自分の動画チャンネルをつくろう!

自分の動画チャンネルを考えて、やってみよう! ついでに、アルゴリズムがどんなふうにはたらくのかわかっちゃおう!

概要と目的

  • このレッスンは生徒にインターネットの動画チャンネルサービスの紹介をするものです。
  • 生徒は動画のための脚本をつくり、教室で動画を演じてみせて、互いにフィードバックをします。
  • 生徒はアルゴリズムの考え方に触れ、インターネットで動画が表示される際にどのようにアルゴリズムが働くかを学ぶでしょう。

準備

  • 動画ストーリー用ワークシートをプリントアウトします。
  • それぞれの動画タイプ用アイコンをプリントアウトします。
  • 「動画チャンネル」をつくります。黒板に、「動画チャンネル」をあらわす模造紙を用意してもいいでしょう。小さい子向けには、段ボールを用意して、真ん中を長方形にくりぬいてスクリーンにするのもありです(十分に顔を出せるくらいの大きさにしましょう)。自分のチャンネルに名前と、簡単な説明をつけます。

用語

  • アルゴリズムは、一つの問題を解決するために従う、決まった手順のことです。
  • タグ/ハッシュタグ(#)は、動画などの情報について、キーワードや複数の単語のフレーズをくっつけるものです。タグは動画のテーマや雰囲気を伝えます。 タグ/ハッシュタグを使うことで、最新の動画やほかのソーシャル・メディア、たとえば投稿や写真やツイートで、興味のあるものを見つけることができます。

めあて

  • 生徒は、ストーリー用ワークシートの構成に従って、短い「動画」の脚本をつくることができます。
  • 生徒は、「動画」を演じ、お互いの動画パフォーマンスに対してフィードバックし合うことができます。
  • 生徒は、アルゴリズムがどのようにして、インターネットで表示したり、オススメしたりする動画を決めているのかを説明することができます。

レッスン

ウォームアップ

好きな動画はなに?

時間:5-10分 めあて:生徒がいろんな動画の種類に気づく、確認する

グループで話し合おう

生徒に、どんな動画を見ているか、好きかを話してもらいます。

  • YouTubeを見ている人は?
  • どんな動画が好き?

その動画で、なにが起こるか説明できる? どんな種類の動画が好きか聞いて、答えをそれぞれくりかえしてみよう。たとえば、"だから、ジュリアはおもしろ動画が好き"。 おもちゃのレビュー動画を見るのが好きな子もいるはず。

めあて

  • 生徒は、ストーリー用ワークシートの構成に従って、短い「動画」の脚本をつくることができます。
  • 生徒は、「動画」を演じ、お互いの動画パフォーマンスに対してフィードバックし合うことができます。
  • 生徒は、アルゴリズムがどのようにして、インターネットで表示したり、オススメしたりする動画を決めているのかを説明することができます。

レッスン

ウォームアップ

好きな動画はなに?

時間:5-10分 めあて:生徒がいろんな動画の種類に気づく、確認する

グループで話し合おう

生徒に、どんな動画を見ているか、好きかを話してもらいます。

  • YouTubeを見ている人は?
  • どんな動画が好き?

その動画で、なにが起こるか説明できる? どんな種類の動画が好きか聞いて、答えをそれぞれくりかえしてみよう。たとえば、"だから、ジュリアはおもしろ動画が好き"。 おもちゃのレビュー動画を見るのが好きな子もいるはず。

アクティビティ パート1

自分の動画のすじがきをつくってみよう。
時間:20-30分
めあて:生徒が、ストーリーボードを元に1、2分の動画のすじがきをつくる。

ワークシートのストーリーボード・ワークシート1を配ります。動画のストーリーボードには1、2があるので、それぞれ別の紙にプリントアウトしてください。

  • 生徒に、動画(のすじがき)をつくることを説明します。
  • 生徒たちー特に小さな子たちーは、ペアを組んでもいいでしょう。(生徒の片方が動画を演じ、もう一人がタイトルと、説明と、タグを発表します。パート2を参照)
  • それぞれの動画のアイコンの種類を見て、どういうものが説明します。
  • 生徒に、どの種類の動画をつくるつもりか聞いてみましょう。
  • おかしなコント。じょうだんを言ったり、ゆかいなものまねをしたり。
  • おたのしみ動画。本や映画、TVドラマや動画ブログの1場面を自分でまねしてみよう。
  • おもちゃレビュー。すきなおもちゃについて話して。
  • チャレンジ。見ている人にむかって、お題を出してみよう。
  • ハウ・ツーもの。きみがくわしいことについて、話してみよう。たとえばすきなゲームとか。
  • 自分の一日。毎朝やることや、今日なにがあったかを話そう。友だちにインタビューできたら最高。
  • ストーリーボードをざっとみて、使い方を説明します。
  • 動画の種類を決めると、動画の目指すところも決まります。動画を見る人のことについて考えましょう。だれが動画に興味を持って見てくれる?

小さな子たちは、動画のすじがきをつくるかわりに、(ホラーや幽霊やいろんな)ストーリーをつくることがありますが、それでもOKです。ですが、生徒たちに動画の方向性についてアドバイスすることはできます。いくつかヒントを置いておきます。

** はじめ **

  • 自己紹介
  • なんについての動画なのかを話す(テーマ)

** まんなか **

  • テーマについて、一番大切なポイントを話す(3~5くらいポイントがあれば十分)

** おわり **

  • この動画で、見た人がなにがわかったかを話す。
  • この動画を見た後で、見た人がなにをするといいかを話す。

ウォームアップ(もし授業が何回かに分かれる場合)

時間:5分

宿題として、生徒にあたらしい動画のストーリーボードを書いてもらいます。YouTubeで1から3個くらいの動画を、それぞれのはじめとまんなか、おわりに気をつけて見るように言ってもいいでしょう

パート2

ストーリーボード・ワークシート2の材料

ウォームアップ

インターネット上で動画はどうやって表示される?

時間:5-10分 めあて:生徒はYouTubeの検索機能に、ソフトウェアが使われていることに気づきます

グループで話し合おう もし、たとえば猫動画が好きだとすると、それをインターネットやYouTubeでどうやって見つける?

  • 好きな動画を一つみつけたら、同じテーマの動画をもっと見るのに、どうやってる?(たとえば猫動画)。
  • YouTubeが並べるオススメ動画に気づいたことある> どうやってオススメが決められているか知ってる?

アクティビティ

インターネットでの動画検索はどうなってる? 時間:10-15分 めあて:生徒は動画検索のアルゴリズムについてより詳しくなります。

  • ストーリーボード・ワークシート2を配ります。
  • 生徒に、動画のタイトルと、短い説明、いくつかのタグを書き込むように指示します。
  • タイトルは、面白そうな、内容がわかりやすいものが良いですね。
  • 説明は短くて大丈夫。一文で十分です。"タグ"がどういうものか生徒に説明しましょう。
  • "アルゴリズム"の考え方を紹介しましょう。生徒に、アルゴリズムが動画のタイトル、説明、タグを使って動画を検索していることを説明しましょう。詳細な理解にまで踏み込む必要はありません。考え方だけで十分です。
  • 生徒にワークシートの中身を書き込んでもらいましょう。
  • その答えについて、グループで話し合いましょう。生徒は「アルゴリズム」という言葉を書くのに手助けが必要かもしれません。
  • YouTubeが見ているのは、たとえばタイトルや、説明書きや、タグや、いいねの数や、再生数や、何人が最後まで見たか、コメントの数、視聴履歴などなど....

アクティビティ:動画の時間!

時間:20-30分 めあて:生徒(3、4名)に動画を演じてもらって、他の生徒からフィードバックをもらう

  • 動画を演じることについての、全部の手続きをざっとやってみましょう。
  • 生徒は"ライブ動画"を(一人あるいはペアで)演じ、他の生徒はそれを見ます。
  • 「いいね」をつけよう!

ペアでやるときは、生徒の一人が動画のタイトルを告げ、説明書きを読んで、タグをつけます(プロデューサー役)。もう一人が動画を演じます(パフォーマー役)。動画であることを示すために、特別に用意した背景(壁に模造紙を貼ったり)を用意してもいいですね。小さい子たちには、動画の枠としてダンボールを使ってもいいでしょう。

  • 動画がいつ始まったのかはっきり示しましょう。
  • はじめに、タイトル、説明書き、タグをつけて、導入のあとに動画を演じます(生徒がペアのときは、一人が導入パートをやって、もう一人がパフォーマンスパートをやります)。
  • それぞれ、パフォーマンスの後に、生徒に「いいね」をつけるように促します(マイナス評価はなしで!)。生徒にコメントもつけてもらいます(プラスの言葉を使うようにしましょう。かっこいい! すごい!)。その動画のタイトル、説明書き、タグの選び方について意見を交換してもいいでしょう。
  • たくさんの動画を一度にやらないようにしたほうが良いでしょう。生徒全員がやりたがったとしても、1日に1、2動画くらいで十分です。

ウォームアップ:さてお次は?

めあて:生徒はインターネット動画を計画する過程をレビューします。

生徒に、動画のストーリーボードの準備と「動画」のパフォーマンスについてふりかえってもらいましょう。どのパートが簡単で、どのパートが難しかったか聞いてみましょう。

さらなるアクティビティ

本当の動画を撮影してみよう

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