エンジニアにとって新しい知識の源泉は数々あれど、書籍は非常に重要な手段の1つです。ですが、どうやって自分に合った本を選べばいいのか、良書と悪書をどう見分ければいいのか、といったことは悩みの種ではないでしょうか。今回、書籍『「技術書」の読書術』(翔泳社)から、多くの技術書を執筆し自身も読書家であるIPUSIRONさんが解説したパート「悪書・良書を気にする必要はない」と「レベル感の合った本を選ぶ」を紹介します。
IT業界のプロジェクトを成功に導くためのノウハウを網羅的に解説した書籍『プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本』(翔泳社)。著者でパラダイスウェアの代表取締役である橋本将功さんは、プロジェクトマネージャーが直面する課題として大きく3つ、「現場で使える知識体系がない」「無茶ぶりされる」「スキルの属人化」を挙げています。これらの課題を解決するために何が必要なのでしょうか。本書から、プロジェクトマネージャーが持つべきスキルセットと、プロジェクトの成功と失敗をどう定義すればよいのかを紹介します。
BtoBの製品を扱うIT企業では、マーケティング戦略においてビジネスと技術の両視点を取り入れなければなりません。顧客の課題をどう解決できるのか、そしてそのための製品は使いやすくコストは妥当なのかが顧客の関心事です。さらに、製品を導入することでビジネスの進め方が変化することも、顧客に受け入れてもらう必要があります。こうしたIT企業におけるBtoBマーケティングの特徴を、書籍『現場の事例で学ぶ!IT企業のためのBtoBマーケティング 技術・製品・サービスの魅力を確実に伝える方法』(翔泳社)から紹介...
新規事業やスタートアップにおいて、最も重要なことはプロダクトやサービスがPMF(プロダクトマーケットフィット)しているかどうかだと言われます。PMFしている状態とは「顧客のニーズを満たす商品で、正しい市場(潜在的な顧客がたくさんいる市場)にいること」だと、才流の栗原康太さんは著書『新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書』(翔泳社)で書いています。今回は、これまで数々の失敗と成功を経験してきた栗原さんがPMFするためのノウハウを解説した本書から、PMFの定義やPMF...
短期間の開発サイクルを何度も反復するアジャイルの現場では、ユーザーストーリーに基づく計画や頻繁に変更されるソフトウェアに適した効率的なテストを行う必要があります。現状のテストでは不充分だと感じている方や、テストの基本的な方法は知っている方でも、よりよい方法へ改善できるアイデアを試してみませんか? 今回は『ソフトウェアテストをカイゼンする50のアイデア』(翔泳社)の「Chapter 1:テストのアイデアを生み出す」から3つを紹介します。
一口にメタバースと言っても、プラットフォームによって必要な開発技術は異なります。例えばデスクトップアプリもあればモバイルアプリやWebアプリ、さらにVR機器のアプリで動作するサービスもあります。また、ほとんどすべてのサービスがゲームエンジンで開発されてもいます。今回はこうしたメタバースとその開発に関する基本知識を解説した書籍『図解まるわかり メタバースのしくみ』(波多間俊之、翔泳社)から、「第5章 メタバースを作るプログラミング」を抜粋して紹介します。
世界の名だたるテック企業が現在の地位を獲得できたのは、「人間を理解する──動向を知るために、大勢のデータを幅広く追跡、計測し、収集する──こと」こそが要因であると、データとAIの伝道師と呼ばれるバーナード・マー氏の著書『世界標準のデータ戦略完全ガイド』(翔泳社)にあります。今回は本書から、データ活用において最も重要な目的の1つ「顧客分析」について解説された「第4章 顧客を理解する」を紹介します。
システム開発において使われるようになってきたレジリエンスという言葉。「回復力」「弾力性」を意味し、ITサービスがシステム障害、災害、サイバー攻撃などにより誤作動や停止に至った際に、迅速な回復を図り、サービスを正常な状態に復旧する能力を指します。今回はレジリエンスのうち、異常や問題を発見するための検知策のルールを書籍『ITレジリエンスの教科書』(翔泳社)から紹介します。
ユーザーが意図しない登録や購入をさせる仕掛けである「ダークパターン」への忌避感が社会的に強まっています。一方で、国内の主要Webサイトの6割でダークパターンが確認されたという2021年の調査もあります。ユーザーを騙す狙いがなかったとしても、中長期的には顧客の信頼を失うなどリスクの高いダークパターンからは脱却しなければなりません。そのためにはまず、ダークパターンとはどんなものかを知ることが大切です。今回はUXライターの仲野佑希さんによる書籍『ザ・ダークパターン』(翔泳社)から、ダークパターンの定...
データに関係するビジネスはもはや存在しないと言える今、エンジニアであればたとえ専門領域でなくてもデータサイエンスの基本は知っておきたいところです。今回はその入門書『図解まるわかり データサイエンスのしくみ』(翔泳社)から、データと情報の違いやアルゴリズム、さらにデータ分析を楽しく学ぶ方法が解説されている「第1章 データサイエンスを支える技術~需要が高まる未来の必修科目~」を紹介します。
マーケターなら誰しも、データを読む力やデータから法則を見つけ予測する力といったデータリテラシーを身につけておかなければなりません。では、具体的にどのようにデータを扱えばビジネスに活かせるのでしょうか。最も間近でデータと向き合っているデータサイエンティストの考え方から学ぶのが近道かもしれません。今回は書籍『データサイエンティストの仮説思考』から、データサイエンティストのように考えるヒントの1つとしてデータを比較するときの方法を紹介します。
一般的なソフトウェアと違い、ゲームのUIはユーザーにワクワク感やドキドキ感、ときには適度なストレスを与えてユーザーのプレイ体験を最大していくことに心血を注ぎます。そんなゲームUIの開発現場ではワークフローの確立が課題となっていると言うのが『実践ゲームUIデザイン』(翔泳社)の著者、太田垣沙也子さん。今回は、バンダイナムコオンラインのプロデューサーでこれまでUIデザイナーとして活躍してきた太田垣さんのUIデザインに関するノウハウが詰め込まれた本書の中身を少し紹介します。
需要の高まるデータ×AI領域の人材になり、実際に転職をするには多彩な知識とスキルが必要です。統計学や機械学習、プログラミングやプロジェクト管理、環境構築やAPI開発など、いったいどのように身につけていけばいいのでしょうか。今回は『データ×AI人材キャリア大全』(翔泳社)で紹介されている7つのステップで描かれるロードマップの概要を紹介します。
この数年で働き方が多様になり、特にリモートワーク・在宅勤務が当たり前になったエンジニアの方も多いはず。一方、お互いが離れた場所で一緒に仕事をするという状況で、チームが安心して働くための心理的安全性をどう確保するか試行錯誤している開発現場も少なくありません。今回は書籍『心理的安全性とアジャイル 「人間中心」を貫きパフォーマンスを最大化するデジタル時代のチームマネジメント』(翔泳社)から、ワークライフバランスやコロナ禍以降の働き方について語られたパートを紹介します。
プロダクトの開発や運用ではビジョンを実現することが大切だとわかっていても、どうしても目先のことを優先してしまいます。ですが、社会に大きなインパクトを与えるようなプロダクトにはビジョン駆動型のアプローチが不可欠です。このマインドセットを身につけるにはどうすればいいのでしょうか。書籍『ラディカル・プロダクト・シンキング』(翔泳社)から、開発における罠とそこから抜け出すためにはどうすればいいのかが語られた序章を紹介します。