販売など)と連携する必要があり、複雑化しています。
また、会計に関する規制は法改正も多く、システムも柔軟に対応する必要があります。
本書では、最新の法改正に対応するとともに、AI、RPA、クラウドといった最新動向も盛り込んでいます。

【本書のポイント】
・会計システムを手掛ける上で知っておくべき会計知識がわかる
・会計業務に必要なシステムと最新動向がわかる
・会計システムの機能がわかる
・会計システムと他のシステムとの連携法がわかる
・会計システムの導入のやり方がわかる

<本書の構成>
第1章 エンジニアが身につけるべき会計の基礎知識
第2章 会計システムの概要
第3章 会計システムからの出力
第4章 会計システムの機能
第5章 周辺業務システムと会計システムとの連携
第6章 会計システム構築プロジェクトの進め方
第7章 会計システムの運用・保守
第8章 会計システムに関連する技術トレンド

エンジニアが学ぶ「知恵」と「技術」
会計システムを手掛ける上で押さえておくべき基礎知識がわかる

会計システムを手掛ける上で押さえておくべき基礎知識がわかる

売掛金と買掛金、前渡金と前受金といったように普段聞き慣れない言葉の意味など、会計システムに携わるエンジニアなら知っておくべき項目が効率的に理解できます。

システムの最新動向がわかる

システムの最新動向がわかる

最近はRPAやAIなど、会計システムにおいても最新の技術が次々と導入されています。また、従来の会計システムはアプリをインストールし、自社内あるいはPCで稼働するものでしたが、最近はクラウドの会計システムが次々と登場してきています。こうした技術やクラウドに関わることを解説しています。

会計システムと他の業務システムとの関係がわかる

会計システムと他の業務システムとの関係がわかる

会計システムは他の業務システム(給与・人事・販売など)と連携する必要があり、複雑化しています。会計システムと関連する基幹システムについてもしっかりと説明します。

エンジニアと会計システムとの接点

エンジニアと会計システムとの接点

エンジニアは会計システムを刷新する際の構築や会計システムの運用・保守に関わります。本書では、それらを行う際の構築手順や留意点についても解説しています。

第1章 エンジニアが身につけるべき会計の基礎知識
1-1 会計の役割
1-2 貸借対照表と損益計算書
1-3 儲けをストックとフローの両面から見る
1-4 財務諸表作成の流れ
1-5 会計の種類
1-6 税法会計の概要
1-7 貸借対照表の表示ルール
1-8 損益計算書の表示ルール
1-9 キャッシュ・フロー計算書の必要性
1-10 消費税の概要

第2章 会計システムの概要
2-1 企業内における基幹システムの全体像
2-2 広義と狭義の会計システム
2-3 マスタの種類とその管理
2-4 主要マスタ勘定科目と組織
2-5 伝票の入力と決算処理
2-6 ユーザー管理と権限
2-7 電子帳簿保存

第3章 会計システムからの出力
3-1 会計情報の出力
3-2 財務諸表(1)貸借対照表と損益計算書
3-3 財務諸表(2)キャッシュ・フロー計算書
3-4 管理帳票(1)財務会計用の帳票
3-5 管理帳票(2)管理会計用の帳票
3-6 財務用帳票
3-7 帳票作成とデータダウンロード

第4章 会計システムの機能
4-1 取引処理の流れ
4-2 会計伝票作成の自動化
4-3 消費税処理
4-4 外貨会計
4-5 部門別業績管理
4-6 プロジェクト会計

第5章 周辺業務システムと会計システムとの連携
5-1 周辺業務システムとの連携の要点
5-2 販売管理システムとの連携
5-3 購買管理システムとの連携
5-4 在庫管理システムとの連携
5-5 生産管理システムとの連携
5-6 債権管理システムとの連携
5-7 債務管理システムとの連携
5-8 経費管理システムとの連携
5-9 会計システムから他システムへの連携

第6章 会計システム構築プロジェクトの進め方
6-1 システムの開発方法論
6-2 パッケージを利用するシステム構築
6-3 会計システムに適する構築技法
6-4 パッケージ導入の鬼門はアドオン
6-5 会計システムに関わる人物とその役割
6-6 システム構築におけるリスク対処
6-7 業者の選定プロセスと契約上の留意点

第7章 会計システムの運用・保守
7-1 本番稼働の実際
7-2 会計システムの運用スケジュール
7-3 会計システムのサービスデスク
7-4 ビジネスプロセスの変更対応
7-5 新たな会計基準の適用および税制改正
7-6 内部統制の整備と評価
7-7 会計監査への対応

第8章 会計システムに関連する技術トレンド
8-1 会計システムにおける新技術の活用
8-2 会計システムでのRPAの活用
8-3 会計システムでのAIの活用
8-4 会計システムでのオープンAPIの活用
8-5 XBRLによる開示分析
8-6 クラウドの台頭
8-7 会計システムとクラウド
8-8 クラウドのリスク管理
8-9 クラウド利用の管理プロセス

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最終更新日:2024年06月20日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 004
1行目
2刷
Diet
Debit

※リフローEPUBの場合、「1-1 会計の役割」の4つ目の小見出し「単式簿記と複式簿記の違い」の2つめの段落が該当箇所になります。
2020.06.03
1刷 015
表「◆ 金融商品取引法会計と会社法会計の違い」
2刷

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

「金融商品取引法」と「会社法」の内容を入れ替えます。

※リフローEPUBの場合、「1-5 会計の種類」の表が該当箇所になります。
2020.03.17
1刷 025
表「◆ 純資産の部の開示イメージ」
2刷

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

「任意積立金」を修正し、注を追加しました。

※リフローEPUBの場合、「1-7 貸借対照表の表示ルール」の4つ目の表が該当箇所になります。
2020.04.01
1刷 034
「消費税の納付」の図
(画像クリックで拡大)
(画像クリックで拡大)
2024.06.20
1刷 055
「損益計算書科目のコード体系イメージ」の「4 売上高」
421 製品国内売上高
421 商品国内売上高
2024.06.12
1刷 079
「すべての仕訳は貸借対照表と損益計算書につながる」3~4行目
2刷
貸借対照表も、損益計算書では勘定科目を集約して表示科目ベースで作成します。
貸借対照表と損益計算書は勘定科目を集約して表示科目ベースで作成します。

※リフローEPUBの場合、「3-2 財務諸表(1)貸借対照表と損益計算書」の冒頭、2つ目の段落が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 079
表内の「純資産の部」
2刷
株主資本 40,000,000 資本金
株主資本  資本金 40,000,000

「株主資本」の隣は空白で「資本金」の隣に40,000,000が入ります。

※リフローEPUBの場合、「3-2 財務諸表(1)貸借対照表と損益計算書」の最初の表「◆貸借対照表のイメージ」が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 082
5行目
2刷
想定していません
想定していません

「。」を追加しました。

※リフローEPUBの場合、「3-3 財務諸表(2)キャッシュ・フロー計算書」の冒頭、2つ目の段落が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 083
「◆ 直接法のキャッシュ・フロー計算書のイメージ」の「営業活動によるキャッシュ・フロー」内の「経費の支払による支出」
2刷
11,537,000 +
11,537,000 

※リフローEPUBの場合、「3-3 財務諸表(2)キャッシュ・フロー計算書」の冒頭、最初の表「◆直接法のキャッシュ・フロー計算書のイメージ」が該当箇所になります。
2021.07.21
1刷 083
「◆ 直接法のキャッシュ・フロー計算書のイメージ」下から1~2行目
2刷
現金・現金同等物等の期首残高 10,163,000 現金・現金同等物等の期末残高 12,000,000
現金・現金同等物等の期首残高 12,000,000 現金・現金同等物等の期末残高 10,163,000

数字を入れ替えます。

※リフローEPUBの場合、「3-3 財務諸表(2)キャッシュ・フロー計算書」の冒頭、最初の表「◆直接法のキャッシュ・フロー計算書のイメージ」が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 086
「◆ 間接法により作成されたキャッシュ・フロー計算書」下から1~2行目
2刷
現金・現金同等物等の期首残高 10,163,000 現金・現金同等物等の期末残高 12,000,000
現金・現金同等物等の期首残高 12,000,000 現金・現金同等物等の期末残高 10,163,000

数字を入れ替えます。

※リフローEPUBの場合、「3-3 財務諸表(2)キャッシュ・フロー計算書」の表「◆間接法により作成されたキャッシュ・フロー計算書」が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 122
図「◆ 伝票入力画面」の最下段
2刷
消耗品
現金

※リフローEPUBの場合、「4-2 会計伝票作成の自動化」の最初の図「伝票入力画面」が該当箇所になります。
2021.07.21
1刷 135
表「◆ 取引1の会計伝票データ」の「・会計伝票明細」最下段
2刷
借方 | 売上高
貸方 | 売上高

「誤」の内容を更新しました(2022/11/29)

※リフローEPUBの場合、「4-4 外貨会計」の表「取引1の会計伝票データ」の下の表「会計伝票明細」が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 136
表「◆ 取引2の会計伝票データ」の「・会計伝票明細」最下段
2刷
借方 | 売掛金
貸方 | 売掛金

※リフローEPUBの場合、「4-4 外貨会計」の表「取引2の会計伝票データ」の下の表「会計伝票明細」が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 137
表「◆ 取引3の会計伝票データ」の「・会計伝票明細」最下段
2刷
借方 | 売掛金
貸方 | 売掛金

※リフローEPUBの場合、「4-4 外貨会計」の表「取引3の会計伝票データ」の下の表「会計伝票明細」が該当箇所になります。
2021.02.15
1刷 146
「取引2の仕訳データイメージ」表の「備品消耗費」(貸借区分の2つ目)
借方
貸方
2024.06.05
1刷 146
「取引1の仕訳イメージ」表の「外部委託費」(貸借区分の2つ目)
貸方
借方
2024.06.05
1刷 178
図表上部
債権計上
債務計上
2024.06.05
1刷 179
6行目
貸方取引に該当するので
借方取引に該当するので
2024.06.05
1刷 187
「減価償却の仕訳における方式の違いの例」内の「貸方」の数字(2カ所)
50,000
80,000
2024.06.06
1刷 241
ページ中央の図の見出し
◆A社が販売子会社Bを吸収合併
◆A社が製造子会社Cを吸収合併
2024.06.12
1刷 246
「財務報告にかかる内部統制」下から2行目
及びIT(情報技術)への対応の1から構成される」
及びIT(情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成される」
2024.06.12
1刷 276
◆実際に提供されているクラウドサービス」 「PaaSパース」と「IaaSイアース」のソリューション例
PaaSパース:・Amazon EC2 IaaSイアース:・Amazon S3
PaaSパース:・Amazon EC2を削除 IaaSイアース:・Amazon EC2 S3 など
2024.06.12

感想・レビュー

TaiCo さん

2020-09-19

この本では、会計システムをコア部分と周辺機能に分けて考える。今まで自分にはこの視点がなかったが、そう解釈することで、システム全体が捉えやすくなり、各部分の依存関係もイメージできるようになった。3章はコア部分に求められる出力と、そのために必要な入力の対応関係の説明になっている。この章を読んでいると、会計システムの中心はやはり仕訳であって、アプリケーション部分はそれを作りやすくするためのラッパーであり、また目的に合わせて集計するためのフィルターであるのだと改めて強く思った。