株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『思考の5分ドリル 3つの思考法と24のビジネスフレームワーク』を2024年10月11日に発売します。本書は、3つの思考法と24のビジネスフレームワークを身につけるためのトレーニングブックです。
誰でも賢くなれる、「思考」のトレーニングブック
頭がよい人は、「論理的に考える」「豊かな発想をする」「物事の本質をつかむ」といった能力に秀でていると羨ましくは思う人は多いかもしれません。しかしこれらの能力は、3つの思考法を学ぶトレーニングで誰でも身につけることができます。
本書は、「論理思考=ロジカルシンキング」(考える力、伝える力)、「水平思考=ラテラルシンキング」(自由な発想力)、「探究思考=クリティカルシンキング」(問題を解決する力)、この3つの思考法を身につけるためのトレーニングブックです。それぞれに役立つ24ビジネスフレームワークを、1問5分程度の問題を解きながら覚えることができます。解けなかった問題も、わかりやすく図解した丁寧な解説を読むことでしっかり身につきます。
▼3つの思考法
■論理思考=ロジカルシンキング
→対象を「広がり」・「深さ」・「並び」・「つながり」の切り口で整理するフレームワークを覚えることができます。
■水平思考=ラテラルシンキング
→対象を「ひらめき」・「ムリヤリ」・「マネ」の切り口で整理するフレームワークを覚えることができます。
■探究思考=クリティカルシンキング
→対象を「見える化」・「対比」・「思い込み」の切り口で整理するフレームワークを覚えることができます。
例題を解いてみましょう
ある学校では、ズボン・スカートからシャツを出して制服を着こなす生徒が増えており、見た目がだらしないため、先生たちは困っています。どうしたら生徒たちにだらしない着方をさせずに済むでしょうか?
▼回答案
3つの案を考えました。
だらしなく制服を着させたくない、それなら「風紀指導を徹底」すればいいでしょう。しかし、発想を転換して「シャツの裾に名前欄をつける」ことで、むしろ恥ずかしさから自発的にズボン・スカートの中に隠すようになります。ですが、そもそも「裾が出ても自然なポロシャツを制服にする」ならば、裾を出そうが出すまいがだらしなく着こなすことがなくなります。
1つめの考え方は「ロジカルシンキング(垂直思考・論理的思考)」、2つめの考え方は「ラテラルシンキング(水平思考)」、3つめの考え方は「クリティカルシンキング(探究思考・批判的思考)」です。
■書籍概要
『思考の5分ドリル 3つの思考法と24のビジネスフレームワーク』
著者:吉澤 準特
発売日:2024年10月11日
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
判型:A5・240ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798181998
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/26471
■目次
●Chapter 1 ロジカルシンキング
1-1 MECE
1-2 ベン図
1-3 MECEとベン図
1-4 ロジックツリー
1-5 ピラミッドストラクチャー
1-6 IPO
1-7 TOC
1-8 FABE法/BEAF法
1-9 PREP法/DESC法
1-10 親和図法
Column アローダイヤグラムとPERT図
●Chapter 2 ラテラルシンキング
2-1 ブレインストーミング
2-2 因果関係/相関関係
2-3 改善点列挙法
2-4 ECRS
2-5 SCAMPER
2-6 ミミック&ミメーシス
2-7 シネクテクス法(直接的)
2-8 シネクテクス法(擬人的)
2-9 シネクテクス法(象徴的)
Column シックスハット法
●Chapter 3 クリティカルシンキング
3-1 ヒストグラム
3-2 BATNA/ZOPA
3-3 Pros & Cons
3-4 Fit & GAP
3-5 ジレンマ
3-6 PAC思考
3-7 オッカムの剃刀
3-8 認知バイアス/行動科学
Column 認知バイアスと行動科学:24個
●Chapter 4 総合演習
4-1 ファントム需要に対処する
4-2 ヒット商品を生み出す
●Appendix 付録
各フレームワークの考える手順(早見表)
■著者プロフィール
吉澤準特(よしざわ・じゅんとく)
外資系コンサルティングファーム勤務。ロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングを組み合わせた「ビジネス思考フレームワークモデル」を提唱し、企業での研修や学校機関での講義を行っている。また、図解作成/文章術/仕事術/ファシリテーション/コーチングにも造詣が深く、関連するビジネス書籍を多数執筆している。SNS 上で多くのフォロワーに対してこうした情報を発信している。