株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『発達障害フリーランス 属さない働き方のすすめ』を2022年8月29日に発売します。本書は、発達障害の人がその特性を上手に活かしてフリーランスとして生きていくためのコツや、フリーランスのノウハウなどを解説した1冊です。
■会社勤めに悩んでいる人必読!
発達障害の特性を持つ人は、得意と不得意の差が大きいことが特徴です。コミュニケーションが苦手だったり、不向きな仕事でミスをしてしまったりすることで、会社員として働くことに悩みを持つ人も多いようです。しかし、フリーランスという働き方であれば、その特性を活かしながら、自分が得意なことを追求して働くことが可能になるかもしれません。
本書は、ASDとADHDの発達障害当事者である著者が、自身の経験などを元に、発達障害の人がフリーランスとして働くための準備のしかたや注意すべき点、悩みやトラブルの対処法などを解説します。また、実際にフリーランスとして働く人の体験談なども掲載。
「フリーランスの働き方に憧れがあるけれど、秀でたものがない自分には無理だ……」と思っている人や「勢いで会社を辞めてフリーランスになってしまった」と言う人にも役立つ1冊です。
■発達障害を強みに変えて、フリーランスとして生きる(本書まえがきより一部抜粋)
僕自身がフリーランスとして働きながら、悩みを持つ多くの発達障害の方々に会うなかで、「実は発達障害の人は、特性を上手に活かせば会社員よりフリーランスに向いている人が多いのではないか」と感じる機会が非常に増えています。
なぜなら、発達障害を持っている人の多くは、会社員として働くと、協調性のなさや不思議な言動で周囲から正しく評価されないことが多く、自己肯定感が下がってしまいがちだからです。でも、発達障害の人の持つ特性は、見方を変えれば強みになります。
たとえば、「特定のことにしか関心を強く示さない」という特性は、自分にとって興味のある仕事であれば人一倍強い関心を持ちやすいとも言えます。「一つのパターンを繰り返すことを好む」という特性も、特定の作業であれば、飽きずに行えるという証拠でしょう。「他人と会話をするのが苦手」という人であれば、会社にいて四六時中誰かとコミュニケーションをとるよりは、プロジェクト単位で最低限のやりとりをすれば仕事が完結するフリーランスの方が本領を発揮しやすいはずです。
■書籍概要
『発達障害フリーランス 属さない働き方のすすめ』
著者:銀河
発売日:2022年8月29日
定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
判型:A5・152ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798176345
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/25243
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798176346
■著者プロフィール
銀河
ASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)の当事者。ASD 優位で空気を読むことが大の苦手。ADHD気質の物忘れや抜け漏れも多くある。現在は、企業の創業メンバー兼フリーランスとして活動中。
上智大学を卒業後、新卒で営業としてキャリアをスタートさせるも、集団行動や暗黙のルールへの理解、人間関係の面でうまくいかず、約1 年でうつ病を発症。当時の上司からは、「お前は宇宙人みたいだ」などと衝撃的な発言をされていた。
復職後は、人間関係や営業において独自のやり方を編み出し、営業成績2 位を収める。しかし、会社では孤立したままで、同僚や上司からもなかなか認められなかったことを歯痒く感じ、入社満3 年を迎えるとともに退社。
その後、前職の同期と共にCare Earth(株)を設立。自身ではフリーランスとして、コーチングや執筆業、営業フリーランス、発達障害の人のコミュニティ『D-Life コミュ』の運営など、幅広く活動を行っている。
著書に『「こだわりさん」が強みを活かして働けるようになる本』(扶桑社)がある。
Twitter:https://twitter.com/galaxy_career