- 夏休みの自由研究にぴったり、お菓子作りで実験に挑戦!
お菓子作りには「化学」が隠れています。お菓子を作る工程のなかで、焼き色がついたり、膨らんだり、固まったりするのは、化学の原理が働いているためです。それぞれのお菓子に隠れている原理を理解し、色や質感などの変化を観察しながら作ると、お菓子作りが、楽しい「実験」になります。
本書は、元理科・実験教室の講師で製菓も専門的に学ぶ著者が、おいしくて家庭でも作りやすい実験スイーツの作り方と観察のポイントを分かりやすく解説します。実験内容のまとめ方やお子さんと一緒に作る時のポイントなども掲載しているので、夏休みの自由研究にも活用できます。
琥珀糖やフルーツあめ、クッキー、マシュマロ、プリンなど……色・砂糖・空気・温度の4つのテーマにそった、少量から作れて、家庭で作りやすいレシピを紹介します。基本の材料は砂糖・卵・バター・小麦粉と手に入りやすいものばかり。すべての工程に写真を添えて解説しているので、初心者もチャレンジしやすい1冊です。
- 自然な色素でカラフルな琥珀糖を作ってみよう!(PART 1「pHによる色の変化」より)
宝石のような和菓子、琥珀糖を自然の色素で作ってみましょう。
酸性やアルカリ性を数値で示すpHによる色の変化や、砂糖が結晶化していく様子などを観察して楽しみましょう。
▼宝石みたいな「琥珀糖」の実験スイーツの制作ステップを動画で解説!
- たこ焼き器で簡単!フルーツあめを作ろう!(PART 2 「砂糖の溶解性と結晶化」より)
屋台でおなじみのフルーツあめを手軽におうちで。砂糖を加熱したり冷ましたり、状態の変化をしっかり観察してみましょう。
- この本で作るお菓子
PART1 自然のカラフルさ! 食べ物の色
色が変わるサイダー/ラムネ/琥珀糖など
PART2 甘さだけじゃない! 形と色を作る砂糖
フルーツあめ/オリジナルコーラ/クッキーなど
PART3 軽くてふわふわ 空気の使い方
メレンゲ/パウンドケーキ/マシュマロなど
PART4 熱い・冷たいおいしさ 温度を利用する
アイスクリーム/フルーツゼリー/プリンなど
- 書籍概要
著者:sachi_homemade
発売日:2022年7月6日
定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
判型:B5・136ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798172897
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/25046
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798172898
- 著者プロフィール
熊本大学理学部物質化学科を首席で卒業。民間の教育機関で働き、子ども向けに理科・実験教室の講師を務める。一児の母となった後、お菓子作りが化学と似ていることに気づき、お菓子作りにのめり込む。ウェブサイトなどでコラム執筆やレシピ提供を行う。
2022年製菓専門学校卒業見込み。
Instagram:@sachi_homemade