株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』(洞田貫晋一朗/著)を2019年6月12日に発売します。本書は、日本の美術館・博物館の中で最大規模のSNSフォロワー数を有する森美術館が、これまで取り組んできた展覧会におけるさまざまなSNSの取り組みを紹介します。

■ 「撮影OK」の波がアートを変える――美術館も「観る」と「撮る」の時代に
シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略(翔泳社)

近年、日本の美術館でも「撮影OK」の展示や展覧会が増えていますが、この試みをいち早く始めたのは、現代アートを中心に扱う森美術館でした。

2018年の美術展覧会入場者数ランキング1位※となった森美術館「レアンドロ・エルリッヒ展」では、インパクトのある写真がSNS上に大量に拡散され、61万人もの集客につながりました。思わず撮ってシェアしたくなるような体験型の作品が、「撮影OK」であったことが、集客に大きく貢献し、展覧会を大成功へと導いたのです。

現在、森美術館は、およそ41万人という日本の美術館の中で最大規模のSNSフォロワー数を有しています。
本書は、森美術館のSNS担当者(中の人)である著者が、これまで取り組んできた展覧会におけるSNSの取り組みや、フォロワー数を飛躍的に増やした方法などを紹介しています。
現代アートにおけるプロモーションの最前線から、美術館やアートとSNSの関係までたっぷり楽しめる1冊です。

※『美術手帖』調べ


■書籍情報
『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』
著者:洞田貫晋一朗
発売日:2019年6月12日
定価:1,600円(税別)
判型:四六・192ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798160009

■目次
・イントロダクション 「レアンドロ・エルリッヒ展」成功の舞台裏
・第1章 「撮影OK」の波がアートを変える
・第2章 海外の美術館の最新SNS事情
・第3章 森美術館のユニークなSNS運用例
・第4章 「森美術館流」インスタ&ツイッター活用術
・第5章 テクニックよりはるかに大切なこと