中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術(中村 健児)|翔泳社の本
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中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798170657
定価:
1,540(本体1,400円+税10%)
仕様:
四六・200ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
紙の書籍

「みかんの汁がズボンに落ちました…」でフォロワー数急増!
警視庁ツイッター公式アカウント初代中の人が語る型破りな手法

著者は警視庁として初めてとなるTwitterの公式アカウント開設を提案。
その後中の人としてTwitterの運営を担当します。
本書は、その著者のプロモーション術を具体的なエピソードをもとに紹介します。

●本書で紹介する主なエピソード
・警視庁として初めてとなるTwitterの公式アカウント開設を提案、
 警視総監までプレゼンを行う

・アカウント開設時に起案した運用ポリシーが後に開設される
 警視庁公式アカウント群のひな形となる

・「みかんの汁がズボンに落ちました…」など、最近のうっかり体験や、
 3時のおやつのお茶請けなどほっこりした日常をつぶやきフォロワー数急増

・踊り手のめろちんさんが「ピーポくんのうた」に振り付けをしたとのツイートに
 すかさず反応しコラボ企画を発動。
 警視庁カラーガード隊が警視庁本部庁舎屋上ヘリポートで
 めろちんさん振り付けのダンスを踊る動画を制作

・ニコニコ超会議に警察として初めて出展し機動隊の指揮官車を持ち込み
 DJポリスの実演を行い多数のメディアに取り上げられる

・メール配信サービス「メールけいしちょう」のシステムを警視庁として
 初めてオンプレミスからクラウドに移行させ、
 大幅な経費縮減に貢献

・YouTubeに公式チャンネルを開設し、TwitterとYouTubeを連携させた公開捜査を実現

・特殊詐欺被害防止啓発のため飛び込み営業により
 アニメ「けものフレンズ」とのコラボを実現し話題となる

・ハッシュタグ「#振り込め詐欺新名称」を使い、振り込め詐欺の新名称を募集

【目次】
第1章 初めてのツイッター
第2章 役所こそやわらかく
第3章 激変の日々
第4章 反響を呼んだキャンペーン
第5章 ツイッターについて思うこと

警視庁ツイッター公式アカウント初代中の人が語る型破りな手法
ツイート内容1
ツイート内容2
ツイート内容3
中の人は駐在さん

第1章 初めてのツイッター
なぜツイッター?
「犯罪抑止対策本部勤務を命ずる」
「何かあったらどうする」との闘い
初めての総監室
絶対に炎上は許されない(不本意ながら安全運転)

第2章 役所こそやわらかく
事前決裁
お手製botとの格闘
1週間でフォロワー200人
免責条項だらけでは
SNSはイベントだ
ギリギリのところで何ができるか
「みかんの汁がズボンに落ちました…」でフォロワー数急増
うっかり体験やお茶請け

第3章 激変の日々
まさかの運用が停止に!
ルールは作れる
公的な情報と個人的な内容がひと目で区別できる
勝手に書かれちゃ困る

第4章 反響を読んだキャンペーン
ツイッターで振り込め詐欺新名称募集
総監突撃
知事室からお電話です(警視総監に突撃インタビューからの都知事に突撃?)
俺はこじれるぞ(ユーチューブ公式チャンネル開設への道)
「めろちん」さんとのコラボ企画
プリキュア37人言えるか
ツイッターとユーチューブを連携させた公開捜査を実現
Digi Police誕生秘話
超ニコニ交番開設
アニメ『けものフレンズ』とのコラボを実現

第5章 ツイッターについて思うこと
ツイッターは中村のメディアだ
ネガティブな意見をポジティブに変換
共感こそすべて(白バイ乗務時代の原体験)
サンタクロースに注意を与える
ツイッターは耕運機
私はソーシャルメディアの駐在さん
ゆるさは補集合とともに

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最終更新日:2023年05月15日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 030
7行目
何もないことの不証明のほうが、やはり分が悪いです。
何もないことの証明のほうが、やはり分が悪いです。

※リフローEPUBの場合、第一章「初めてのツイッター」の
見出し「初めての総監室」から9行前が該当箇所に当たります。
2023.05.15
1刷 110
9行目
動揺
童謡
2021.09.13

感想・レビュー

宇宙猫 さん

2022-02-22

★★★ 警視庁で初めて広報でTwitterを利用した時の苦労話。新しいことを始めるには理解のある上司が必須みたい。

あお さん

2021-08-04

Twitterの「中の人」の個性を出した運用の実例集。確かに無機質な公式アカウントの発言は頭に入らずスルーしがち。特に警察や犯罪は別世界のことに思え現実感が持てない。しかし人間味のある発言を拝見すると想いが垣間見え警察官も人なんだと親近感や共感が沸く。近所の交番の駐在さんの様に身近に思える。炎上しないよう細心の注意でツイートするのは骨が折れそうだが、著者はそれすらも楽しんでいる様子で開拓者として適任。いい意味の鈍感さを持ち想定外を楽しむ。情けなさをさらけ出す。Twitterが耕運機とすればコラボは肥料か。

ぽけっとももんが さん

2021-10-05

Twitterの運用を始めるまでには、警視総監の決裁が必要だった。運用ポリシーも定め、アカウントのIDも後に続く(であろう)警視庁アカウントに統一性を持たせるのを前提に決める。先駆者とは大変な苦労をしている。とはいえ愚痴混じりでも「中の人」、楽しそうだ。誤爆しても内側から足を引っ張られても負けない。企業公式Twitterは結果を求められがちだけど、これは固い土を耕す耕運機である。いつか豊作になる日のために地道に活動をするのである。身にしみるなぁ。