ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2016

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特別ゲスト

プレゼン大会に審査員として参加いただく特別ゲストの紹介です。おすすめ本を3冊、ご紹介いただいています。

大塚 弘記(おおつか・ひろき)さん

アジャイルソフトウェア開発を現場で推進するプログラマ。アジャイル開発の知識とGitHubを活用し,自動化(インフラ・テスト)・開発ワークフローの効率化を推進し、1日に何度も機能を安全にデプロイする開発体制の構築を企業やチームに導入した経験を豊富に持つ。2010年ウノウ(株)、2010年~12年ジンガジャパン(株)、2012年フリーランス、2013年(株)ミクシィ、著書「GitHub実践入門」など多数。認定スクラムマスター資格を保有。

大塚さんおすすめの3冊

ヘルシープログラマ

ITエンジニアが生産的で在り続けるために最も大切なものは健康的な体です。多くの人が腰痛、肩こり、眼精疲労、手首の痛み、頭痛などを経験があるのではないでしょうか?本書はこのような健康問題を回避し克服するアイデアとテクニックがプログラマ向けに紹介されています。

これだけ! KPT

KPT(けぷと)はチーム内で問題を解決していくようにできるシンプルで強力なフレームワークです。このフレームワークは個人的な問題や、あらゆる業種、業務においても利用することが可能です。多くの人がKPTをきっかけに問題を解決し、成長していく様子を今までに何度も経験しました。

テスト駆動開発入門

TDD(テスト駆動開発)の古典とも言える1冊。内容に時代を感じることがあるかもしれない。だが、TDDにおいて根底にあるプログラマの思考や基本的な過程は同じである。当たり前のようにソフトウェアの自動テストが書かれる今の時代だからこそ、テスト駆動開発を入門する人に手にとって欲しい1冊。

長田 絵理子(おさだ・えりこ)さん

2005年、株式会社ジュンク堂書店入社。池袋本店・コンピュータ書担当。配属当時はなじみがなさ過ぎるコンピュータ書の棚でしくしく泣いていましたが、今日も楽しく働いています。担当歴は今年で11年目(!)最初に仕入れを失敗した本は『Binary Hacks』(オライリー・ジャパン刊行)。

 

倉貫 義人(くらぬき・よしひと)さん

株式会社ソニックガーデン代表取締役。月額定額&成果契約という受託開発の新しいビジネスモデル「納品のない受託開発」を展開している。著書に『「納品」をなくせばうまくいく〜ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル』など。ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp/

倉貫さんおすすめの3冊

達人プログラマー システム開発の職人から名匠への道

本来の職人としてのプログラマのあり方、姿勢などを学ぶことができる1冊。これは技術書ではなく、技術者として生きていくため、達人になるための考えかたを記した本です。

私は社会人になって間もない時期に、この本に出会ったことで大変な影響を受けました。ここに書かれた具体的かつ実践的なアドバイスはプログラマとして熟達したいと願っていた当時の私にとって大きな指針となってくれました。

ピープルウェア ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

プロジェクトや組織のマネジメントをする立場になった人なら絶対に読んでほしい1冊。マネジメントに関するテクニックやメソッドではなく、その本質を学ぶことのできる本です。

達人プログラマを目指しながらも、ソフトウェア開発の世界に起きているプロジェクトの失敗や開発プロセスの理不尽さに疑問を持っていた時に出会い、感銘を受けたのがこの本です。ちょうどマネジメントの立場を任されつつあった当時の私の教科書になりました。

革新的ソフトウェア企業の作り方 Eric Sink on the Business of Software

この著者と同じプログラマ出身で企業経営をしている私にとっての経営指南書の1冊。急成長しない小さなソフトウェア会社でも幸せに働くことができるというビジョンを得た本です。

本書に書かれた内容は、会社の経営やマーケティングについてのことにも関わらず、プログラマにとっても読みやすく理解しやすいものになっているため、経営を考えるようになった当時の私にとって非常に参考になった本でした。